この人が自民党の歴史上最長の在任期間の幹事長とか、それ自体がこの党のおかしさを示しています。
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2021年6月1日の記者会見で、自民党の二階幹事長が
「ずいぶん政治とカネの問題はきれいになってきている。
このことはマスコミも一般国民のみなさんも評価していただいてしかるべきことだ」
と言い切ったというのですが、いつの比べてきれいになったんだ?!って思った市民がほとんどでしょう。
もしくは、二階氏だけが知っているかつての自民党って、今より汚いドブみたいな政党だったんだなあと。
自民党公認の河井案里氏の選挙犯罪についてさえ、「他山の石」と言い放った感覚のまま。
今まさに、菅原一秀・前経済産業相が選挙区内で香典などを配ったりしたとして公選法違反罪で略式起訴される見通しで、自民党を離党するだけでなく議員辞職もするだろうと言われている最中に、どうしてこういう発言が出てくるのか本当に理解しがたいです。
2019年の参議院選挙では、河井克行・案里夫妻が数千万円も使って地方議員らを買収しまくり、案里氏はすでに有罪が確定し、克行氏もおおむね事実を認めて判決を待つばかり。
しかも、その買収資金は、他の候補の10倍の1億5000万円の資金が自民党から案里候補に交付された、そこから出ているのではないかという重大な疑惑があります。
さらに、その1億5000万円が河井夫妻にわたった責任は安倍総裁と二階幹事長にある、と二階氏自身が認めざるを得なくなったばかりです。
克行氏は自身の刑事裁判で、買収資金は自民党からの1億5000万円から出したのではないと強弁し、あくまで自民党執行部をかばったのですが、では買収資金はどこから出たのかは解明していないし、逆に1億5000万円の使途については、いまだに自民党も河井夫妻も説明できていません。
つまり、二階幹事長自身が、河井夫妻の買収事件の渦中のど真ん中にいるのに、よく自民党は政治とカネの問題についてきれいになっただとか、マスコミや国民はそれを認めるべきだとか言えたもんだと思うんですよ。
さらに、安倍政権末期から菅政権にかけては、カジノ汚職で中国企業から自民党の秋元司衆院議員が逮捕・再逮捕され刑事裁判になっています。
さらに、2021年1月には菅総理の側近である吉川貴盛元農林水産大臣が、大臣在任中に大手鶏卵生産会社の元代表から現金500万円の賄賂を受け取ったとして、東京地検特捜部に収賄の罪で起訴されて刑事裁判になったばかりです。
これだけ、自民党の議員や大臣が刑事裁判になっているのに、自民党が政治とカネの問題ではきれいになった?!
昔、鳩山元首相が宇宙人だと揶揄されましたが、二階幹事長とも違う惑星に住んでいるとしか思えませんね。
安倍前首相の桜を見る会前夜祭の問題だって、政治資金規正法違反の問題ですから、まさに政治とカネの問題です。
二階幹事長はとぼけているのではなくて、本当に都合よくボケちゃってんのかと思うくらいですよ。
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二階氏、政治とカネ「ずいぶんきれいに」 野党は疑問視
2021年06月01日18時03分 時事通信
自民党の二階俊博幹事長は1日の記者会見で、同党をめぐる「政治とカネ」の問題について「ずいぶんきれいになってきている。このことは評価していただいてしかるべきだ」と述べた。
「カネを使って選挙をしたい人は誰もいない。少なくとも自民党の中にはいない」とも強調した。
ここ最近では、吉川貴盛元農林水産相が収賄罪で在宅起訴され、2019年参院選に絡む買収事件では河井案里元参院議員の有罪が確定、当選が無効になり、いずれも離党に追い込まれた。同党の菅原一秀前経済産業相は地元で現金を配ったとされる問題で議員辞職する方向で、実態と二階氏の認識にはずれがある。
立憲民主党の安住淳国対委員長は国会内で記者団に「耳を疑うような話だ。どこがどうきれいになっているのか、(国会の)政治倫理審査会に来て説明してほしい」と述べ、発言を疑問視した。
「ずいぶん政治とカネの問題はきれいになってきているんじゃないですか」(自民党 二階俊博 幹事長)
二階幹事長はこのように述べた上で、政治とカネの問題に対して「自民党は率先して真摯に向き合っていきたい」と強調しました。
一方、おととしの参院選をめぐる公職選挙法違反事件で河井案里氏が失職した他、菅原一秀前経産大臣も地元の行事で現金を配るなどの違法な寄付をしたとして、近く、略式起訴されると見られているなど、自民党議員による政治とカネの問題が相次いでいます。
また、二階幹事長は、立憲民主党の枝野代表が内閣不信任決議案の提出の可能性に言及していることについて「ただちに解散の決意はある」として野党側の動きを改めて牽制しました。
自民党の二階俊博幹事長は24日の記者会見で、2019年参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件に関し、党本部から政党支部に支出した1億5000万円について、「党全体のことをやっているのは総裁と幹事長の私だ。組織上の責任は我々にある」と述べ、当時党総裁だった安倍晋三前首相と自身の責任を認めた。17日には「関係していない」と自身の関与を否定したが、軌道修正した形だ。
1億5000万円は、党本部から河井克行元法相と妻の案里元参院議員が代表を務める政党支部に支出。17日の会見では、林幹雄幹事長代理が「当時の(甘利明)選対委員長が広島を担当しており、細かいことは分からない」と説明していた。しかし、この日の会見で、林氏は「甘利氏(の職務)は党の公認や選挙区調整が主だ。実際に支出には関与していない」と釈明。各種調査を踏まえて組織決定したとし、使途に関しては「買収資金に使われていないことは検察庁から書類が返ってきたら立証できる」と強調した。【野間口陽】
吉川貴盛元農林水産大臣が、大臣在任中に大手鶏卵生産会社の元代表から現金500万円の賄賂を受け取ったとして、東京地検特捜部に収賄の罪で在宅起訴されました。特捜部は吉川元大臣が心臓病のため入院し手術を受けたことなどを考慮し、逃亡のおそれは低く身柄を拘束する必要はないと判断したものとみられます。
収賄の罪で在宅起訴されたのは元農林水産大臣で自民党の衆議院議員だった吉川貴盛被告(70)で、広島県福山市に本社がある大手鶏卵生産会社「アキタフーズ」の元代表秋田善祺被告(87)も贈賄の罪で在宅起訴されました。
東京地検特捜部によりますと、吉川元大臣は大臣在任中の平成30年11月からおととし8月にかけて、秋田元代表から大臣室などで3回にわたって合わせて現金500万円の賄賂を受け取ったとして収賄の罪に問われています。
秋田元代表は養鶏の業界団体の有力者で、大臣在任中に現金を渡した際には「アニマルウェルフェア」と呼ばれる動物福祉の観点で国際機関が策定した家畜の飼育環境の基準案に農林水産省として反対することを要望していたほか、政府系の日本政策金融公庫の融資についても「養鶏業界が借りやすいようにしてほしい」などと吉川元大臣に依頼していたということです。
関係者によりますと、秋田元代表は特捜部の調べに対し「大臣在任の前後にも現金を提供し、去年までの6年間に総額1800万円を吉川元大臣に渡した」と供述しているということですが、特捜部はこのうち、大臣在任中の500万円が大臣の職務に関する賄賂にあたると認定しました。
特捜部は、吉川元大臣が心臓病のため入院し手術を受けたことなどを考慮し、逃亡のおそれは低く身柄を拘束する必要はないと判断したものとみられます。
吉川元大臣は調べに対し、大臣在任の前後にも現金を受け取ったことを認め、「現金の一部は会合費として使った」などと供述しているということですが、賄賂とされた現金500万円については「大臣就任祝いや政治活動を応援する資金だと思っていた」などと説明し、現金が賄賂だったという認識を否定しているということです。
一方、秋田元代表は現金提供について「違法性があると分かっていた。業界全体のためにしたことだった」などと供述しているということです。
このほか検察は、秋田元代表が実際には会社が購入した吉川元大臣の政治団体のパーティー券300万円分と河井克行元法務大臣の政治団体のパーティー券234万円分を複数の社員などの名義で購入したように装っていたとして他人名義での購入などを禁じた政治資金規正法違反の罪で在宅起訴しました。
吉川元農相「自分の認識をしっかりと説明」
吉川 元農林水産大臣は15日午後、事務所を通じてコメントを発表しました。
この中で、在宅起訴されたことについて「国民や地元の皆様に大変なご心配をおかけしてしまっていることを申し訳なく思っている」と陳謝しました。
そして、去年の年末に心臓病の手術を受けたとしたうえで「手術の前後も、当局からの事情聴取の要請に応じ、真摯(しんし)に自分の認識を説明してきた。今後法廷でも、自分の認識をしっかりと説明し、公正な判断を仰ぎたい」としています。
加藤官房長官「大変残念 コメントは差し控えたい」
加藤官房長官は、午後の記者会見で「大変残念に思うが、今後、公判を控えており、コメントは差し控えたい。政府としては、新型コロナウイルス対策などの諸課題について、国民の負託に応えるべく、全力で対応していきたい」と述べました。
一方、記者団が「農林水産省で調査は行わないのか」と質問したのに対し「必要な説明責任を果たすべく、適切な対応をとっていくものと承知している」と述べました。
野上農相「接待報道について事実関係の確認を指示」
野上農林水産大臣は閣議のあとの記者会見で、農林水産省の当時の幹部職員が業者側から会食接待を受けたのではないかと報じられたことについて調査するかどうか問われ、「報道があったため、国家公務員倫理法上の観点から事実関係を確認するよう指示し、現在、事務方が確認作業を行っている。速やかに行うことになると思う」と述べました。
自民 幹部 「政府・与党にとって追い打ちをかける事態」
自民党幹部は、NHKの取材に対し「吉川氏には、司法の場で事実を明らかにしてもらいたい。政府・与党にとっては、内閣支持率が下がっている中、追い打ちをかける事態だ。衆参両院の補欠選挙のみならず、各地の選挙にも影響が出かねない状況で、新型コロナウイルス対策で結果を出していくしかない」と述べました。
自民 河村氏「批判しっかり受け止め」
吉川 元農林水産大臣が所属していた、自民党二階派の会長代行を務める河村 元官房長官は、NHKの取材に対し「離党や議員辞職をしたとはいえ、政権与党の立場にいた人なので、政権に厳しい批判が来るだろう。批判はしっかり受け止めていかなければいけない。そのためにも、本人が『何が問題だったのか』を明確に説明する必要がある」と述べました。
立民 福山氏「当時の安倍政権による体質の問題」
立憲民主党の福山幹事長は、NHKの取材に対し「大臣在任中に、このように現金の受け取りがあったことは言語道断だ。こうした事態が引き起こされたのは、当時の安倍政権による体質の問題でもある。自民党では、政治とカネの問題が相次いでいて、菅総理大臣にも、自民党総裁として説明責任がある」と述べました。
立民 泉氏「国民の政治不信は広がっている」
立憲民主党の泉政務調査会長は、NHKの取材に対し「大臣室での現金授受は利益誘導であり、典型的な汚職だ。言語道断で、国民の政治不信は広がっている。議員辞職や離党で済むものではなく、吉川氏や自民党は真相を語るべきだ」と述べました。
立民 安住氏「経緯や背景など直接聞く機会必要」
立憲民主党の安住国会対策委員長は、記者団に対し「テレビドラマに出てくるような、わかりやすい贈収賄事件だ。大臣室で賄賂をもらったのだから、経緯や背景などを直接聞く機会が必要だ。吉川氏の大臣在任中に官房長官だった菅総理大臣にも連帯責任があり、国会で厳しく追及する」と述べました。
また安住氏は「健康上の問題があるとはいえ、在宅起訴で身柄を拘束されないということについて、国民が本当に納得できるのか。私は大変疑義がある」と述べました。
公明 石井氏「政治不信の払拭に努める必要」
公明党の石井幹事長は、国会内で記者団に対し「極めて遺憾だ。政権運営に影響がないとは言えず、与党として重く受け止めなければならない。しっかりと襟を正して、国民の政治不信の払拭(ふっしょく)に努める必要がある」と述べました。
維新 片山氏「大変残念 政治不信が増すだろう」
日本維新の会の片山共同代表は、NHKの取材に対し「農林水産大臣を務めた方が在宅起訴されるのは、大変残念で遺憾だ。また、政権のおごりや、ゆるみがなかったと言ったらうそになるだろうし、政治不信が増すだろう。現状では説明は不十分で、政治倫理審査会などで、もっと事実関係を明らかにしたほうがいい」と述べました。
共産 田村氏「国会で証人喚問を行い徹底究明を」
共産党の田村政策委員長は、記者会見で「体調の回復を待つことは必要だと思うが、いよいよ国会で証人喚問をやらなければならない事態だ。大臣という立場で行われた政治を金でゆがめるという問題については徹底的な究明を行うべきだ」と述べました。
国民 玉木氏「自民党長期政権のよどみ出ている」
国民民主党の玉木代表は、NHKの取材に対し「贈収賄で在宅起訴されたことは重大だ。大臣時代の職務権限に関わるものであり、畜産行政への信頼を大きく損ねる異常事態だ。お金で行政がねじ曲げられていないか、菅内閣にも説明責任があり、国会の場で説明を求めていきたい。自民党長期政権のよどみが出ている」と述べました。
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