ずいぶん更新の間が開いてしまったが、学童集団疎開のお話の続きである。太平洋戦争末期、学童の集団疎開が実施されるも、そこに人道的な目的があるのではなかったこと、単に「学童」を戦争継続のための要員と見なせばこそだった。それも国が経費を負担し、実施したと言うことは見逃せない。また神奈川県は、国の割り当てた地域ではなく、県知事の一声で県内への集団疎開が行われた、レアケースだったというのが前編。さて、神奈川 . . . 本文を読む
過去記事で、草笛光子さんが横浜市港北区の寺へ疎開したことを「市内から市内へ」と題し、記事にまとめている。その後、どうにもひっかかり、調べてみたことの本日は備忘録。太平洋戦争後半、戦争指導者が米軍機による本土空襲に警戒感を持ち始めた頃。防空上の必要から女性や幼児、高齢者に対し、地方へ避難することが奨励された。その流れのいわば延長上に「学童疎開」がある。これに関し、過去記事で触れた草笛光子さんも疎開し . . . 本文を読む
去年の夏、体調を崩して以来、ずっとあきらめていた旅行へ久しぶりに出かけることができた。旅のメインは、小豆島だ。小豆島は、作家・壺井栄の故郷である。著者の小説「母のない子と子のない母と」を、小学校6年生以来、今も愛読してきた。今回は、半世紀に亘り、愛読してきた作家を訪ねる旅だ。(壺井栄文学碑 冒頭は二十四の瞳映画村バス停、醤油樽を利用)壺井栄(1899/明治32~1967/昭和42)小説家、児童文学 . . . 本文を読む
いまさらですが・・・今年の初投稿です。書きたいことはたくさんありますが、毎日がキャパオーバーなもので💦ボチボチと続けて参ります。どうぞ、おつきあいくださいませ。今日はあっさりと。今年2025年は戦後80年、昭和100年の年回りということで、あちこちで戦争と平和への特集が組まれている。昨年、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)がノーベル平和賞を受賞したことも、追い風になるだろう。良い風が吹くとよいな . . . 本文を読む
年末カウントダウンの昨日、地方に住む友人からレターパックが届いた。彼女の今年の研究成果がぎっしり!「今年は、いっぱい書いたよ。亡き師匠も褒めてくれるかな」(褒めてくれるに決まっているよ~)彼女は私より年上なので、仕事を続けていくのは難しい立場、それでも仕事を続け、さらには発表の場も作っている!たおやかな見かけとは裏腹に、たくましい!励まされるわぁ~~今年感動した本も挙げてくれた。その1冊がハン・ガ . . . 本文を読む