あっという間に明けてしまった梅雨と、一緒にやってきた猛暑に、
この夏はどうなってしまのか心配しておりましたが・・・
ここ数日は、少し梅雨に戻ったよう。気温も下がり、少しホッとするお天気です。
とは言え、梅雨明け後の七夕です。
「織姫さまと彦星さま、今年はさすがに会えるよね。」と期待しましたが、
なんと今年も雨☔の予報😨
・・・
七夕は星に願いを堂々(!?)託すことができる貴重な機会。もちろん大人も😉
というワケではありませんが、当館では、今年も七夕さまの竹飾りを準備しました。
今年は2ヶ所で、ひとつは総合案内入口に、もうひとつは旧堀田古城園の南の縁側に。
旧堀田古城園の七夕飾りは、「甲州流」のしつらえになっています。
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竹を2本立て、間に張った縄に、5色の糸を垂らして。
5色の糸が手に入らない時は、彩りのある着物を代わりに飾ったそうです。
糸に加えて、色とりどりの短冊も。きっとこんな風に⇓
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「農ごよみ絵屏風」(甲府市指定文化財 個人蔵)
短冊や糸の5色は陰陽五行説からで、5つの色で万物を構成するものを説明しています。
青は木であり、仁を表し、赤は火であり礼、黄は土であり信、
白は金であり義、紫は水であり智・・・
七夕は星祭りではありますが、
平安時代に中国から伝わった技巧の上達を願った夜のお祭り「乞巧奠(きっこうでん)」が、
宮中や貴族の年中行事として取り入れられたもの。
その後、これに豊作祈願、厄払い、お盆の準備「七日盆」が重ねられます・・・。
私たちが想像する以上に、さまざまな意味が込められている七夕ですが、
皆さまのお願いごとをチラリと見せていただくと😉
「〇〇が上手になりますように」「みんな元気に過ごせますように」などなど、
星にかける願いは、意外と今も昔も変わらない・・・気がします。
年に一度の七夕です。せっかくの機会ですので、短冊に願い事を書きませんか。
当館、総合案内でもご用意しております☆彡
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