
今日は、仕事で工場見学に。
場所は、福岡市東区にある「エル・パッケージ」。
私が加入している生協は、お肉や魚が入ったトレーを回収して、再度トレーとしてリサイクルしている。
トレーを回収するにあたり、組合員は綺麗に洗ってから生協に返却するのが約束になっている・・・。
が・・・。
油でべとべと、カビが生えたトレー、そしてトレー以外のびんやパックまでも集まっていることに唖然。

もちろん、一部とのことだが、みんなで取り組んでいるリサイクルは、それぞれがきちんと約束を守っているからこそ成り立つのに、それができていないとなるのは、正直、非常に悲しかった。
それだけ、私たちが伝えていかねばならないし、すばらしいシステムも、みんなが約束を守らなかったらきちんと循環できないなんて、なんてもったいない話なんだろう。

実は、この「エルパッケージ」は、2回目の見学になる。
ここ数年で、トレーだけではなく、商品の仕分け袋も回収されるようになった。
私も、ラベルの部分を切り取って、ほぼ毎回リサイクルに出せるようにしている。
また、今年の夏からは、たくさんの組合員から要望があった「カタログ回収」も始まった。
私は、自治会の子ども会の廃品回収に出していたが、処分するすべがない人たちは、本当に朗報だろう。
これも、ルールを守って、みんなが気持ちよくリサイクルできるように取り組んでいきたい。



その後、香椎の「ゆうあいショップ」へ。
「ゆうあいショップ」は、ファイバーリサイクル・・・つまり衣類のリサイクルの一環で、パキスタンに衣類を送る支援活動や、国内販売、就業訓練支援など、様々なことに取り組んでいるもののひとつで、要は「古着販売の店舗」である。
ただ、単純に古着だけを売っているのではなく、それは事業や運動の一環であるのだが、語ると長くなるので割愛。
(関係者が見たら激怒しそうだ・・・

久しぶりに、本当に久しぶりに、香椎近辺に来た。
まさか、仕事で来るなんて、思いもしなかった。
学生時代、この辺は庭同然で、お金もないのによくうろうろしていた。
駅前再開発で、この近辺はすっかり様変わりしてしまい、当時の雑然とした様子はあまり残っていなかった。
この空気というか、香椎という場所にいるだけで、様々なことが脳裏によぎり、胸がきゅーっとなる。

そして、帰りの道中。

国道3号線を上る。
バスの中から、私の母校が見える。
思わず、スマフォのカメラに収める。

どれだけの月日が流れようとも、ここですごした時間は、今の自分にとってはかけがえのないもの。
たとえ仕事でこの場所を訪れても、ここを通ったときだけは、20歳の自分に還る。
もうすぐ当時の自分の年齢に、わが子が近づこうとしているのに。
たった半日だったが、週明け、さまざまなことに思いをめぐらせ、思いのほか疲れた一日になってしまった。
11月23日追記