
晴れ。

今日は、息子の部活「サッカー部」の夏季大会。

もっとも、この嘉麻市・飯塚市での予選を勝たないと、次の筑豊大会には出られず、まずは今日勝たないと、3年生は引退。
最後の試合なのに、ケガをしたキャプテンは出場できず、また、息子と同じキーパーも、ケガをしていて出場がなんとも微妙な状態。
整骨院の先生によると「大丈夫だろう」とのことなので、息子ではなくこの大会が最後の大試合である3年生が出場するだろうと、ずっと思っていた。
まぁ、確かにケガによる諸々の心配はあるだろうが・・・。
いざ、蓋を開けてみたら・・・。
息子が出ていた。


身体も小さいし、2年生と言うことで、途中で出ても少しの間だけだろうと思っていたが、なんとフル出場だった。
最初の対戦校には勝ったが、次の対戦校は、春の大会で2位だったチームで・・・。
しかも、その学校は、先の試合で負けているので、もう後がないのだ。
息子達は「勝てるかも!!」と、興奮していたが、やっぱり元々が強いチーム故、相当な苦戦を強いられた。

キーパーである息子は、当然大忙しである。


何度も何度も、身体を張ってシュートを留めるが、それでも4点取られた。
最後に点が入ったときは、相当悔しかったみたいで怒りを露わにし、たたきつけるようにフィールドにボールを投げていた(キーパーなので手が使える)。

結局、負けてしまったが・・・。

試合を終え、ベンチに引き上げてきた。
みんな拍手で迎えられた。


息子はベンチに座り込み、ユニフォームを頭からかぶって、顔を隠して泣いていた。

どう声をかけていいのかわからず、遠くからじっと息子を見つめるしかなかった。
すると、試合に出なかった3年生のキーパーが、息子のヨコに寄り添い、いろいろ話しかけて慰めているようだった。
内心「オイオイ、逆じゃないのか??」と思ったが・・・。

息子は「この試合に勝ったら、次の試合に○○くん(3年生のキーパー)が出られるから」と言っていたっけ・・・。
それも、叶わなかったんだな・・・。
帰宅する頃には、すっかり落ち着き、いつもの息子に戻っていた。
本当に残念だったが、よく頑張ったね。

ふと、成長したなぁ・・・って感じたが・・・。
来年の大会まであと一年。
それまで、悔いがないように、精一杯頑張って欲しい。