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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

国立感染症研究所「移動の自粛が緩和されたあと、見えないまま続いていた感染が、全国に広がった」→全国1606人・沖縄100人・大阪255人など最悪更新し続けに←全部Gotoのせい。

2020年08月08日 | 自公政権の拙劣なコロナ対策

必ず来る安倍内閣総辞職のその日には維新ともさよなら。

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 私は今の感染者増について、中国型→ヨーロッパ型→東京型の第3波じゃないかって書いていたんですが、ある意味あっていて、ある意味間違っていたようです。

 国立感染症研究所は、国内で感染した人から検出されたウイルスの遺伝子を詳しく解析して、どう広がったのか分析した結果を発表しました。

 その解析の結果、国内では、2020年5月にいったん収束したと思われたウイルスによる感染が水面下で継続していて、6月中旬以降、再び顕在化したとみられることが、分かりました。

 それによりますと、3月中旬以降、国内に広がったウイルスは、中国 武漢からヨーロッパを経て入ってきた「ヨーロッパ系統」と呼ばれるタイプのもので、5月には、このウイルスによる感染はいったん収束に向かいました。

 ところが、6月中旬以降になると、各地で感染者の集団=クラスターが発生し、ウイルスを解析すると、いったんは見られなくなった「ヨーロッパ系統」のウイルスの遺伝子の一部が変異したものだったと分かったということです。

 そういう意味では大きな分け方をすると第3の型なわけです。

 

 

 私は感染力が強くなった分、弱毒化したのではないかと期待していましたが、他のいろいろな報告とおり、感染症研究所の遺伝子検査調査でも、コロナウィルスの病原性が強くなったり、弱くなったりする変異は確認されていないとしています。

 これは朗報でもあって、それでもこの程度の重症化率・死亡率で済んでいるということは現場で治療方法が確立しつつあることを示していますね。

 そして、ここからが重大な安倍政権の失政を示す部分なのですが、国立感染症研究所では、無症状か軽症の感染者による感染が水面下で続いていて、6月中旬以降は、同じ系統のウイルスによる感染が再び顕在化し、移動の自粛が緩和されたあと、東京だけでは収まらず、全国に広がった可能性があるとしています。

 やはり、安倍政権が6月19日から移動の自粛を廃止し、さらに7月22日からGotoトラベルキャンペーンを前倒しした暴挙のつけがいま出ているのです。


 8月7日は、全国で1606人の感染者の発表がありました。

 1日の感染者の発表としてこれまでで最も多かった7月31日の1580人を超え、過去最悪となりました。1日の感染の確認が400人を超えるのは8月1日以来で、1日の感染の確認が200人以上となるのは11日連続です。

 東京都は、7日、都内で新たに10歳未満から80代までの男女合わせて462人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

 沖縄県は、7日新たに100人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。沖縄県内で1日に発表された人数としては、これまで最も多かった8月4日の83人を上回って初めて100人以上となりました。

 これはもろにGotoキャンペーンのせいですよね。

 

 大阪府は7日、府内で新たに255人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。大阪府内で1日に確認された感染者数としては6日の225人を上回り、これまでで最も多くなりました。

 これはおおさかイソジンの会とイソジン吉村大阪府知事がGotoキャンペーンに加えて大阪独自の観光キャンペーンまで展開している悪政のつけが一気に出ている形です。

 そして、8月7日は、大阪府と神奈川県でそれぞれ2人、千葉県と長崎県、それに鹿児島県でそれぞれ1人の合わせて7人の死亡の発表がありました。

 政治が良ければ死ななくても良かったはずの方々が、この中に含まれていないと誰が言えるでしょうか。

 

 

 

国立感染症研究所がこの発表をした同じ日に、安倍首相は広島で、Gotoキャンペーンは継続すると断言したんですよ。

対策は、また「緊張感をもって注視する」だけ。

政治は人を殺すとはよく言ったものです。

沖縄の異常な数値は、米軍基地を放置してきたツケとしか言いようがないし。

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国立感染症研究所が分離した新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真=同研究所提供

 

 緊急事態宣言全面解除後の6~7月に国内で確認された新型コロナウイルス感染症の多くは、経済が本格再開するまでに収束しなかった感染者群を起点にしてクラスター(感染者集団)が発生し、全国に広がった可能性があるとの解析結果を、国立感染症研究所(感染研)がまとめた。起点となるウイルス株は3月に国内に流入した欧州系統のものとみられる。

 新型コロナウイルスのゲノム(全遺伝情報)は、約3万塩基の1本鎖RNA(リボ核酸)で作られている。感染研の病原体ゲノム解析研究センターは、国内患者3618人の検体を対象に、採取したウイルスのゲノム塩基配列のわずかな違いについて解析。7月16日までの結果から、現在の流行の起点は6月中旬に顕在化したクラスターとみられ、その後出張など人の動きによって全国に広まった可能性があるとした。

 また、現在の流行の起点となったクラスターのウイルスゲノムは、3月中旬に国内で確認された欧州系統のウイルス株から6塩基変異していた。新型コロナウイルスのゲノムは1カ月で2塩基のペースで変異すると推定されており、時期も一致する。この3カ月間に明確な「つなぎ役」となる患者やクラスターが確認されていないため、軽症や無症状など患者として見つけられないまま感染がつながっていたとみている。

 黒田誠センター長は「起点となるウイルス株は、3月に国内に持ち込まれた欧州系統のウイルス株につながっているとみられる」としている。

 ウイルスゲノムの調査は積極的疫学調査を支援するのが狙い。塩基の変異を足がかりに、ゲノム情報を基にしたクラスターを認定している。同センターは報告書でこうした分子疫学が「地域名や業種を特定して名指しするものではない」とした上で、「東京型、埼玉型といった地域に起因する型を認定するような根拠は得られていない」と指摘した。

 国内の新型コロナウイルス感染症を巡っては、1~2月に入った中国・武漢由来のウイルス株は終息し、3月に海外からの帰国者らが持ち込む形で国内に流入した欧州系統のウイルス株が流行を起こしたことが、同センターの研究で既に判明している。【金秀蓮】

 

 

【特集】資金と情報を独占する「感染症ムラ」 新型コロナウイルスと臨床研究

 感染研は7月16日までに、国内患者ら約3700人の検体からウイルスを採取し、ゲノム配列を解析。ウイルスは感染を通して少しずつ変異するため、それぞれの変異の仕方から、国内で感染がどう伝わったかを推定した。

 分析では、「欧州系統」のウイルスが全国各地に入り3月以降の流行を引き起こした後、対策により5月下旬にいったん収束に向かった。だが、6月中旬、3月の欧州系統ウイルスから3カ月分変異したとみられるウイルスが東京で見つかり、このウイルスから派生したとみられるウイルスも全国で確認された。

 約3700人分の検体からは、変異の途中段階のウイルスが見つかっていない。このため報告は、軽症や無症状の若者などの感染が水面下で続いていた可能性を指摘。経済活動再開後、「地方出張などが要因になって、東京では収まらず全国に拡散した可能性がある」と分析した。

 

 

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1 コメント

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努力が水のアベ (時々拝見)
2020-08-08 16:20:30
 見えないというよりアベ政権が見ようともしなかったからでしょうね。
 特に緊急事態宣言より前からの自粛努力が水のアベになってしまいました。地元、ほとんど町内の人しか来ない個人経営の食堂など、席の間を空ける、(子ども基準なら)禁酒等の感染防止策で良いんじゃない?と当時から思っていたくらいです。
 社員の方には気の毒ですが、いつも働いている社員の健康に気をつかわないブラック居酒屋、時々来る客の健康に気をつかうとは思えません。出てきて大声で話す客もいます。近寄らない方が身のためでしょう。
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