ただ今甲府盆地各所では、この時期の恒例行事というわけでもありませんが、果樹剪定の
真っ最中で、あちこちで剪定した枝などを焼却する煙が狼煙のように上がっております。
狼煙といえば、武田氏が情報伝達として使用したと伝わっていますので、この時期に甲府盆地に
お越しの方は、そんな目線でも眺めていただくと面白いかもしれません。
結構、遠い場所の煙も見えますので。
ただ、たまに道路周辺まで煙が流れ込んで、霧のように視界を遮ることもありますので、
走行の際はご注意くださいませ。
乾燥続きの天候下では火を使うのは要注意ですが、先週末は久々にまとまった雨となり、
乾燥していた甲府盆地も一気に潤いました。
信玄ミュージアム周辺は、つい先週末までお正月の分散型初詣で大賑わいだったのですが、
雨の影響か、それともようやく落ち着いたのか、再び閑散期の様相となってきました。
そのせいか、朝早い時間から久々に丸々と脂肪を蓄えたお兄ちゃんに遭遇。
野良感が増してワイルド路線を突っ走っています。
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そして、妹の姫ニャンはカフェデッキで雨宿り。
お客様に愛想を振りまいて来館を歓迎中。
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そんなお天気の中、新年に入って最初の信玄ミュージアムボランティアガイドの勉強会を
開催し、自主企画事業について話し合いました。
冬季は寒さも厳しく、閑散期でもありますので、暖かくなるまで活動はお休み中です。
この期間を利用して、登録者の皆様には研鑽に励んでいただき、春からより良いガイド活動が
できるようにと準備をしています。
昨年、活動再開後のご案内リクエストに城下町散策が多くありましたが、これまで研修も含め、
勉強が少し手薄な部分でしたので、今後強化したいと思っています。
昨年末も参加者の方で館跡北側の城下町を歩いてみましたので、今後もそうした現地
踏査も含め学習していきますが、その教本的な資料が欲しいと思い、ガイドさんが自ら
調べて、まとめたガイドブックを作ってみようということで、この冬の自主企画としてご提案し、
参加者を募っているところです。
作成するのは、戦国時代に甲府に居宅を構えていた武将たちのガイドブックで、市観光課が
設置した城下の武田二十四将案内板を補足する形で資料を作ろうと思っています。
募集は先週末で締めきりましたので、担当武将の割当を数日中に決定して、次の学習会で
お知らせする予定です。
また後日、追加報告をさせていただきますね。
そして、昨年は信玄公没後450年の節目で企画展も開催し、各地からゆかりのある貴重な
資料を借用し、展示をさせていただきました。
その中の一つ、諏訪法性兜が現在、所蔵先で特別公開されています。
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信玄ミュージアムでは、信玄公祭りもあった10月−11月に展示をさせていただきました。
諏訪湖博物館様でも普段はレプリカで本物は展示していませんので、実物を見学できる
数少ない機会です。
信玄ミュージアムでお見逃しになった方は、冬の諏訪で温泉に浸かりながら、ゆっくりとご見学ください。
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