全国的に猛暑が続き、甲府も7月初旬としては、恐ろしい暑さとなっています。
昨日、勝沼では40度を越して、全国でも3位になる暑さで溶けてしまいそうです。
そんな猛暑もあってか、7月最初の土曜日の信玄ミュージアムは、
比較的静かな日中で、暑さで外出を控えていらっしゃるのかな?という感じでした。
さて、まるごみ山梨、まるごみJAPAN企画で、7月3日(日)まで、
武田神社で、光のオブジェ、竹の灯籠に明かりが灯されています。
オブジェに使われている竹は、「大変なことになっている💦」というSOSを受けて、
まるごみ山梨の方々が、伐採のお手伝いをした時の「竹」を使っているそうです。
地域の人を困らせていた竹も、姿変えれば、夜の光景をステキに演出✨
竹灯籠は18時〜21時まで。
先日、史上最速で梅雨明けし、気温も35度超えは当たり前。
でも、甲府は盆地の中。寒暖差はしっかりあります。
この時間帯なら、夕涼みがてら楽しめそうです。
今でこそ、私たちは気軽に、夜間でも外出しますが、
平安後期から戦国期という、いわゆる中世の「夜」という時間帯は、
今の「夜」とは違う概念で成立していたと考えられています。
だいたい午後8時から午前4時までが夜。
前後する夕暮れ時と夜明けごろも、夜に準ずる時間であり、
それは、昼間のルールが通用しない時間帯・・・。
なので、集落を守るためには厳しい刑罰・褒賞を定めることも必要で、
戦国の世にもなれば、戦国大名も法度を設け、夜の犯罪を厳しく取り締まりました。
夜の犯罪は極刑で、
捕縛した者への褒美も、夜間は、昼の3倍(!)と定める土地もあったとか。
夜中に、他人の田畑や屋敷に足を踏み入れただけで罪とされ、
だから、主に問答無用で斬り殺されても、それは殺人罪にはなりませんでした。
旅人が、何らかの事情で夜道を急ぐ時も、姿が不審と判断されれば通行を制止され、
宿の確認がなされるまでは先に進むことも許されない。
松明や提灯無しで歩くこともルール違反。
稲を持って歩くだけでも処罰の対象になりました。
まあ、闇にまぎれて稲の束を担いでいれば、怪しまれても仕方ないですね💦
でも、夜間の入浴も、湯治、女性、農民以外は禁止というのは、なかなか不自由。
いずれにしても、夜間の外出禁止は、お互い、無事に朝を迎えるための自衛手段。
それでも夜、外出するならそれは自己責任。何が起きても仕方ない「無縁」な時間帯だから。
中世という時代の特徴、「自由でありたい!」という思い。
そういう精神が生んだ概念のひとつが「無縁」でした。
例えば道、市場、野山、海浜などが、世俗的な支配に拘束されない「無縁」の場として、
農業に従事しない人々、芸能にたずさわった人々などもまた、
支配から「無縁」の人々として認識されていたようです。
そして、夜も・・・。
闇の世界で跋扈していたのは、いわゆる悪党。
捕縛から逃れるために、厳しい仲間意識もあったと言います。
一方で、領主も戦国大名も、村や町の連帯責任をほのめかし、
悪党密告の義務を課すなど、その摘発に努めました。
でも、闇の中でうごめいていたのは、なにも悪党だけではありません。
忍びもまた、闇に紛れて・・・。
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冒頭でご紹介いたしました、まるごみ山梨・JAPAN企画「信玄光芸術竹灯籠祭」のシメは、
武田神社芝生広場で「和太鼓祭り22」と
甲陽武能殿で「プロレス奉納」(7月3日)!
すごいことになりそうですね(*´艸`*)
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