さんぽみちクラブ 子育ては失敗・ほろ苦さ時々喜び

子育ての失敗や苦い経験、喜びなどを書いています。小学生、高齢者を応援する人生ゲームも紹介しています。

3年生 幼い心を痛めている 「学童保育は嫌われている」

2020年06月04日 | 子育ての苦い経験・喜び
3年生 幼い心を痛めている「学童保育は嫌われている」

  

 学童保育は、働く親などにとって、お子さんにとっても
 とても大切な居場所を提供する所だと思います。

 息子が小学生のころ、近所に3年生の子(M君)が引っ越してきました。
 その子は学童保育所に通っていたのですが、
 元気いっぱい仲間と遊べる学童保育所が好きでした。

 しかし、だんだん表情が曇りがちになってきました。
 曇りがちな表情だったので、M君に
 私 「最近あまり元気がないけど、どうしたの?」と聞いてみると
 M君「ぼくは学童保育所が好きだけど、まわりの人たちからは
    学童は嫌われている」と言うのです。

 もしかしたら何か嫌な体験でもしたのか
 心配になったのでさらに聞いてみると
 私 「そんなことないよ、学童保育は応援されているよ。」
 M君「おじさん、ぼくは知っているんだ。
    『チカン注意』の看板の意味って、チカンに注意して下さいって
    いうことでしょう。」
 私 「そうそう、そういう意味だよね」
 M君「『チカン注意』の看板のその隣に『学童注意』の看板もあった。
    学童保育にも注意しましょうっていう事だよね。
    僕たちの学童は周りの人から嫌われているんだ!」と。
 私 ・・・・・
   「いや・・あの看板の意味はね・・」丁寧に説明しました。
 M君「え~~何だ、そうだったのか。安心した!」
 
 

 M君に笑顔が戻りました。
 驚いたことに他の子ども達も同じように勘違いしていました。
 大人から見ると何でもないことでも、
 子どもたちはその年齢の知識と経験で
 一生懸命考え判断しているのです。
 時にこのような誤解が生じ幼い心を痛めている時も。
 大人から見てあれ?と思った時でも道理を説くより
 まず最初に「どうしたの?」と聞いてみる一言が
 子どもを理解し共感する上でとても大切だと思いました。


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