ルカによる福音書16章の19節から、金持ちとラザロのことが書かれていますニャン。
簡単にお話すると、
あるお金持ちはぜいたくざんまいで暮らしていました。お金持ちの門の前にラザロというできものだらけの貧しい人がいました。この二人が死にました。ラザロは天使たちがアブラハムのところに連れて行きました。ところが金持ちは陰府(ヨミ)で炎の中でもだえ苦しんでいました。金持ちはアブラハムに憐れみをこいましたが、アブラハムは「わたしたちとお前との間には大きな縁があって渡ることもできなし、お前もくることができない」と言いはなちました。金持ちはせめて自分の兄弟5人にラザロをつかわしてこんな苦しみに合わないように言い聞かせてと言いましたが、アブラハムは受け入れませんでした。(聖書読んでにゃ~)
お金持ちのその後はどうなったの???ママたんとこんな想像をしてみましたにゃん。
金持ちは苦しみのなかで泣き叫びました。
終わりなんだ、もう完全に終わりなんだ。ラザロにパンきれひとつでもあげたらよかったのか?いや、できものにつけてあげるクスリをあげたらよかったのか?おや?犬がなめていたできものが今、ラザロにはなくなっているぞ。アブラハムのところに行けば病気はなくなるっていうことか?貧しさもなにもないのか?わしもラザロも今は何も持っていない。死ぬ時は同じはだかだ。お金で天国にはいけなかった。どうすればよかったのだ?わしにはわからん。
やがて、金持ちは泣き叫んだので疲れ果てて永遠の眠りがくるのを感じながら、うとうとしていました。
そういえば・・・「悔い改めて福音を信ぜよ」って、イエスっていう男が言ってたなあ・・・。あの男も十字架につけられて死んでじまったから救いはないっていうことだろ?本当の救い主を待つしかないんだなあ。
その時でした。
まばゆい光が金持ちの前に輝きました。
うわ、一体なんの光だ!地獄の釜の中にでも入れようっていうのか?いやだ、いやだ!でも、せめて兄弟たちを救う方法を教えてくれないか?わしは自分のことばかり考えてて贅沢三昧しておりました。人に優しくすることを忘れていました。ラザロよ、すまなかったなあ~。ああ、どうすれば許されるのですか?死んでも火の中は辛すぎます。
その光は金持ちの前でゆっくりと人の姿に変わりました。
その顔は・・・見たことがある顔だ。
そう、わたしだ。お前が知っているイエスだ。
うへ~、あんたもよみに落ちてたのか?
違う、わたしは生きている。永遠を生きているのだ。人としては死んだが3日目に復活した。お前のつぶやきを今、聞いていたのだ。
ほんとうか?本当にあんたは神の子だったのか?おお、なんてことだ。わしらは救い主を待っていたのに、あんたを信じたのに、あんたは十字架を背負って血を流してみじめに弱々しい姿で死んでしまった。だから、すべてが終わったんだと思っていた。
そうだよ。すべてが終わったのだよ。お前の苦しみや痛みも罪も、すべてわたしが十字架で背負った。父に帳消しにしてもらったのだ。わたしがすべての人類の罪を背負って十字架で死ぬことは父の御心、人類を救うたった1つの方法だったのだよ。父にとっては悲しく辛いご計画だったのだよ。父も涙を流されたのだ。父は人類に希望を与えるためのご計画でわたしが3日目によみがえることを父の御心とされたのだよ。父とわたしはいつもひとつだから、どんなことでもできるのだよ。もう一度聖書を読みなさい。イザヤ53章は読んでいるね?
おお、主よ!そうだったのですか?本当にあなたは神の子だったのですね。疑った愚かなわたしを憐れんでください。おお、主よ、あなたを信じます。よみがえりの主よ。おゆるしください。
金持ちは目の前に差し出された手を見て驚きました。釘のあとが痛々しく見えたのです。
イエス様~
男は泣き崩れました。
さあ、もうすべてが終わったのだ。わたしに着いてきなさい。
こうして金持ちは心を入れ替えてイエス・キリストを信じて救われたのでした。
人がどうすることもできない罪をゆるして救ってくださるのは、イエス様の十字架を通して可能にされているのですニャン。
人知が知らない愛は無限のゆるしですニャン。
神様の前に出ることができない人類のために、イエス様は完全な仲介役となって永遠まで守ってくださる神様、まことの救い主なのですニャン。
それで・・・金持ちは天国に入れられて聖歌隊に入ってラザロと一緒に仲良く賛美をしながら暮らしていますニャン。
時々、金持ちたちにお金の正しい使い方を教えたり、贅沢や貪欲さを捨てることが神に愛されることだと、そっと耳元で囁いていますニャン。
イエスさまがおっしゃることを理解して、天使のように素直につかえているその顔はキラキラと輝いていますニャン。どんな宝石よりも、また、金持ちが地上で楽しんだ贅沢三昧のすべてよりも美しく輝いて満足と平安を与えていますニャン。
神は愛なりニャンですね。
一人も滅びないように祈られている十字架の愛、
イエス様、神様、聖霊様、感謝します。
ニャーメン。
母の日の十字架雲