今年もまたやってきた、この「大運動会」。
私も夫も、息子が通っているこの高校が母校ではないので、昨年、運動会を見たときは面食らった。
練習の厳しさも相当なものだが、それが納得いくほどに完成度が高いのだ。
保護者も、ここのOBが多くて、観覧席もいっぱい。
場所取りもかなり大変というのもうなずける。
一番の見所は、やはり「棒体操」だろう。
1本の棒を4~5人で握り、いっせいにそろった動きをする。
一人でも間違うと、棒は折れる。
棒が折れるということは、失格を意味するのだ。
それはそれは厳しい練習を日々重ねてきたが、息子曰く「棒に先輩からメッセージが書いてあって、それを見てみんなが泣いた」と。
だからこそ、どのグループにも負けられないとの思いでいっぱいなのだろう。
そして、応援合戦も、また見ものである。
綺麗にそろったパネルは、どれだけ練習をして、どれだけの時間を費やして作られたのだろうか。
本当に見事だった。
男子も女子も、みんなが一生懸命。
目指すものが同じだから、必然的にみんながまとまり、そして仲良くなる。
今年は、私と娘と母と見に行った。
母は、昨年は祖父のことがあり、見に行かなかったが、今年は時間を割いて実に来てくれた。
4人で弁当を囲んで食べたが、こうやって運動会の弁当を囲むのも、だんだん回数が少なくなってきた。
子供が成長するっていうのは、嬉しいのはもちろんだが、少し寂しくもある。
でも、かつての私がそうであったように、今度は親の立場で高校生活を味わえるなら、それはそれで素敵なことなんだろう。
厳しい練習の甲斐があり、見事に息子の所属グループが優勝した。
おめでとう。
さあ、切り替えてがんばろう!
11月23日追記