りらの宝塚な日々

宝塚歌劇のあれこれをたまに綴ります。ただのファンです。最近は、観劇できなくなっています。

今年の観劇納めは「シラノ・ド・ベルジュラック」でした

2020-12-13 11:14:16 | 趣味


今年は、コロナの猛威のせいで、劇場へ出向くことが後ろめたく感じ、例年に比べれば、本当に少ない回数の観劇でした。終演後はすぐに帰宅する!!!

感染すれば家族にも、職場にも迷惑をかけますし、ひっそりとでした。

このままだと、来年もしばらくはこんな感じなのかなと思います。無事に生きのびないと…。

本当は行かないのが一番なのですが、深い繋がりができてしまうと、お席を空席にしたら罪悪という独特のあの世界の常識で、追い詰められることになり…つくづく、新しい体制を劇団が整えるべきだと思いました。
十年後くらいに、そんなことも昔はあったわねと話せる時が来ることを願っています。


さて、「シラノ・ド・ベルジュラック」ですが、特別顧問で、専科の轟悠さんが主演で、良作に仕上がっていました。
色々観ずに、あれこれ言うファンも多いですが、観れば納得させられるのが轟さん主演の公演です。

星組組長の美稀千種さんも友人役としてきっちり舞台をしめていましたし、芝居巧者の天寿光希さんは、ド・ギッシュといういけ好かないお役なのに、どこか笑えてしまう人間臭いお役で、笑いを起こしていました。あれは、過去のコリンズ牧師や、イケコモノマネ(小池修一郎氏のモノマネ←宴会芸)などの引き出しの多さからなのでしょうか。上級生ですし、宝塚に一生を捧げそうですね。知らんけど。
天寿さんは、二幕後半の14年後の扮装が、くるくる鬘のせいなのか、ヒロさんこと一樹千尋さんに見えてしまい、あ?次回のロミジュリでは、長年ヒロさんのお役だったジュリエットのパパ役をされるので、まさか今からそれに寄せてきてる?とお馬鹿な発想が頭をよぎりましたよ😊

で、極美慎さんが、とても目立つお役で、良い経験をされたと思います。色々お上手になられたと感じました。やはりスラッとして美貌の方ですしね。先が楽しです

ヒロイン小桜ほのかちゃんは歌もお芝居も安定していますし、瀬央ゆりあさんは、とにかく一番光っていました。きらびやかでした

他の方々もそれぞれ見せ場があり、この人はこんなにお歌がお上手なんだなとか、面白い役作りをしているなとか、思いながら拝見しました。

個人的には、朝水りょうさん。1幕は詩人としてそれなりにお芝居に絡むお役で、ナンバーもありました。イケメンですよねそんなことは誰も宝塚ファンなら知っていたことですが。お歌がお上手なので、いつかお茶会などに参加して、あの整った顔面と、お歌を間近で〜と久々にトキメキましたコロナ収束後も、在団していていただきたいです。
二幕は、イスパニア兵などのバイトでしたが。
フィナーレで男役が踊っている中でも、目を惹くので、路線スターさんではないにしろ、沢山ファンがいらっしゃるのが、今更ながらに納得できました。オペラ泥棒とは、この方のことですね

と、他にも気になる娘役さんなども、活躍されていてよい経験をされただろうと思っています。

千秋楽は、ライブ配信があり、たくさんの方が視聴されたでしょう。

とにかく、公演全日程が無事に幕を下ろしました。千秋楽のチケット取り次ぎは、チケット代にそこそこの金額を上乗せするのが、これまでの常識で…。配信見たほうが、コロナ禍では安心安全ですから、配信をおすすめします。

そして、驚く次の日程…。内緒内緒ということで。