本日から大型連休、我が家は、予定もあるにはあるが、基本は自宅でのんびり。図書館から予約していた本も、どっさり借りられた。その中に、ローラン・ビネ『文明交錯』(東京創元社)がある。(冒頭画像)楽しみにしていたくせに、妙に緊張してしまう。それは、ビネが『HHhH──プラハ、1942年』の著者だから。「ナチス第三の男」のタイトルで、映画化されているのでご存知の方も多いだろう。気軽に読み流せる小説ではない . . . 本文を読む
4月に北海道の道南エリア、渡島半島の函館、松前、乙部までを旅した。函館は3度目、松前、江差は2度目の旅。いずれも、メインは幕末の箱館戦争だった。そのため、「道南12館(だて)」については、全くノーマーク。今回、「続日本100名城」の勝山館(かつやまだて 冒頭画像も)と志苔館(しのりだて)↓に出かけてみて、その素晴らしさに圧倒され、同時に、ここがアイヌ民族との戦いの場であったことを知った。 . . . 本文を読む
広島県呉市も、以前から行きたかった街。かつて我が神奈川の横須賀と同じく、海軍の鎮守府が置かれていた、戦艦大和が建造された地だから・・・と近代史好きとして、理由は尽きない。時間の都合で、ほんの少ししか歩けないが、楽しみにしていた。(海上自衛隊呉地方総監部庁舎 旧呉鎮守府庁舎)ここで、呉の旅日記に入る前に、少し、わき道にそれたい。20代の頃から、向田邦子エッセイに夢中になり、好きなエッセイは、一節くら . . . 本文を読む
広島、江田島の海軍兵学校跡(第一術科学校)・見学記。本日は番外編、海軍兵学校跡から離れ、校外のゆかりの地へ足を延ばす。向かった先は、「真道山・千本桜」。この江田島市のHPによれば、昭和の初めに兵学校が土地を購入、生徒の訓練場としてあるいは憩いの場として使われたそうだ。なるほど、訓練場ね・・・わかるよ、わかりますとも!実際、途中までは車で来られたものの、最後の最後は心臓破りなんてものじゃない。&ua . . . 本文を読む
海軍兵学校跡(第一術科学校)見学は生徒館の後、教育参考館へと続いた。ここはかつての生徒や卒業生(帝国海軍士官)に関わるさまざまな展示がされている。ただし、写真撮影は不可。40分の見学の後、生徒館前の芝生に集まった。ガイド氏(ベテラン現役自衛官)が振り向き教えてくれる。「ここからが一番の撮影ポイントです。(↑)赤レンガ(生徒館)と古鷹山が一緒に撮れますよ」と、これが古鷹山!・・・目の前にす . . . 本文を読む