<大阪城ファミリーリレーマラソン、個人7㎞に挑戦>
レダックは性懲りもなくジム通いして走っているのであります。これまでに、2回市民レースに参加した模様について書いてきた。
今夏、猛暑、酷暑のなかで、ジムに通っておれば、運動に適当な温度調節もしてあるし、マッサージ機器もあるから、割合こまめに通った。その甲斐あったのか、体重が1.5~2㎏減り、走力もついてきた。気分がいいので、ランニングマシンでの30分走を、空いていればもう1回 15~20分追加して、坂上がりウオークをしたりするようになった(さすがにもう30分フルに走るまでの体力はないが・・・)。ちなみに、メモを見ると7月のジム通い25日、走行距離150㎞、8月は18日130㎞であった。7月は一日平均6㎞だったのが、8月は平均7㎞強となっている。
ネットで市民マラソンの情報も得られるが、現状では、ハーフはもとより10㎞もまだ自信がないので見るだけに終わっている。しかし、ある時、注目に値する情報を見つけた。9月22日(秋分の日 休日)、テレビ大阪が主催する大阪城ファミリーリレーマラソンでは個人7㎞の部というのがあった。まあこの距離ならもつだろう。先頭は1㎞3分前後として×7周で21分。私は、といえば1㎞6分として42分くらいが目途で、うまくいけば40分きり、調子悪くても45分では走れるだろう。制限タイムは1時間だから、マ、ベッタは免れるだろうだろうと、いろいろとらぬ狸の皮算用をし、申し込むこととした。
思い入れもある。出身高校はこの大阪城の前。陸上部に入部したが長距離は一人だったので、仕方なく一人大阪城のお堀端を一人黙々と走っていたのだ。青春という言葉の中身が凝縮したような経験を送った時代に帰れないとしても、懐かしいという感情に浸ることぐらいは許されよう。
それはそれとして、まずはエントリーと受付。「へー、時代も変わったなー」と思ったことがいろいろあったが、これもその一つ。ネットでの申し込みを受け付けるのは、TV大阪ではなくて、スポーツ関係のプロモーション会社。それも3社紹介してあって、1つ目は、ネット接続が悪いのかうまくいかず、二つ目の「スポーツエントリー」というまさにその名のとおりの会社に申し込む。ネットでやり取りしていると、コンビニで料金を払い込むというシステム。長距離バス予約を一度したが、あまり慣れていないので、店員さんに助けてもらいながら払い込み完了。それにしても高いね!¥3600+コンビニ手数料200=計¥3800だって。こちらの感覚が古いのか? たくさんの人が参加しているのを見てつくづく時代の変化を思う。
「高い」と書きましたが、参加賞として、写真のランニングキャップ(水洗いできそう、
帽子好きの僕としてはうれしい)と、TV大阪のタオルが受付で渡されたので、リーゾナブルと納得。
次に、本番にむけての準備・調整になるわけですが・・・しかし、大体がうまくいかないようにできているのですナ。なぜか下唇が痛いので医者に行けば「ヘルペスです。睡眠不足やこの夏の暑さからくる過労のせいでしょう。ビフテキやウナギでも食べて、ゆっくり休養することですネ!」
ナニ? 過労?! 調子に乗って走りすぎた?! 仕方ない。10日間ほどはジムは隔日に、あまり追い込まないように、強度は軽くという具合にせざるを得なかった。そのうえ、敬老の日には9月から入った地域の老人会デビュー、昼間からお酒を飲んでしまった。さらに、台風騒ぎでジムが休館したりという具合に、直前調整はほとんど失敗と言える。でも、調整によって変わるほどのランナーじゃなし、本番では何とかなろうと高を括っていました。
さて当日です。受付は大阪城 太陽の広場の野球場に7時半から8時半、開会式があって9時出走ということなので、体を起こしておくのが一苦労。いまいましいが頻尿のせいで、夜中の何時にでも起きれるようになっており、6時起きも苦にはしないのですが・・
朝食をすませ、6時半に家を出て1時間強で到着。受付のテントでエントリー会社から送られた「406」番と名前を告げて、ゼッケンをもらう。小さなプラスチックのケースに入ったビニール袋がホッチキスでしっかり留めてある。「これを絶対外さないように」、「ゴールしたら係員がとりますから」、「もし勝手に外して無くしたら2500円支払ってもらいます」と注意を受けた。
これも初体験である。ICチップスが入っており、周回チェックポイントのラップタイムも計測するすぐれものらしい。実際、ゴールしてチップスを外されてから、コンピューターが2台あるテントに行けば、ゼッケン番号を見て、係員がその番号を打ち込めば、ゴールタイムの記入された「完走証」がプリントアウトされて出てくる。これをもらったのも初体験。
(さらに、家に帰ってからPCでこの大会のホームページをたどっていけば、各種目の全員の記録が出てくる。それもラップ付きの・・、というのにも素直におじいさんは感動したのでありました)
受付に隣接するテントで着替え、荷物預かり所に「406」のタグをつけたリュックを預ける。1周1㎞のコースをつくっているから、アップを兼ねて試走(歩?)する。これを7周と思うと、少し自信を無くす。体も朝8時の運動は嫌がっているみたい。落ち込みたくないので、多くのジョガーに交じって、70mほどの流し(って今は言いませんか?フロート)を3本ほどしていたら、大会関係者が開会式に参加さすため、ゼッケンをつけている者を囲いこんできた。諸注意のあと有名な?ランナーがストレッチ体操を指導していたので素直に応じる。年寄りもいるが若い奴のほうが圧倒的に多そうだ。女子も一緒だ。
20分前にスタート=ゴール地点に集合させられた。昔のようなレース直前コールはない。これも驚きだが、例のチップスが、中途リタイア者、6週しか走らなかった者など、すべて
管理しているのだと了解した。
20秒前からカウントダウンが始まり、いよいよスタート。たまたま待っていた地点は前のほうだったが、個人の市民レースで、いいポジションの奪い合い、接触などない。おかげでスタート直後は割合速いペースであったのだろう。1周目、デジタル計時のラップタイムをみると、まあ満足のいくものであった。しかし、これが大きな落とし穴。年をとると楽天的に自分に都合のいいようにしか考えないもので、調子よかった時の状態だけをイメージし、直前の練習不足・調整がうまくいかなかったことを、コロッと忘れていた。それともう一つ、あくまでもジムでのランニング・マシンは道(ベルト)が迎えに来てくれるが、ここではフラットの道は自分でキックしないと前に進まないというイロハを忘れておった。通常はマシンよりタイムは悪くなる。周回コースの700mくらいのところに給水所が設けてあるが、1周目から必要で毎回のように取る。何秒か時間も取られ、次々と抜かれていく。何とか走れたのは3周目まで・・・、足が上がらない、大腿部がダルイ。マシンではよく心拍数を図るためバーによく掴まるので自力では肩が痛いなんど、まあ、さんざんな思いをしながらも、意地みたいのもんで走りました。最悪でも45分と考えていましたが、最悪から30秒よかっただけ。ゴールして上述の「完走証」を受け取りましたが、なんと、100位ピッタリ。男子出走者143名、完走者127名であったようです。
1k 2k 3k 4k 5k 6k 7k
5.47 11.46 17.59 24.35 31.14 38.00 44.30
1k 5.47 5.59 6.13 6.36 6.39 6.46 6.30
(ちなみに1位は22‘41“でした。)
冗談で、本部にたむろしているおじさんに、「100番には何か無いのか」と聞いたところ、「1位から3位までだけです」となんとも大阪らしからぬまじめな答え。マ、発作も起こさず、給水所付近で数m何回か歩いただけで完走したのだから良しとしましょうか!
PS、テレビ大阪は開局35周年とかでコースに近い太陽の広場では4日間「屋台フェスティバル」が開かれており、せっかくだから、早い昼食をとった。
レダックは性懲りもなくジム通いして走っているのであります。これまでに、2回市民レースに参加した模様について書いてきた。
今夏、猛暑、酷暑のなかで、ジムに通っておれば、運動に適当な温度調節もしてあるし、マッサージ機器もあるから、割合こまめに通った。その甲斐あったのか、体重が1.5~2㎏減り、走力もついてきた。気分がいいので、ランニングマシンでの30分走を、空いていればもう1回 15~20分追加して、坂上がりウオークをしたりするようになった(さすがにもう30分フルに走るまでの体力はないが・・・)。ちなみに、メモを見ると7月のジム通い25日、走行距離150㎞、8月は18日130㎞であった。7月は一日平均6㎞だったのが、8月は平均7㎞強となっている。
ネットで市民マラソンの情報も得られるが、現状では、ハーフはもとより10㎞もまだ自信がないので見るだけに終わっている。しかし、ある時、注目に値する情報を見つけた。9月22日(秋分の日 休日)、テレビ大阪が主催する大阪城ファミリーリレーマラソンでは個人7㎞の部というのがあった。まあこの距離ならもつだろう。先頭は1㎞3分前後として×7周で21分。私は、といえば1㎞6分として42分くらいが目途で、うまくいけば40分きり、調子悪くても45分では走れるだろう。制限タイムは1時間だから、マ、ベッタは免れるだろうだろうと、いろいろとらぬ狸の皮算用をし、申し込むこととした。
思い入れもある。出身高校はこの大阪城の前。陸上部に入部したが長距離は一人だったので、仕方なく一人大阪城のお堀端を一人黙々と走っていたのだ。青春という言葉の中身が凝縮したような経験を送った時代に帰れないとしても、懐かしいという感情に浸ることぐらいは許されよう。
それはそれとして、まずはエントリーと受付。「へー、時代も変わったなー」と思ったことがいろいろあったが、これもその一つ。ネットでの申し込みを受け付けるのは、TV大阪ではなくて、スポーツ関係のプロモーション会社。それも3社紹介してあって、1つ目は、ネット接続が悪いのかうまくいかず、二つ目の「スポーツエントリー」というまさにその名のとおりの会社に申し込む。ネットでやり取りしていると、コンビニで料金を払い込むというシステム。長距離バス予約を一度したが、あまり慣れていないので、店員さんに助けてもらいながら払い込み完了。それにしても高いね!¥3600+コンビニ手数料200=計¥3800だって。こちらの感覚が古いのか? たくさんの人が参加しているのを見てつくづく時代の変化を思う。
「高い」と書きましたが、参加賞として、写真のランニングキャップ(水洗いできそう、
帽子好きの僕としてはうれしい)と、TV大阪のタオルが受付で渡されたので、リーゾナブルと納得。
次に、本番にむけての準備・調整になるわけですが・・・しかし、大体がうまくいかないようにできているのですナ。なぜか下唇が痛いので医者に行けば「ヘルペスです。睡眠不足やこの夏の暑さからくる過労のせいでしょう。ビフテキやウナギでも食べて、ゆっくり休養することですネ!」
ナニ? 過労?! 調子に乗って走りすぎた?! 仕方ない。10日間ほどはジムは隔日に、あまり追い込まないように、強度は軽くという具合にせざるを得なかった。そのうえ、敬老の日には9月から入った地域の老人会デビュー、昼間からお酒を飲んでしまった。さらに、台風騒ぎでジムが休館したりという具合に、直前調整はほとんど失敗と言える。でも、調整によって変わるほどのランナーじゃなし、本番では何とかなろうと高を括っていました。
さて当日です。受付は大阪城 太陽の広場の野球場に7時半から8時半、開会式があって9時出走ということなので、体を起こしておくのが一苦労。いまいましいが頻尿のせいで、夜中の何時にでも起きれるようになっており、6時起きも苦にはしないのですが・・
朝食をすませ、6時半に家を出て1時間強で到着。受付のテントでエントリー会社から送られた「406」番と名前を告げて、ゼッケンをもらう。小さなプラスチックのケースに入ったビニール袋がホッチキスでしっかり留めてある。「これを絶対外さないように」、「ゴールしたら係員がとりますから」、「もし勝手に外して無くしたら2500円支払ってもらいます」と注意を受けた。
これも初体験である。ICチップスが入っており、周回チェックポイントのラップタイムも計測するすぐれものらしい。実際、ゴールしてチップスを外されてから、コンピューターが2台あるテントに行けば、ゼッケン番号を見て、係員がその番号を打ち込めば、ゴールタイムの記入された「完走証」がプリントアウトされて出てくる。これをもらったのも初体験。
(さらに、家に帰ってからPCでこの大会のホームページをたどっていけば、各種目の全員の記録が出てくる。それもラップ付きの・・、というのにも素直におじいさんは感動したのでありました)
受付に隣接するテントで着替え、荷物預かり所に「406」のタグをつけたリュックを預ける。1周1㎞のコースをつくっているから、アップを兼ねて試走(歩?)する。これを7周と思うと、少し自信を無くす。体も朝8時の運動は嫌がっているみたい。落ち込みたくないので、多くのジョガーに交じって、70mほどの流し(って今は言いませんか?フロート)を3本ほどしていたら、大会関係者が開会式に参加さすため、ゼッケンをつけている者を囲いこんできた。諸注意のあと有名な?ランナーがストレッチ体操を指導していたので素直に応じる。年寄りもいるが若い奴のほうが圧倒的に多そうだ。女子も一緒だ。
20分前にスタート=ゴール地点に集合させられた。昔のようなレース直前コールはない。これも驚きだが、例のチップスが、中途リタイア者、6週しか走らなかった者など、すべて
管理しているのだと了解した。
20秒前からカウントダウンが始まり、いよいよスタート。たまたま待っていた地点は前のほうだったが、個人の市民レースで、いいポジションの奪い合い、接触などない。おかげでスタート直後は割合速いペースであったのだろう。1周目、デジタル計時のラップタイムをみると、まあ満足のいくものであった。しかし、これが大きな落とし穴。年をとると楽天的に自分に都合のいいようにしか考えないもので、調子よかった時の状態だけをイメージし、直前の練習不足・調整がうまくいかなかったことを、コロッと忘れていた。それともう一つ、あくまでもジムでのランニング・マシンは道(ベルト)が迎えに来てくれるが、ここではフラットの道は自分でキックしないと前に進まないというイロハを忘れておった。通常はマシンよりタイムは悪くなる。周回コースの700mくらいのところに給水所が設けてあるが、1周目から必要で毎回のように取る。何秒か時間も取られ、次々と抜かれていく。何とか走れたのは3周目まで・・・、足が上がらない、大腿部がダルイ。マシンではよく心拍数を図るためバーによく掴まるので自力では肩が痛いなんど、まあ、さんざんな思いをしながらも、意地みたいのもんで走りました。最悪でも45分と考えていましたが、最悪から30秒よかっただけ。ゴールして上述の「完走証」を受け取りましたが、なんと、100位ピッタリ。男子出走者143名、完走者127名であったようです。
1k 2k 3k 4k 5k 6k 7k
5.47 11.46 17.59 24.35 31.14 38.00 44.30
1k 5.47 5.59 6.13 6.36 6.39 6.46 6.30
(ちなみに1位は22‘41“でした。)
冗談で、本部にたむろしているおじさんに、「100番には何か無いのか」と聞いたところ、「1位から3位までだけです」となんとも大阪らしからぬまじめな答え。マ、発作も起こさず、給水所付近で数m何回か歩いただけで完走したのだから良しとしましょうか!
PS、テレビ大阪は開局35周年とかでコースに近い太陽の広場では4日間「屋台フェスティバル」が開かれており、せっかくだから、早い昼食をとった。