やっと買えた白米で至福のおにぎり

今年は本当に寒い。例年よりもかなり気温が低いままで上がりません。全国的にも雪が多くなっていますが、鹿児島も3連休はまたも雪の可能性があるらしく。そんなときにエアコンが壊れるというアクシデント(笑)　もう、仕方ありません。ちょっと怪しいなと思ってはいたので、「やっぱり」と。ただ、この寒さはここ数日がピークで、来週にはおさまるようなので、なんとか我慢しなくちゃ。おーっ(気合だ―？)。

2月21日(金)のあさ空。

日の出から1時間くらいあとの空。1時間くらい過ぎると、太陽が桜島の真上からここまで移動するんだなと、結構、新鮮。

雲に覆われつつ。「わたしはここですよ」と言われているような(笑)

さて、トライ5回目に購入できたお米(白米)。泉石蔵(古い石蔵を活用した農産物直売所の店名)ではお米の販売をしていて、そのお米が「おいしいらしい」と思っていたいたものの、購入したのは今回がはじめて。「おいしいのでは？」と思っていたのは、こちらでは手打ちそばがお店で食べられるのですが、手作りのお惣菜の販売もしていて、会社帰りに「おにぎり」を購入させていただいたことがあったのです。おにぎりが2個入ったシンプルなものだったのですが、これがとてもおいしくて、お店で販売されているお米を使っているとのことだったので、購入してみたいなと思っていたのです。ただ、今までなぜ買わなかったのかと言えば、「無洗米」ではなかったから。

無洗米には賛否あるようですが、私は研がずに炊ける方が時短だし、研ぎ汁を流さない方が環境的にもいいと考えての「無洗米派」。ただ、今回は「白米が消えた」状態だったので、四の五の言っていられないと思って、今回は無洗米ではなくても「ありがたく」購入したというわけです。

お米の表示を見ると、やはり、泉石蔵さんが直接、仕入れている様子。だからこそ、Aコープにはなくても、こちらには在庫がたくさんあったのですね。5キロ価格は3850円とやや高めかなと思いますが(今は大体3500円くらいが相場の印象)、ブレンドではなく、ヒノヒカリの単一原料米でこの価格ならありがたいくらい。Aコープでの入荷予定を見ると、単一原料米は入らないようでしたから、そういう意味でも感謝。私は3キロ入りを購入しました。

それにしても、AコープはJAかごしまのグループ店で農産物直売所も併設しているのに、お米が潤沢に用意されないなんて不思議です。しかも、ヒノヒカリやあきほなみ、こしひかりなどの単一原料米は入荷しないようなので(入るのは安いブレンド米のみのようです)、流通に関しての異変を感じます。

手に入った貴重なヒノヒカリを炊いて、おにぎり定食を作ることにしました(嬉々)。おにぎりはちりめん山椒を中に入れたのりのおにぎりと、泉石蔵で買った手作りの高菜漬けを巻きました。私の手作り梅干しを添えて。とてもおいしかったー。私はもともとヒノヒカリが好きなせいかなと思いますが、おにぎりだけで大満足(笑)　白米購入できたうれしさで、張り切って、豚汁や泉石蔵で買った鮭カマとか、にんじんラペや赤大根の甘酢漬けなど、いろいろ作ってしまったたけど、おにぎりだけで十分。でも、健康バランスを考えると、いろんな食材を食べなくちゃ。食べきれなかった分は、改めていただきます。

いつもは玄米ごはんもおいしくいただいていますが、銀シャリのおにぎりは格別だなあと。至福の思い。おそらく、この「白米が消えた」騒動の渦中でなければ、ここまでしみじみはしないとは思いますが、今はおいしさが倍増。きっと、戦中戦後の食糧難の時代を生きた方たちは、銀シャリを手に入れられたときはどれほどうれしかったことでしょうか。そういう食のありがたさを痛感することは、飽食の時代にあって、ある意味では「学び」もあるということかと。

Aコープで白米が一切なくなっている棚の前で仕方なく「これでも買ってしのごう」と「あきほなみ」のレトルトパックを手に取られていたご夫婦の姿を見ながら、パックごはんの「あきほなみ」はたくさんあるのに、入荷予定米の中に「あきほなみ」はなかったことを思い出して、「あきほなみ」はどこに行ったのかしらと思ったり。少し前まで、たくさん並んでいたブランド米の行方が気になります。

ゆう空。夕日に染まる桜島や木々や。

錦江湾はとてもおだやか。

なにごとも「あること」があたりまえではないということを改めて感じる日々。ひとり暮らしでも無駄なく食材を生かしていかないとね。