12月に奈良を旅したおり、ちょこっとだけ平城宮跡を歩きました。その「歴タビ」記事の前に、まずは、ちょこっと長屋王について備忘録を兼ね、まとめておきたいと思います。【長屋王事件】奈良・平城京で起こった長屋王事件。長屋王(ナガヤオウ)が、聖武天皇の皇太子・基皇子(モトイノミコ)を呪詛し、死に至らしめたと嫌疑をかけられ・・・結果、神亀6(729)年2月12日、聖武天皇から死を命じられ、自死した事件です . . . 本文を読む
感動、感動!なんなの、ここは!?広大な敷地は、まっ平ら。それを見守るかのように、低いお山が、穏やかに取り囲んでいます。・・・入り口に立った、その瞬間、涙が出てきてしまいました。ここは「藤原宮跡(フジワラキュウセキ)」。現在の奈良県橿原市と明日香村に広がっていた、「藤原京」の中心部です。「藤原京」は、持統天皇の時代、694年(元号が途絶えていた)飛鳥浄御原宮(アスカキヨミガハラノミヤ)から遷都さ . . . 本文を読む
春に、母と奈良を旅したときのこと。歩き疲れた母には宿で休んでもらい、ひとりで元興寺を参拝し、「ならまち」を散歩しました。そのとき、偶然にも、井上皇后を祀った、井上神社が目に入り・・・10代の頃の記憶が突然蘇ったのです。むかしむかし・・・高校生の時に読んだ、杉本苑子「藤原薬子」。薬子に、桓武天皇が倫理上の叱責をすると(薬子も、すごい女性だからねぇ)逆に、薬子は天皇の古傷をえぐり、冷笑します。桓武天皇 . . . 本文を読む
先週末は、「お城EXPO 2022」 に出かけていました。毎回楽しみにしているのが、お城専門家の「厳選プログラム」。今回も、面白く拝聴したのですが・・・ちょっと気になるエピソードがありまして・・・本家ブログにアップするには、ためらわれるので、史実の一つとして、こちらにアップしたいと思います。佐賀大学教授・宮武正登先生の「陣・陣場・陣所の実像 -戦争拠点の正しい姿-」。城の研究の中で、もっともわから . . . 本文を読む
80代・母の昔語り。母方の曾祖父は、たいした甲斐性は無かったもののハンサムで有名だったとか・・・おかげで、祖母の姉妹は全員、美人揃い。(女の子は父親に似るって言うものね♪)姉妹も自覚していたらしく・・・祖母が人生・最期の一ヶ月を切る頃のこと。当時88歳の祖母は、入院先のベッドで、突然、飛び起き「アタシ、美人コンテストに出るの!」と、叫び病室にいた親戚一同を、唖然とさせています。(いったい、どんな夢 . . . 本文を読む