Kranz(クランツ)は、環の形の壁飾りのこと。一般的に、リースと呼んでいるものと同じです。
壁面を飾る以外にも、テーブルに置いたり、長いリボン等で、空間に吊るして飾ることもできます。
永遠の恵みをイメージさせる環の形は、家を平和に守ってくれるシンボルとして飾られているようです。
今回のトロッケンゲビンデ作品展でも、たくさんのクランツを見て頂くことができますが、その中から三つだけご紹介します♪
ラグラスというフワフワの綿毛のような草穂に、ケシと小花をあしらった素朴でやさしいげなクランツです。
落ち葉と木の実を合わせた、秋を感じるすっきりと軽めのクランツ。
ナンキンハゼ、シャリンバイ、ボダイジュの実をアクセントに。
こちらは、森本禮子先生の作品。
布花やビーズ、金銀染め、香辛料などをあしらった手の込んだクランツです。
ここまで落ち着いたエレガントさに仕上がるのは、木の実と副素材の絶妙なバランスということでしょうか?
クランツひとつを取っても、作品の印象は様々ですね。飾る場所に合わせてイメージしてみては?