ricoのつれづれblog

ricoです。日々おきたこと、感じたことを、つれづれなるままに書き込むblogです。

最近読んだ本

2010-12-24 | 日常の出来事
先日、本屋でこんな本を見つけた。


                

「磯野家の相続」。

ずいぶん前に流行った「磯野家の謎」や「サザエさんの秘密」など、
そんな類の本??と思ったが、ちょっと違った。

「磯野家」という日本で最も家族構成が知られている家族をモデルに
相続に係わるあらゆる事例を分かりやすく説明してくれているいわゆる「入門書」。

今の仕事で相続についてはいろいろ知識が必要なので、
買って読んでみた。

まず、波平が安らかに永眠したときから始まる相続。

だれが遺産を受け取るかという基礎中の基礎から、
その取り分などを、磯野家で分かりやすく説明。

項目ごとのタイトルもなんだか興味をそそられる。

マイナス財産である借金を相続するのかという問題では、

波平にまさかの借金発覚!どうする?磯野家

認知した子どもがほかにいる場合は、

えぇぇっ!波平にまさかの愛人!隠し子にも相続権が?

などなど。

事例もさまざまで、
サザエが波平より先になくなっていた場合、
フネが自分が亡くなったときにタマに財産を譲るという遺言書を残していた場合、
カツオが相続権を奪われた場合、
サザエが2人目を身ごもっていたときにマスオさんが不慮の事故死を遂げた場合、
ワカメが大好きな彼と「事実婚」状態の場合に相手の相続人になれるか?
など、相続問題はいろいろあるみたいで。

通常の磯野家ではありえないだろう事例でも、
家族構成が分かっているだけに理解しやすい。

実際の相続の手続きや、遺言書の残し方、遺言書がない場合の遺産分割の仕方なども
後半に載っている(この辺は磯野家はまったく出てこないが・・・)

いつかはみなに訪れる「その時」。
エンディングノートも注目されている昨今。

あっというまに読めるので、興味があれば読んでみるものいいかも。
そしていざというとき役立つかも。