昨夜本当に久し振りに京都文化博物館のシアター上映に行って来た
正直あまり期待もしないで行って驚きだった・・・素晴らしいのだ
私が今まで観てきた邦画の中で三本の指に・・・イヤイヤ【砂の器】の次かな
2時間37分があっと云うまに過ぎ去ってしまった、岡本喜八監督のリアルな表現
それに東宝のオールスター総出演なんやけど、顔見世だけではなかった
最後に加山雄三まで出てくるのだが、確りした役での出演だ、小林桂樹にしても
チョイ役だけど、玉音の録音盤を一晩預かる侍従の役と大切な役どころ
これだけの顔ぶれを一挙には中々見られる者ではない、しかも個性派揃い
三船敏郎の切腹の場面は、思わずスクリーンから目を離しました
もう一つ、ビックリしたのが、黒沢年男が素晴らしい役を貰っていた事(終始出ずっぱり)
中丸忠雄も・・・・・ 黒沢年男が終始出ずっぱり
《あの奇怪な役の多い天本英世ならでは・・・顔ぶれを見て下さい最初で最後かもね、(ちょっと見難いかもしれませんが》
また、中丸忠雄、天本英雄、高橋悦史、らが凄く、存在感があった
話は、戦局が益々不利になってきている日本に対して、アメリカ、イギリス、中国が
無条件降伏を求めるポツダム宣言が海外放送された昭和20年7月26日から始まる
翌27日に鈴木総理官邸で緊急会議が開かれるところから、映画は始まって行く
6日に広島に原爆投下、三日後の9日には長崎へと続くのだが、まだ受け入れられない
今まで、日本は戦争に負けた事が無いからなのか、会議が進まない、観ている我々までイライラ
ところが、映画の時間はドンドン進んでいくのです、この辺はさすが ”岡本喜八” と声を掛けたい
そして、8月14日の御前会議で天皇陛下は終戦を決意される、
此処から翌日の15日【玉音放送】までの日本のいちばん長い日が始まるのである
昨夜の上映、タイトルも無し 出演者の名前も出ませんでした・・・・・何なんやろ~
さて、今回2015年版として製作され、三船の役を、役所広司が・・・・
どうでしょうね・・・・・この映画を越えられるでしょうか