晴れ、ときどき虹。

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QUEEN+ポール・ロジャース(その4)

2005-11-04 20:15:27 | 音楽話
ロジャーの後、ブライアンが出てきて曲を紹介する。
そう、ブライアンが歌う楽曲の合唱ナンバーとくれば「’39」。
おおらかで明るいこの曲を、観客で合唱する。
シンプルなのに、すごく盛り上がる。
そしてその流れのまま、「LOVE OF MY LIFE 」に突入。
切々と歌うブライアンに、会場も応える。
これまた合唱ナンバーだ。
そして「手をとりあって」・・・。
親日家のメンバーならではというのか。
この歌声には、さすがに涙が出た。
フレディはいない。でも、フレディの魂は、きっとここにいる。
そう思わざるをえないような、気配というのか、あたりに優しい空気が漂う。

その空気から一転、激しいドラムとギターに突入し、力強くポールが歌う。
曲は「HAMMER TO FALL」。
いきなりサビからなので、正直面食らってしまった。
ポールの力強い歌声は「FEEL LIKE MAKING LOVE 」にそのまま歌い継がれる。
そこで思わぬ事態が。
なんとポールの持ち歌になると、観客ががばっと座り出すのである。
「はぁ??さっきまで、ノリノリで手拍子してたじゃんよー。なんで??」
周囲では、私と後ろの男性5人ほどが立っている。
そう、ポールの曲って、認知度が今ひとつ低いのだ。
かくいう私も、そんなにポールの曲を知っているわけではない。
それでもこの反応にはがっかり・・・。

リッチー・ブラックモアが、欲しくて欲しくてたまらなかたシンガー、ポール・ロジャース。
元の奥さんが日本人で、ポールもいくつか日本語を披露していた。
ポールのボーカルを生で聴くことで、ポールの楽曲を聴いてみたいと思った。
まさかこんな形で、ポールを観ることになろうとは、夢にも思わなかった。
座ってもいいよ。
でも、明らかに「知らーん」といった様子を醸し出すのは、どうなんだ??
私が偉そうにいえないことは、重々承知だ。




QUEEN+ポール・ロジャース(その3)

2005-11-04 09:31:56 | 音楽話
一曲目「REACHING OUT」。
ポールの伸びやかで力強い声が、会場に響き渡る。
壮大なスケールを感じさせるこの曲は、このステージの始まりをわくわくさせる。
ああ、でも、ステージ前方に張り出した花道にいるじゃん!
平らな床のアリーナでは、まったく見えない。
たたみかけるように「TIE YOUR MOTHER DOWN」に突入。
ブライアンの印象的なギター、そしてステージ後方にバン!と幕が下りた向こうにロジャーが居る。
本当に、ここに、今、同じ時間、同じ空間に、ポールとロジャーとブライアンが居る!

「FAT BOTTOM GIRLS」のコーラス、外の会場では削られて演奏されなかった「BREAK FREE」、そしてポールがいたバンドFREEのナンバー「WISHING WELL」と続く。
それにしても、ポールは陳腐な表現で申し訳ないが、本当に歌がうまい。
楽曲の素晴らしさを充分に堪能できる。
もちろん、ブライアン、ロジャーも当然のことながら、ほかのバンドメンバーも素晴らしい。
さらにおもしろいのが、この三人の日本語だ。
「みなさん、大丈夫ですかー?」とポールが言ったり。(なんで大丈夫なんだ?笑)
「いらっしゃいませー」と、ブライアンが言ったり。
ありきたりだが「福岡の皆さん、こんばんはー」は嬉しかったし。
なによりぐっと来たのがブライアンがポールのことを「素晴らしい歌い手さん」と紹介したことだ。
「歌手」とか「ボーカリスト」と表現したのではなく「歌い手さん」。
同じ意味だろうが、自分の琴線を刺激するよ、歌い手って言い方は。
それにポールが笑顔で応える。
「CRAZY LITTLE THING CALLED LOVE」ではラフなギターに続きボーカルが乗る。
この曲の後、ロジャーがギターを持ちMCを始める。
英語なのでよく理解できなかったのだが、ネルソン マンデラ基金の事、AIDSで亡くなったフレディの事を話しているのは分かった。
そして切々と「SAY IT'S NOT TRUE」を歌う。