ゴールデンウィークに入り、本日もたくさんの来館をいただきました。
コロナ対策にもご協力いただき、この場をお借りして感謝申し上げます。
信玄ミュージアムでは、信玄公生誕500年を記念して、通年開催の特別展
「遺産から語る武田信玄」を開催しています。
5月1日からテーマ2となる「信玄公の姿」が始まり、甲府市大泉寺所蔵の
「武田信玄画像」を展示しています。
写真では伝わり難いですが、実物を見ますと、丁寧な筆使いで、色彩も鮮やか。
掛け軸に多少の傷みや経年劣化による本紙のしわなどはありますが、
思わず、狩野派の絵師による見事な作だと感心してしまいます。
普段は非公開ですので、この期間にぜひ一度ご見学ください。
今回、この文化財をお借りした大泉寺。
曹洞宗の寺院で、戦国時代から江戸時代を通じて甲斐国内の曹洞宗の寺院の
取りまとめを隔年で務めていた由緒ある寺院です。
甲府が開府した際、武田信虎は、天桂禅長を招いて大泉寺を開山して菩提寺とし、
弟の吸江英心(きゅうこうえいしん)を二世住職としました。
以後、信虎が去った後も信玄・勝頼からの庇護を受けて繁栄した、武田家と縁の深い寺院です。
天正2年(1574)に信虎が信濃国高遠で亡くなると、
以後、信虎が去った後も信玄・勝頼からの庇護を受けて繁栄した、武田家と縁の深い寺院です。
天正2年(1574)に信虎が信濃国高遠で亡くなると、
当主だった勝頼は、遺骸を大泉寺に埋葬し、葬儀を執り行いました。
葬儀の際に、逍遥軒信綱(信廉)が描いて奉納したとされる晩年の信虎像が伝世し、
現在、国重要文化財となっています。
ほかにも、武田家ゆかりの宝物が文化財指定され、数多く保存されていますので、
今後、大泉寺様のご協力をいただき、展示する機会をいただければと考えています。
甲府にお越しの際は、ぜひ、お立ち寄りいただきたい寺院の一つです。
健康づくりのために信玄ミュージアムから甲府駅まで下りを歩いても良し、
甲府駅から信玄ミュージアムへ向かって上りを歩いても良しですよ😅
写真は大泉寺行くと、最初に迎えてくれる総門です。
ちなみに、この門は、江戸時代中期に甲府の領主となった柳沢家が甲府の岩窪に
建立した黄檗宗永慶寺の門を、大和郡山に移る際に移築したものです。
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