さんぽみちクラブ 子育ては失敗・ほろ苦さ時々喜び

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子どもは風の子! と勝負する

2019年11月16日 | 子育ての苦い経験・喜び
 子どもは風の子! と勝負する

  


 「子どもは風の子」というのは
 もう昔のことでしょうか?
 いやいや通勤途中で半ズボン半袖のお子さんも
 ちらほら見かけます。

 以前のことですが、
 近所の5年生の男の子が半ズボン半袖で頑張っていました。
 私がその子と話す機会があり、
 「おじさんも小学校の時はずっと半ズボン半袖で通したものだよ」
 と話しましたら、その子が
 「その当時のことはもう誰も確かめられない、
  昔のことなら誰でも、どんなことでも言えるからね~」
 と、完全に冷めた感じ、疑っている様子でした。
 私は事実を話したにもかかわらず
 5年生のお子さんに不信感を持たれたことに少しカチンときて
 「じゃあ今年の冬は勝負するか!」と言ってしまいました。

 5年生の子も大人は口だけと言わんばかりに
 「いいとも、やるか」と子どもの土俵で勝負することになりました。

  

 家から外出する時は全て半袖で通しました。
 まあ、寒いのなんのって・・・
 泣きそうになりましたが、勝負していたので引き下がれません。
 信号待ちをしている時、真冬に半袖なので、
 「鳥肌が立っていますけで寒くないのですか」と
 見ず知らずの人からどれだけ声をかけられたことか・・・。
 職場でも、「もうやめたら?」と言われましたが。
 ここでくじけたら、
 5年生の子に「やっぱりね」と大人は口だけだなと
 思われてしまいそうで、大人のプライドが・・・。
 風邪を引いてしまった時は、
 周囲からそんなことするからだとボロクソ言われました。
 病院に行った時は長袖を持って行き病院内では長袖を着て、
 一歩外に出た時は半袖になりました。

   

 その分お風呂の暖かさや布団のぬくもりに感激していました。
 埼玉県で、一番春を待ちこがれている人物ではと
 思うくらい春の陽気を待っていました。

 一冬何とか半袖で過ごしました。
 子どもからも「やるな、おやじ!」と
 何とか、くだらない大人のプライドを保ちました。
 根性があるとも思いましたが、
 「やっぱり寒いわ、ごめん無理でした」と
 引き下がる勇気も大切だと思いました。


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