政府は25日の閣議で、新型コロナウイルス対策などを検討する「新型インフルエンザ等対策推進会議」の新たなメンバーを決定し、これまで議長を務めてきた尾身氏は退任することになりました。

新型コロナの感染症法上の位置付けが「5類」に変更されたことを受け、尾身氏が会長を務めていた分科会も廃止されます。

尾身会長は新型コロナの流行が確認されて以降、安倍・菅・岸田の3政権で政府と専門家の橋渡し役を担っていました。

また、閣議では、感染症の危機管理を一元的に担う「内閣感染症危機管理統括庁」のトップに、官房副長官の栗生俊一氏が就く人事も決めました。統括庁は9月1日に発足します。