りらの宝塚な日々

宝塚歌劇のあれこれをたまに綴ります。ただのファンです。最近は、観劇できなくなっています。

月組「桜嵐記/Dream Chaser」を観劇

2021-06-07 12:49:32 | 趣味
某日、月組「ロマン・トラジック『桜嵐記』/スーパー・ファンタジー『Dream Chaser』」を、観てきました🌒

良作の定評がある、上田久美子先生、作・演出。

南北朝時代なので、さらっと歴史の流れをおさらいしてから観に行きました。

なんといっても、名前が、似通ってるからそこらへん整理しておかないと。

観劇しての感想。良作です✨複数回観る価値ありです!

見せ方が、上手いですし、わかりやすい。自然と泣けてくる…この私が泣くなんて…。

楠木正行が、珠城りょうさん。
その弟の正時が、鳳月杏さん。
そのまた弟の正儀が、月城かなとさん。
南朝の弁内侍が、美園さくらさん。
正時の妻が、海乃美月さん。
楠木正成が、輝月ゆうまさん。
後村上天皇が、暁千星さん。
足利尊氏が、風間柚乃さん。
晩年の正儀が、光月るうさん。
晩年の弁内侍が、夏月都さん。

後醍醐天皇は、一樹千尋さん(専科)

人の情に、やられました。
正行の日頃の行動が、こうも皆の心を動かしたかと…。

正行、正時、正儀三兄弟の、並びの美しさ。

そして、過去の正成と、三兄弟の場面を絡ませてきて、もう滂沱の涙が…。

正時の、自分は三途の川で妻が待っているので、先に逝くとか、いわれたらもうたまらない…。

歌もうまく、千海華蘭さんのお役もいい味を出していました。

ショーは中村暁先生。
プロローグで、珠城りょうさんが、下弦の月(?)のセットとともに登場。

珠城さんといえば、「月雲の皇子」を、どうしても思い出してしまいます。あれも、上田久美子先生でしたよね。2013年のバウホール公演を友会で当てたチケットで観劇した記憶があります。あの作品も、月がバックに大きくあって、幻想的でした。

似通った場面などは、どこの組にもありますが、見え方は全然違ってきます。

こんなにソツなくこなしてるのか〜とか、男役群舞なども、その組らしさがあって、楽しめます。闘志を、顕にせず、さらっと容易そうに見せてくる…。


風間柚乃さんが、よく目立つ。

退団者の方々も、それぞれ良いお役のようでした。

パレード、エトワールが美園さくらさんでした。
歌、お上手ですから、最後にエトワールがきたんでしょうか。


客席からの、拍手、手拍子が、とても温かったです。

貸切でしたので、珠城りょうさんの舞台挨拶がありました✨

生演奏は、花組アウグストゥスより再開していますが、やはり生オケはいいですね!生徒の動きに合わせてくれるし、絶妙な間を崩さない。
指揮は、佐々田愛一郎さんでした。人気者です。


ボケボケ画像ですが。







ムラ(宝塚大劇場)の公演のあとは、東京宝塚劇場での公演になります。
ご興味のある方は、ぜひ、一度ご観劇頂ければと思います🙏珠城美園トップコンビをはじめ、数名の生徒が退団予定です。

この公演より、しばらくコロナでお休みしていた新人公演が再開します。チケ難のようです。あるところにはあるのかもですが💦