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10日ほど前の
日本共産党の党首公選制騒動。一番の問題は志位和夫委員長と田村智子副委員長が自らの言葉で丁寧に説明しようとせず、「赤旗の論文にすべて書いてある」としか言おうとしない風通しの悪い体質だ。
という記事で触れた、日本共産党内部から党首公選制を訴えた松竹伸幸氏が共産党から除名されたそうです。
松竹氏が党首公選制に関する本を書き、記者会見したのがなぜ悪いのか、志位委員長が自らの言葉で語らずただ
「この問題については先日、赤旗に藤田編集局次長の論説が出ている。そこで述べられている通りだ」
「あの、この問題についての、わが党の見解は一昨日の論説に尽きている。論点はあそこに提示した通りだ」
と繰り返すばかりだった時点で、もう松竹氏を除名する腹は決まっていたのでしょうね。
要はリベラル左派市民からも総スカンを食うであろう除名処分について、志位委員長は手を汚したくないという事です。
シン・日本共産党宣言 ヒラ党員が党首公選を求め立候補する理由 (文春新書 1396)
共産党の党員数は約27万人。委員長は約200人で構成する中央委員会から選ばれ、一般の党員は直接関わらない。志位和夫委員長は2000年に就任し、20年以上にわたって在任し、選挙で負けても責任を取ったことはない。
松竹氏の除名処分については、小池晃書記局長が記者会見してこう説明したそうです。
「異論を述べたから処分したわけではない。異論を外から攻撃する形でやってきた」
「わが党はいかなる理由があろうと、憲法に保障された出版の自由は断固として守る立場だ」
と弁明し、ツイッターなどSNS上で共産党の今回の除名処分に批判が出ていることについては
「異論を排除するのかと心配されていると思うが、そうではないと丁寧に説明していく。
やっぱり党をしっかり守らないといけない。攻撃されたら」
と言ったんだそうです。
しかし、「憲法に保障された出版の自由は断固として守る立場だ」と言いながら、共産党に対する意見を出版したことを「異論を外から攻撃する形でやってきた」から除名するのですから、説得力ゼロです。
この人のパワハラも相当な事件だと思うが、一番軽い口頭注意処分だった。
日本共産党の小池晃書記局長によるパワハラ問題で、被害者のはずの田村智子副委員長が「パワハラを受けたという認識は全く持っていなかった」と記者会見で述べること自体がこの組織の問題を表している。
うちのブログは他の人がどう言っているかは全く関係ないと思っているので(笑)、あまり有名人の意見がこうだとご紹介することはないのですが、確かにツイッターには、良心的な識者からの共産党が松竹氏を除名したことへの批判が溢れていますね。
実際、私も党首公選制がどうかとか、松竹氏がどういう人物かについてはまだ確たる意見があるわけではないのですが、この共産党の専制支配的なやり方を目の当たりにしては、普段からよく頑張っていると今も評価している共産党に対する敬意の気持ちがかなり萎えました。
えぇ、……「分派活動」になるんですか、アレが。除名処分はやり過ぎだと思いますが。 / 共産が党首公選制主張の党員を除名へ 規約違反の「分派」と判断(毎日新聞) (Yahoo!ニュース) #NewsPicks https://t.co/4mXHjhgjrH
— 平野啓一郎 (@hiranok) February 5, 2023
松竹さんは石川康宏さんと僕の『若者よマルクスを読もう』の編集者として15年間伴走してくれた方です。組織改革を提言したら、いきなり「除名」処分というのは共産党への評価を傷つけることになると思います。再考をお願いします。 https://t.co/bGkLSsQwVq
— 内田樹 (@levinassien) February 6, 2023
松竹さんの「日本共産党の党首公選提言」を初めて知った時、私は逆に「え、今まで公選じゃなかったの?」とまず驚きました。
— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) February 6, 2023
民主主義や公正を掲げる政党なら、代表公選は当たり前だから。自民党ですら、決選投票持ち込み等の汚い手を使いつつも、一応は公選で決めています。https://t.co/7fUDLn98xo
(続き)今の日本共産党は、党員の一人が「党首は密室決議でなくオープンな公選で決めた方が時代に合っているのでは?」という、ごく普通の「提言」をしただけで「除名処分」にする組織なんですか?
— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) February 6, 2023
民主主義と公正の観点で、密室決議が公選より優れていると判断しているなら、それを説明すべきです。
共産党の党首公選を主張した松竹伸幸さんが除名(組織から排除)されたという。本当なら由々しきことだ。僕は党首公選は一つの意見だと思うが、それを受け入れなくとも日本政治の活性化のために共産党の進化は必要だ。志位さんや小池さんたちに思いを伺いたい。 pic.twitter.com/w5bcD74wNc
— 有田芳生 (@aritayoshifu) February 5, 2023
もちろん、日本共産党は資本主義社会を牛耳る資本家にとって最も恐ろしい共産主義を理念に掲げる政党で、戦前から本気で権力に対して抵抗してきた政党ですから、権力や社会からの攻撃に常に備えておかなければいけない必要性はよくわかります。
さらに、日本共産党が今の態勢になった1950~60年代に党内で武力革命路線の人たちを追い出すという大きな苦しみがあり、その後もその人たちと闘い続けなければいけなかったという歴史があるので、分派活動が一番共産党に危険だという経験と教訓を持っているのも知っています。
だからこそ、日本共産党規約にも確かに、「決定されたことは、みんなでその実行にあたる。行動の統一は、国民にたいする公党としての責任である。」(第3条2号)、「党内に派閥・分派はつくらない。」(第3条4号)
とか、
「党の統一と団結に努力し、党に敵対する行為はおこなわない。」(第5条2号)、「党の内部問題は、党内で解決する。」(第5条8号)
という規定がたくさんあります。
松竹氏は特にこの5条各号の規定に違反したとして除名されたのでしょう。
もっと違うところをブレずに貫いたらいいのに。
公安調査庁が日本共産党を「調査」しているのは自分の組織の存在意味がないのがバレないため。60年以上調査しても平和的な団体だという証拠しか出てこない共産党をいまだに調査していること自体が破防法違反だ。
公安調査庁発足以来67年間、一回も「破壊活動」をしていないと公安調査庁の調査でもはっきりしている日本共産党に、安倍首相が「現在も暴力革命の方針に変更はない」とデマ攻撃。
しかし同時に、日本共産党はその理念として最初に
「日本共産党は、日本の労働者階級の党であると同時に、日本国民の党であり、民主主義、独立、平和、国民生活の向上、そして日本の進歩的未来のために努力しようとするすべての人びとにその門戸を開いている。」(第2条)
と掲げ、
「意見がちがうことによって、組織的な排除をおこなってはならない。」(第3条5号)
とも明記しています。
私のような共産主義ではないけれども護憲派である無党派市民にとっては、日本共産党は政党としては一番頼もしい存在です。
しかしながら、無党派リベラルのかなりの部分の人たちが、今回の党首公選制・除名事件で二度と共産党に投票はしないかもしれないこと、野党共闘の再構築も大変困難になったことを、志位委員長ら執行部は覚悟しなければいけません。
まあ、残念の一言です。
立民・共産・社民・れいわが市民連合と政策合意に調印!脱原発・消費税減税も言い切り、護憲・辺野古基地反対・核禁条約批准・選択的夫婦別姓など自民党の総裁選候補者の公約の数万倍素晴らしい内容に!
ウクライナ戦争「どっちもどっち」論には道理がないとする日本共産党の立場は至当。侵略しているロシアの行為の違法性こそ著しく重大。そこから議論を始めない橋下氏らがロシア擁護派とされるのは当然だ。
日本共産党の選挙公約は、羊頭狗肉の岸田政権「新しい資本主義=成長も分配も」より1万倍素晴らしい。(1)新自由主義からの転換(2)気候危機の打開(3)ジェンダー平等の日本(4)憲法9条に基づく平和外交
志位共産党委員長の「北朝鮮にリアルな危険はない」「米国の戦争とイスラム国こそリアル」は間違っていない
追記 江川紹子氏も私と同じ規約の条文を指摘。
昨日、問題にされた本を急いで読みましたが、「なんでこれで除名?!?!」という内容。言論・表現の自由は民主主義の基本。共産党はすぐに判断を撤回した方がいい ⇒共産 委員長選ぶ「党首選挙」実施主張した党員 除名処分に | NHK https://t.co/Ku1Ro17h3H
— Shoko Egawa (@amneris84) February 7, 2023
〈日本共産党規約第3条
— Shoko Egawa (@amneris84) February 7, 2023
(五)意見がちがうことによって、組織的な排除をおこなってはならない。〉
これはどうなったのかな。 https://t.co/EwWRe9YVwQ
私個人としては比例代表や選挙区選挙で二度と共産党と書かない、共産党の候補者に投票しないということはありません。
しかし、記事の中でも書いたように、共産党への期待が大きく白けたのは間違いありません。
たとえば、大阪府知事選では元共産党参議院議員のたつみコータロー候補よりも、リアルでもお知り合いの谷口真由美さんを応援しようかなという気にもなります。
あと、松竹氏が除名されたことで、共産党内部で党首公選制などについて自由な議論がしにくくなったのだろうなあという事は大いに想像していて、大変危惧しています。
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処分は党京都府委員会などの名前で行われた。処分理由を記した文書では、松竹氏が著書で党首公選制を提唱したことや、党の安全保障政策を「ご都合主義」と論評したことなどを問題視。「派閥・分派はつくらない」「党の統一と団結に努力し、党に敵対する行為はおこなわない」「党の決定に反する意見を勝手に発表することはしない」との党規約に反したとしている。
松竹氏は6日、東京都内の日本記者クラブで記者会見し、「出版が分派活動で処分されるなら憲法の言論、表現の自由は死ぬ。こんなことを進める共産党だって滅びかねない」と指摘。処分を不服として、規約に基づき再審査を求めていく考えを明らかにした。
共産党トップの委員長選出を巡り党員投票による党首公選制の導入を主張している現役党員の松竹伸幸氏(68)について、所属する地区委員会が党規約で最も重い「除名」処分としたことを受け、松竹氏が6日、東京都内の日本記者クラブで会見し「除名処分は過去の歴史からも異常。党の改革がますます必要だ」と反論した。
松竹氏は共産党政策委員会の安保外交部長などを歴任し、かもがわ出版(京都市上京区)編集主幹を務める。
京都府委員会南地区委員会に所属していた1月に松竹氏は著書「シン・日本共産党宣言」(文春新書)を出版。同月19日、東京都内で記者会見を開き、党トップである志位委員長の在任期間が20年以上であることを「国民の常識からかけ離れている」と批判し、党員投票による党首公選制を導入するよう訴えた。これに対し地区委員会は2月5日、除名処分を決定。京都府委員会が処分を最終調整している。
松竹氏はこの日の記者会見で、除名について「分派はこじつけにしかすぎない。ただ本を出すことが分派活動なら、憲法の言論や表現の自由が党員には許されないも等しい」と訴えた。
共産党機関紙「しんぶん赤旗」は21日付で、藤田健編集局次長名の論説で「『党の内部問題は、党内で解決する』という党の規約を踏み破るもの」などとして松竹氏の言動を問題視した。
松竹氏のブログによると、所属する京都南地区委員会から一連の言動に関して「規約に反しているので調査する」との指摘があり、5日の地区常任委員会で「除名」処分が決まった。処分を正式に承認する京都府委員会の会議は6日に行われる見込みだという。
共産の政策委員会の安保外交部長も務めた松竹氏は「シン・日本共産党宣言 ヒラ党員が党首公選を求め立候補する理由」(文春新書)の著者として注目され、1月19日の記者会見でも持論を披露していた。
これに対し、機関紙『しんぶん赤旗』は1月21日付で「規約と綱領からの逸脱は明らか」との反論記事を掲載。松竹氏が現実的な安全保障政策への転換を求めたことについても、党が掲げる「日米安全保障条約廃棄」「自衛隊解消」に反すると退けた。志位和夫委員長は「論説に尽きている」などと赤旗に同調する考えを示している。
共産党は5日、党員の直接投票で党首を選ぶ「党首公選制」導入を求めている現役党員でジャーナリスト・編集者、松竹伸幸氏(68)を党規約上最も重い「除名」処分とする調整に入った。党関係者が同日、明らかにした。松竹氏の著書での主張などが「分派はつくらない」とする規約に違反すると判断したとみられる。
松竹氏は1月に出版した著書「シン・日本共産党宣言」(文春新書)で、党内論争の可視化のため党首公選制の導入を求め、党首選が実施されれば自ら立候補するなどと主張した。同月19日には東京都内で記者会見し、志位和夫委員長の在任期間が22年を超えたことについて「国民の常識からかけ離れていると言わざるを得ない」などと批判。党内外で話題を呼んだ。
党本部はこうした松竹氏の言動を問題視した。2日後の21日付の機関紙「しんぶん赤旗」で藤田健編集局次長名の論説を掲載し「異論があれば党内で意見をのべるということを一切しないまま、『公開されていない、透明でない』などと外からいきなり攻撃することは、『党の内部問題は、党内で解決する』という党の規約を踏み破るもの」などと指摘した。志位氏は23日、「論説は的確な内容だ」と記者団に述べた。
これを受け、松竹氏が党員として所属する京都府の南地区委員会は2月2日に松竹氏に対する聞き取りを実施。「民主集中制」を原則とする党が認めていない「分派」活動を行っていると判断し、5日に除名処分を決めた。近く党京都府委員会で承認され、正式に処分が決まる見通しだ。
松竹氏は1974年に共産党に入党し、国会議員秘書や党政策委員会の安保外交部長などを歴任。現在は京都市の「かもがわ出版」の編集主幹を務める。6日に都内で記者会見を開き、処分についての見解を述べる予定だ。【古川宗】
「共産党滅びかねない」 党首公選主張・松竹伸幸氏、除名処分に猛反発「言論の自由死ぬ」
自らの著書「シン・日本共産党宣言──ヒラ党員が党首公選を求め立候補する理由」(文春新書)で、共産党で党首公選を行うように求めている現役党員の松竹伸幸氏(67)が、党の規約上最も重い「除名」の処分を受けることになった。小池明書記局長が2023年2月6日の記者会見で明らかにした。規約では、1950年代に党が分裂した「50年問題」を背景に、「党内に派閥・分派はつくらない」と明記されている。今回の党首公選の主張や、著書の出版が分派活動とみなされた。
この日、東京・内幸町の日本記者クラブで書籍の出版会見を開いた松竹氏は、除名問題に言及。処分は不当だとして、「出版が分派活動として処分されるのであれば、憲法の言論・表現の自由は死ぬし、そんなことを進める共産党だって滅びかねない」と主張。党規約に基づいて再審査を求める考えだ。
出版で「党員に同調を呼びかけている=分派活動」と主張
松竹氏によると、松竹氏が党員として所属する京都府南地区委員会から1月25日に呼び出しの電話があり、2月2日に聞き取り調査が行われた。その結果、松竹氏が「分派」活動を行っているとして、5日に除名処分を決めた。処分は党京都府委員会などの名前で行われた。
共産党は、1月21日に機関紙「しんぶん赤旗」に「規約と綱領からの逸脱は明らか ――松竹伸幸氏の一連の言動について」と題した論説記事を掲載して松竹氏の主張を批判。ただ、志位和夫委員長は記者会見の場で「そこで述べられている通り」などと述べるにとどめ、自分の言葉による説明を避けてきた。 赤旗の論説記事では、党首公選制の主張を「松竹氏自身も同意したはずの党規約に違反する行為」と非難する一方で、分派活動に当たるという具体的な指摘は避けてきた。だが、地区委員会は「この本を出して、党員に同調を呼びかけている」、つまり分派活動を行っていると主張したという。松竹氏は、この処分は赤旗記事との整合性がとれない「こじつけ」だと非難した上で、規約の解釈にも問題があると主張した。
党員に対する処分を定めた第50条では、
「党員にたいする処分は、その党員の所属する支部の党会議、総会の決定によるとともに、一級上の指導機関の承認をえて確定される。特別な事情のもとでは、中央委員会、都道府県委員会、地区委員会は、党員を処分することができる」
とある。松竹氏に対する処分は、「支部の党会議、総会の決定」を飛ばして、後段の「特別な事情」を適用して、支部の上にある京都府委員会が決定する見通しだ。松竹氏は、この点を
「本来は、支部が崩壊しているような事情を『特別な事情』というはずなのに、支部に任せれば除名処分を決めることができないという判断で規約をゆがめたという点でも、大変重大な問題」
だと批判した。
「出版が分派活動として処分されるのであれば、憲法の言論・表現の自由は死ぬ」
処分の見通しが報じられてから、共産党を批判するツイートが相次いでいる。無党派層を中心に支持者離れが加速するとみられ、
「出版が分派活動として処分されるのであれば、憲法の言論・表現の自由は死ぬし、そんなことを進める共産党だって滅びかねない」
とも話した。
規約第55条には
「被除名者が処分に不服な場合は、中央委員会および党大会に再審査をもとめることができる」
とある。松竹氏としては、24年1月に行われる見通しの党大会で再審査を求め、同時に党首公選についても議決に持ち込みたい考えだ。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)
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松竹伸幸さんが、自分に迫ってきて、下されるかもしれない処分について、ブログで「松竹処分」ということばを使ったとき、不謹慎にも、語呂がいいな、これは流行りそうだ、歴史に残りそう、と思った。
まあ、共産党が、処分は下さないのではないか、と、どちらかといえば、ぼくは思っていた。
ぼくは、宮武さん、kojitakenさんのブログと同じく、毎日、松竹さんのブログをみていた。毎日見ているのは、この3人。松竹さんのブログには、なにか、きくべきものがあると感じていたからだと思う。そして、このところ、共産党の党首公選の提起についてのブログと、マスコミをまきこむ、いうなれば個人運動の展開は、みごとなものだったと思う。
思いつきだが、もしかすると、「党首公選」、流行語大賞の候補になるかも。ほんとに、なっちゃったりして! まさか「松竹処分」が流行語賞にはならないと…思うけど…(笑)。
松竹さん、ブログは、基本的に、まいにち記事を書く。記事は、長くはない。1、2分で目を通せる分量だ。むずかしい言葉は使わない。そして、持続的に、問題を提起して深める。けっして嗔らず。いつもしずかに語る。反論には、相手の論理をふまえながら返す。だから、反論するには、議論が必要になる。議論しなければ、進めない。そう相手も思うし、読者も思うように書く。議論すれば、土俵を共有せざるをえなくなる。
そうした論の進め方は、毎日、一手一手を指して相手を詰めていく、棋士に似ている。しかも、ひら党員で、党首になります、という、ドンキホーテというか、騎士でもある。この棋士にして騎士は、検討使のキシだめさんとは、対極に位置する。
だが、共産党の志位さんは、党首公選を検討さえしてくれなかった。まあ、それは、ありうる話だと思う。しかも、下からの強手を繰り出す松竹棋士とは、対局しようとしなかった。対局しないで、事態の動向への検討が遅れた末に、においがきつくなって、松竹は処分するのが沈静化の道だと思ったのだろうか。これは、松竹さんが、そこまで共産党をおそれさせる力があったということなのかもしれない。だけど、党首公選を否定するのに、除名するしか、やり方はなかったんだろうか? そこが、疑問
だなあ…。
少数意見を尊重するのが、民主主義だって、言ってたよね、共産党。こんな感想をツイッターでみかけた。同じように、ぼくは思う。「下剋上できないんだね、共産党」。
下剋上というと、叛旗を翻すことに、なってしまうんだろうか。
そして、マスコミを動かすことのできる、これまで積み重ねた活動展開をベースにできる強みはあるにしても、ひとりの個人が、おおきな組織に物を言いながら、組織をよい方向に向けていくと信じる声を、持続的にあげていく。そこで共感をえるものがあるから、松竹さんの訴えは、ひろがりをみせてきたのではないか。それは、ひとりの個人運動としても、分断化された社会のなかでも、ひろがりのある運動ができることの、まれなことかもしれないが、好例のように思う。
なかなか党勢は拡大しない。立て直したい。志位委員長は、そう思っているだろう。それに対して、もう20年もやっている。変わる共産党をみせるのは、新しい顔のもとで。そう考えるひとも少なくないようだ。志位さんは、立派なことをやってきた。野党共闘・野党協力が実現した、そのドラマには、トップとして、勇敢な決断があった。見事なリーダーを共産党は持った。とても素敵なことだ。それは、市民の声、国民の声を聴く力を、志位さんが持っていたからだ。
党首公選を軸にした松竹さんのいろいろな問題提起には、すべてに賛成はしないものの、考えるべきことがある。そう考える(野党系)無党派層は、少なからずいる。党員のなかから聞こえる声もある。それには限らないが、そうした声をどうひろい上げて、あたらしい、良心的な市民それぞれの声を反映させて、ともに歩んでいける党をつくるのか。共産党さんには、それがいまくらい問われているときはない。松竹処分は問題ではないか、という声も上がるだろう。そうした意見や、党首公選論について、分派に与した議論だ、等々というふうに、議論ができなくなることにならないことを希む。そして、それを、市民社会のなかで、考えてほしい。そう望む。
志位さんにも、いつかは引退のときがくる。そのとき、誰が党首になるのかはわからない。東京に住む私は、参院選で、松尾明弘か山添拓かを、最後まで迷った。最後は、松尾は当選できないだろうと考え、山添さんは、近い将来、共産党の幹部としてすぐれた活動をしていくためには、東京で圧勝できる力をもつことが基盤になる。そう考えて、山添に入れた。いつも共産党に入れるわけではない。立憲や社民にも入れる野党系無党派の意見である。いや、通常行動はノンポリといったほうがいいかもしれない。えらいことなど言えるような人間でもない。ただ、ちょっと書きたくなって、筆を執った。(おわり)
安倍一強の後遺症で、自民党が人材枯渇ボロボロになっている時に、自壊みたいなことをやってどうするんでしょう?少しは、票を増やす方法≒支持してくれそうな人の気持ちを考えてほしいものです。プンプン。
[きづのぶお]
この件、志位独裁(?)を維持するために、党首公選制を主張した党員を問答無用で除名したかのように、ネトウヨや反共カルトの人たちが大喜びで喧伝してるけど、全然そんな話ではない
・
松竹氏は「党首公選制」だけではなく「安保条約堅持」と「自衛隊合憲」を党の「基本政策」にしろ、と主張していた。共産党の根幹を揺るがす政策変更を、規約と綱領から逸脱したやり方で主張したら、それは大問題になるだろうし、本人も除名処分は承知の上だったのでは?
[neko@自民党の改憲草案は統一教会の教義@日本会議知らない人はググって!]
正確には、「日本共産党の政策とは正反対のことをずっと主張し、ネトウヨ系媒体にも登場して日本共産党を叩きまくっていた人が規約に基づいて除名された」ということみたいですが・・・・
[WADA_version3]
開示請求の鬼という別名を持つ。2015〜党員だったが、除名もしくは除籍されたそうだ。しかし正式通知は来ていないんだそう。以下
・
私の姿勢。
1)松竹の除名は当然である。
2)1)に便乗した,ためにする批判には同調しない。
3)しかし1)に便乗した盲信による虚偽の主張は厳しく批判する。
・
綱領に反する主張を勝手に出版という形で公表したら、処分は免れない。「分派」というより「反党行為」だろう。しかし,綱領と規約は分けて考えられるべきで,規約の非民主性については強く糾弾される必要がある。
・
私は日本共産党の綱領は100%支持していますよ。共産主義の実現も疑わない。その綱領が厳重に否定するソ連型官僚主義を,当の日本共産党がやっているから厳しく糾弾するのです。
("民主主義的な変革は、労働者、勤労市民、農漁民、中小企業家、知識人、女性、青年、学生など、独立、民主主義、平和、生活向上を求めるすべての人びとを結集した統一戦線によって、実現される。"(日本共産党綱領))
・
政党なので,A)政策についての不一致,B)党内手続きについての不一致,は分けて考える必要がある。安保条約容認論のようなAの場合は,それは支持者への裏切りになりますから厳しい処分は当然。問題はB。
・
[民主集中制」がやり玉に挙がるけども,日本共産党の問題点はそこではない。民主集中制のもとでも風通しのよい組織は十分可能なのに,現状は官僚主義に陥っている(ソ連を批判する綱領に反する)。そして,処分対象者に対する適正手続がなされないこと。
・
私が問題にしているのは,「党大会を経て中央委員会総会で選ばれる委員長」ではなくて,民主的プロセスなしに選ばれてずっと居座る党専従という官僚システム。日本共産党にはびこる官僚主義に対しては,おそらく多くの反共主義者(=商売人)よりも,私の憎悪のほうが大きいだろう。
・
私は志位和夫が20年トップに居座っていることはそんなに問題だと思ってない。志位・小池にはもう解決能力(=自浄能力)は残ってませんが。負け続けることも,日本の反共の土壌ではやむを得ないこともあります。むしろ某党で負けた途端泉が出てきて方針転換,のほうがヤバイ。問題は民主主義は手続きによって担保されるということです。
・
この人(松竹氏)はよっぽど立ち回りがうまかったようで,「議会と自治体」(共産党が発行する雑誌)に意見を載せたというのだけど,それだけで私から見たら信用できない。私の意見なんか大会への議論集にすら掲載拒否ですよ。
・
「議会と自治体」に掲載された意見(それも規約ではなく綱領に反する内容)をめぐって,というのだけど,なんでそんな暴論を掲載したんだ。党執行部も本人も,処分まで見据えた上で「やらせ」的にGoを出したんじゃないのか?普通の党員なら掲載に至りませんよ。
・
なので,私はこの松竹という人物を一切信用しないし,連帯もしません。規約に異論を唱えたというなら,連携の道もあったけれども,綱領を真っ向否定しておいてその政党に所属をつづけたい,なんて虫のいい話はない。
・
この辺,もう就職先(極右媒体)を決めた上での行動にしか見えない。「元共産党」の看板は売れるらしいです。
➡️ この名前に聞き覚えがあったので検索してみたら。。。
https://www.a-takamori.com/amp/200405
4月3日、衆議院第2議員会館の多目的会議室で集会があった。
「国際人道法違反を裁けない日本の法体系を考える集い」(主催=国際刑事法典の制定を国会に求める会、代表・伊勢崎賢治氏、事務局長・松竹伸幸氏)。
山尾が呼びかけ人、玉木、山本太郎、海江田、中谷元などが参加。
私の記憶では、松竹氏は他の参加議員には謝意や賛同を示していたが、山本太郎だけはガン無視してたなwww
長くなりついでに蛇足。
[mold]
こたつぬこ『志位さんに媚びを売ってる限界知識人のみなさんより、われわれ政治学者、社会学者の方が力がありますから。舐めるなよ』
何でこんなに偉そうなの?
ヤケクソついでにもうひとつ。
大阪知事選について
[WADA]
私は谷口が「後から出てきてリスペクトを欠く」ことに激怒しているのです。政党が逆でも同じです。そして,リスペクトを欠く行為を,「敵を倒すために」正当化することにもうウンザリしています。
・
「府知事選で勝つために谷口支持するのが唯一の正解」を押し付ける人とは,私はもう接点を持ちたくないね。支持者・支援者を,指示さえすればどうにでも動かせるヘータイとみなす価値観は,アベスガキシダや維新と同じものだ。そんな馬鹿につきあうヒマはない。
あくまでリベラル系有名人がやはりこういうこと言ってました、ってことです。
失礼ながら、その方たち、どなたも知りません(きづさんて方は微かにみたことあるお名前かもですが。。。)
そして、新たにまたこの有名人がやはり共産党に考え直せと。。。
江川紹子氏 共産党員・松竹伸幸氏の除名処分を疑問視「すぐに判断を撤回した方がいい」
東スポWEB
ジャーナリストの江川紹子氏が7日、ツイッターを更新。共産党員の除名処分に疑問の声をあげた。
共産党は6日、党員の直接投票で党首を選ぶ「党首公選制」導入を求めた現役党員でジャーナリストの松竹伸幸氏に対し「分派はつくらない」とする規約などに言動が違反したとして除名処分とした。
松竹氏は志位和夫委員長の在任期間が22年を超えたことを受け著書「シン・共産党宣言」の中で党首公選制などの導入を求めることをつづっている。
江川氏はこの報道を受け「昨日、問題にされた本を急いで読みましたが、『なんでこれで除名?!?!』という内容。言論・表現の自由は民主主義の基本。共産党はすぐに判断を撤回した方がいい」と訴えた。
続けて「〈日本共産党規約第3条(五)意見がちがうことによって、組織的な排除をおこなってはならない。〉これはどうなったのかな」と党の規約を紹介し今回の措置を疑問視した。
共産党の小池晃書記長は6日の会見で「異論を言うことは規約上許されている」「党の中で意見を述べることなく突然攻撃してきたことが理由だ」と説明している。
Twitterでも元共産党員のプロフィールの人、「元だからわかる、私知ってる、すごいでしょうと多少優越感含みの被害者目線も入れて共産党を批判すると、読む人に、元が批判してるんだから、という気にさせる。
だからこそ執行部は慎重に利口にならないといけないんでしょうけど。
また、本記事の趣旨とはずれますが、
多くの大阪民の悲願である維新駆除よりも、共産党を潰すことのほうを優先させたい勢力がある限り、大阪は壊れる一方。
なぜかくも共産党を潰したいかというと、表向きには反共とか共産主義を警戒しているように見せかけて、本当に恐れているのは自分らの不正を民衆に気づかれることだと思う。(実際、現代の日本の状況で「共産主義」が実現するなんて、誰も思ってない、党の人ですら思ってないと思う。そうなってほしいと思う人でも実現はあり得ないと思っていると思う)。彼の人たちが警戒するのは「共産主義」じゃなくて、人々が自分たち権力者の不正からくりに気づいて声を上げることだと思う。その苦しい立場の人々を助けて気づかせようとするから共産党やれいわ、社民を潰したいんだと思う。彼らが一番恐れているのは「共産」や「主義」じゃなくて、人々が不正、支配のからくりに気づくこと、だから潰そうとする、時にあからさまに、かつ巧妙に。
そもそも中国やソ連ロシアに抗議してきたのは日本共産党しかないじゃないか。福島原発の電源喪失爆発事故も、物理専門家の吉井議員の国会質問での提言を、共産党だからと政府もマスコミも小ばかにして取り上げなかった結果。
名もない党員の人たちは地域の困ってる人のために頑張っておられる。自分は党としての勢力を大きくしてほしいとも思わない、弱い小さい立場におかれた人の声を議会に届けるため発言力を増すために議席が多くなってほしいとは思うが。
だから谷口氏の出馬で吉村が有利になって、辰巳さんが落選したとしても、辰巳さん自身は何の痛手もない。今までどおり、バッジがあろうとなかろうと、困った人の声を聞いて奔走することにかわりはない、損も得もない。辰巳さんが落選してえらいことになるのは、一般の大阪民。
谷口さんを立てたアップデートの関係者に自民党西村の後援会長がいるという。アンジェスの森下も。森下は阪大の人、谷口さんもたしか阪大で講義を持っていた。兵庫知事の斉藤元彦と同じにおいがするので、支持しない。大阪の共産党は、維新駆除という悲願のためには自分を捨てて自民候補を応援してきた。かつて自分も目をつぶって柳本と書いた。谷口さんが出馬要請に応えたことで、国自民・維新と近い府自民に比べたら雲泥の差とはいえ、市自民北野さんを応援する気持ちもだだ下がり。かといって三浦瑠麗ご推薦の横山なんぞには入れませんが。横山のお父様は前三豊市長で比較的まともだった、たしか宏池会の方。大阪としては維新-菅より岸田のほうがまし。悪党どもがくんずほぐれつ。
まあ結果は、大阪の場合、創価学会様次第だと思います(あっさり)。
とりあえず、アンジェス森下がアップデート大阪に入ってたら大スキャンダル、天と地ほど変わってくるんですが、どこかにそれがわかる資料ありますか?
SF映画トータルリコールで、敵の最奥部まで入り込むためにそこまでするのかと言うのを見ているので、外から報道されたものだけで判断できない。
ただこれほどの頑なさを見せられると、いかに有能でも過半数を取るのは、私の完成からすると御免したい。
西村やすとし【後援会行事大阪康風会主催「特別セミナー」】に、森下氏がパネラーとしてお招きされていたのと、【大阪康風会「飛躍の集いセミナー」のご案内】というのには、発起人として森下氏の名前があります。
西村くんならムベなるかなですね笑笑
それにしてもアップデート大阪のやり方は、維新の別働隊ではないか、たつみコータロー潰しではないかと疑われても仕方ないやり方です
谷口さんが断ってくれたら問題なかったのに、受けてしまうとは、むしろ谷口さんにがっかりしているのが本音です
大阪市長候補が谷口真由美、府知事候補がたつみコータローなら文句なしだったのに
谷口さん、女を下げたなあ
まあよい。
私は江川紹子なんか全然買ってないし、信用もしてない。オウムの時は毅然としていたけど、ご意見番的ポジションを築いた現在、特に公正でも反権力でもなく、むしろ原発やコロナなどの問題では “アッチ” 側に立って、弱者を嗤う姿勢を感じる。
長々と「無名」(管理人氏の曰く)の人たちのツイートを貼り付けたのは、松竹除名の話をそのまま受け取ってよいかどうか疑問に思ったからだ。
なんか松竹氏本人やその周りの人々がうさんくさい。
共産党批判の本も他の人と2冊同時発売だし、有田芳生やこたつぬこらの共著も入れると3冊ほぼ同時だ。
こたつぬこって連合(=立憲右派国民自民)の手先じゃないですか。そしてこの1ヶ月くらいは恒例の山本太郎攻撃も休止してw共産党叩きに忙しい。
ただ河野太郎のブロックのように即刻除名って悪手で、実にセンスがない。結局、松竹氏はそれを見越していて、ことは彼の思惑どおりに進んだんじゃないか。
私は共産党によく投票するが、別に党員でも支持者でもない。
共産党のスキャンダルといえば、まず共産党草加市議のパワハラと不倫問題だ。見かねた共産党市議数名がこの件を上部に告発したが放置され、その後嫌がらせを受け、離党して立候補したという件。
次に10年ほど前、板橋区議員だった松崎いたる氏が区の施設で職員による不正が行われ、それを区と、共産党を除く区議会ぐるみで隠蔽していた点を追及していたら、途中で党の態度が急変し除名された件。(ただこの人は放逐された悔しさのあまり、ネトウヨ化したのが悲しい😭)
最後は私の体験だ。前の居住地で、私の町会で民主的手続きを踏んだ上である決議を行なったが、利権を持つ一部の人間が共産党に駆け込み虚偽の訴えをし、共産党が議会でずっと認可しないよう妨害していた件。
バーーーーーカ😡! 何がルンペン・プロレタリアートの味方じゃ⁈ おまいらがこきつかっているの、ほとんど東京土建のジーサンバーサンじゃないか!
ま。
これはやはり内部から改革を求めて突き上げる人たちが出ないことには、外からはどうもできないですね。共産党を批判するアナタもワタシも、自ら党員になって一から綱領を学習したり赤旗配ったり党費を納めたりするの、嫌でしょ?
タムトモとかヤマタクとか、若手の人々が力を溜めているのかなあ、そうであってほしいし、そうでありますように。
なおコメ欄で「谷口さんは女を下げた」と書いているご自身が、「辰巳さんをやめて谷口さんを支持しようか」と本文でお書きになっていますが、一時の感情に踊らされたこと反省すべきですね、可憐な一投稿者を嘲笑するヒマがあるなら🔪