歴タビ日記~風に吹かれて~

歴タビ、歴史をめぐる旅。旅先で知った、気になる歴史のエピソードを備忘録も兼ね、まとめています。

「思い出のチマチョゴリ展」(2)

2024-12-05 08:17:04 | 神奈川県
前記事と同じく、
横浜・日本大通りにある横浜ユーラシア文化館で
「横浜市・仁川広域市パートナー都市提携15周年記念」
「思い出のチマ・チョゴリ展」のお話。

こちらは、母の想い出話で、ほのぼのしたことだ。



母は、韓ドラのおかげで、チマ・チョゴリには
私よりも詳しく、真剣に展示を見つめていた。

そこにチマ・チョゴリ姿をした古い女学生数人の写真
かつて横浜・山手にあった「共立女子神学校」の展示だ。

「わたしの同級生にも、キンさんとかパクさんとか
在日の人たちがたくさんいて、仲良しだったのよぉ」と母。

それは初耳。
母の通ったキリスト教系の私学には、
中華街から通う同級生もいたとは聞いていたけれど・・・

もしかしたら、母と同じ学校を卒業した後
「共立女子神学校」に進学したコリアン女性達がいたのかもしれない。

横浜教会のHPによると、
「1902年から1979年まで477名の卒業生」のうち
「62名が朝鮮人卒業生」だったというのだから。


クラスメイトには中華系ばかりか、
コリアン系の生徒もいたということになる。
皆が穏やかに学校生活を送っていたわけだ。

母からは、学校時代の話を、よく聞いているが、
イジメや意地悪の話を全く聞いたことがない。
本人が忘れてしまった可能性もあるが・・・


今から70年以上前に、国籍や民族を超えて、
女学生達が同じ教室に集まっていたとは・・・

当時の世間では、差別や偏見があり、
教室はエアポケット状態だったのかも知れない。

それでも、その教室が、
いつか普通になることが可能だと思わせてくれる。

いや、既に若い世代は、何の屈託もないのかも知れない。
国籍や民族を問わず、クラスに外国人生徒がいるのは、
令和の世では、あたりまえになりつつあるのだから。

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おつきあいいただき、どうもありがとうございます。
誤字脱字を含め、勘違いや間違いもあることと存じますが、
個人のブログと言うことで、お許し下さいませ。
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