晴れ、ときどき虹。

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QUEEN+ポール・ロジャース(その7)

2005-11-06 11:36:56 | 音楽話
暗闇の中、沸き上がる拍手の中、ロジャーとブライアンが出てくる。
そこで演奏されたのは、日本ツアーのみで演奏されている「I WAS BORN TO LOVE YOU」。
なんと、アコースティックヴァージョンだ。
個人的には、これはQUEENのナンバーと言うよりはフレディのソロと言った方が、しっくりくる。
で、なぜか脳裏には「ノエビア化粧品」のCMがよぎる。

再び ポールが出てくる。
重々しいイントロの「THE SHOW MUST GO ON」。
この曲は、フレディが亡くなる半年ほど前に発売された「INNUENDO」に収録されているが、しばらくはフレディの絶唱としかとらえられず、QUEENを見ることは一生ないだろうと思っていた。
フレディはいなくても、ショウは続く・・・。

そして個人的に大好きな「ALL RIGHT NOW」。
何度も書いてしまうが、まさかこの曲も生で聴けるとは・・・である。
ポール・コゾフも亡くなってしまっているが、彼のフレーズをブライアンが愉しそうに演奏しているのも心に残った。
ポールは、さすがに自分の楽曲だと素晴らしいよ。
QUEENの曲がだめと言うわけではないので。

いよいよ終盤にさしかかる。
「WE WILL ROCK YOU」で会場一斉コーラス、おきまりの手拍子。
いよいよラストナンバー「WE ARE THE CHAMPIONS 」に。
もう終わってしまうのかと思うと、切ない。
ここも大合唱。
メンバー全員出てきて、頭を下げて挨拶。
ありがとう。本当にありがとう。
日本に来てくれてありがとう。
福岡に来てくれてありがとう。
ポール、歌ってくれてありがとう。
ロジャーとブライアン、素晴らしい時間をありがとう。
バックメンバーのみなさん、素晴らしい演奏をありがとう。
そして、この瞬間にありがとう。


QUEEN+ポール・ロジャース(その6)

2005-11-06 11:15:35 | 音楽話
「A KIND OF MAGIC 」のイントロが流れる。
ギュイーンの歪むブライアンのギターから、レザー光線が・・・なんてことはないが。
「I WANT IT ALL」が始まった。
重厚なコーラスから激しいドラムとギター、そしてポールの歌声。
ポールは、こういったアグレッシブなナンバーも合うね。
「A KIND OF MAGIC 」よりも、こっちの方が絶対にいい。
サビのブライアンとの掛け合いも、ほんとによかった。
QUEENの楽曲の中でも、この曲は非常に気に入っているので、嬉しくてたまらない。
このアルバムが出たとき、すでにQUEENはツアーをしなくなった。
いや、できなかったのだろう。
フレディ在籍のライブでは聴くことができなかったこのナンバーをはじめとした数曲は、まさしくこのツアーで蘇った感じがする。
流麗なピアノ。
バックスクリーンには、フレディが演奏している。
そう「BOHEMIAN RHAPSODY 」である。
途中まではずっとテープで、フレディをはじめ、メンバーの若い頃の映像や、数々のツアーの様子やPVが、めまぐるしく映し出される。
涙が出てきた。
終盤からポールが、まるでフレディからバトンタッチされたように歌い出す。
その様子は感動的だった。
それなのに白黒タイツのフレディを映像を見たときは、不覚にも吹き出してしまったが。
うん、このライブは、フレディのことをみんなで想い、歌っていこうという感じだった。
決してフレディのまねではなく、自分も楽しみながら歌っているポールも、私は嬉しかったし素晴らしかったと思う。

・・・一旦メンバーが下がる。