前記事と同じく、
こちらは、母の想い出話で、ほのぼのしたことだ。
母は、韓ドラのおかげで、チマ・チョゴリには
私よりも詳しく、真剣に展示を見つめていた。
そこにチマ・チョゴリ姿をした古い女学生数人の写真。
かつて横浜・山手にあった「共立女子神学校」の展示だ。
「わたしの同級生にも、キンさんとかパクさんとか
在日の人たちがたくさんいて、仲良しだったのよぉ」と母。
それは初耳。
母の通ったキリスト教系の私学には、
中華街から通う同級生もいたとは聞いていたけれど・・・
もしかしたら、母と同じ学校を卒業した後
「共立女子神学校」に進学したコリアン女性達がいたのかもしれない。
横浜教会のHPによると、
「1902年から1979年まで477名の卒業生」のうち
「62名が朝鮮人卒業生」だったというのだから。
クラスメイトには中華系ばかりか、
コリアン系の生徒もいたということになる。
皆が穏やかに学校生活を送っていたわけだ。
母からは、学校時代の話を、よく聞いているが、
イジメや意地悪の話を全く聞いたことがない。
本人が忘れてしまった可能性もあるが・・・
今から70年以上前に、国籍や民族を超えて、
女学生達が同じ教室に集まっていたとは・・・
当時の世間では、差別や偏見があり、
教室はエアポケット状態だったのかも知れない。
それでも、その教室が、
いつか普通になることが可能だと思わせてくれる。
いや、既に若い世代は、何の屈託もないのかも知れない。
国籍や民族を問わず、クラスに外国人生徒がいるのは、
令和の世では、あたりまえになりつつあるのだから。
*******************
おつきあいいただき、どうもありがとうございます。
誤字脱字を含め、勘違いや間違いもあることと存じますが、
個人のブログと言うことで、お許し下さいませ。