かたつむりのように

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時には アンテナをたてて・・・

オリオン座が美しい!

2019年02月27日 15時59分21秒 | 日記

夕食の片づけが終わり、ゴミを持って勝手口から出ると

南の空高くオリオン座がひときわ美しく輝いています。

 

昨年10月に白内障の手術をし、

クリアになった目で見上げる空は、

ちいさなダイヤモンドが振り撒かれたように見えます。

 

私は乱視、そして近視・老眼 その上霧がかかったような白内障でしたから 

月を眺めても、だ・だ・だ・だと5つほども並んで見え

星の姿も 星のまたたきも はっきりと見ることはできませんでした。

 

それが今、チカチカと生き物のように瞬く星の姿には

感動のあまり寒さも忘れて見入ってしまいます。

 

冬の星空って溜息がでるほど 美しいですね。

寒さで空気が澄んでいるばかりでなく、冬の星座には明るい星が多く

しかも 色がいろいろで、他の季節よりも華やかなのだそうです。

 

オリオン座は 今 南の空高くひときわ明るく輝いています。

(写真はお借りしました)

ギリシャ神話に出てくる美男の狩人オリオンが 天に昇った姿とされ

ベルトの三ツ星を囲む4つの輝星から すぐ見つけられます。

 

じっと眺めていると、左上の星(ベテルギウス)は赤く輝いています。

そして右下の星(リゲル)は青白く、一段と強い光を放っています。

 

ネットをのぞいてみました。

赤く見える星(べテルギウス)は生き物で考えると、

相当高齢の星であり、3000度ぐらいで温度も低く

それにくらべて

青白い(リゲル)は20,000度以上もある星なのだそうです。

 

星も 温度が高くなるにしたがって 赤→ オレンジ→ 黄色→ 青白く

見えるそうで、それを知って夜空を眺めると一層楽しくなります。

 

オリオンの赤い星(ベテルギウス)は

過去十数年で 直径が2~3倍にも膨らんでいて

近々大爆発を起こして消滅するという説が有力なのだそうです。

もっとも 

地球とベテルギウスの距離は 640光年も離れており、

爆発した光が地球に届くには 640年もかかり

もうすでに爆発していても

まだ 光が地球に届いていないとも考えられるそうです。

なんとも壮大な宇宙の話ですね。

おもしろいのは、オリオン座にいろいろの神話があることです。

頑丈で美しい肉体をもったオリオンは

自分の狩の腕前に慢心し、神々の怒りをかいました。

オリオンは神の放った大サソリに刺されて死んでしまいましたが

そのため 未だにオリオンはサソリを嫌い、

オリオン座とサソリ座はいつも反対の位置にあり、

同時に空に現れないのだそうです。

 

冬の星座オリオンと夏の星座サソリ座の話に

また一段と空を眺めるのが楽しくなりました。

 

毎晩片付けが終わり ゴミ捨てに勝手口を出ると

寒さの中しばし瞬く星を眺めるのが 日課になりました。

ふ~と遠い昔がよみがえります。

 

幼かった息子が ベランダから

「ママ、お空に 電気がついたよ~・・・」

と 呼びに来た日が・・・

 

年をとりました。

昔を思い出すことが多くなりました。