りさの苦手日記

りさには苦手な事がたくさんあります。

認められたい気持ち

2015-01-30 14:53:11 | 日記
実は、りさはこの春、中学生になります。小学2年生の時、ディスレクシアであることがわかり、それから、4年半経ちました。今もまだ、視空間認知のトレーニングをしています。

そんな彼女が中学生になることは、私にはとても心配ですが…

私の心配をよそに、彼女はグッとお姉さんになったようです。

最近の彼女の口ぐせは、
「お母さん、心配は無用。大丈夫だから」です。
そう言われると、内心は余計心配になってしまう私ですが、りさには、
「そうやね~、もう6年生やもんね~、お姉さんになったね~」
と、言っています。

そんな彼女が、ピアノが弾けることをクラスメートに認められたいらしく、無謀にも卒業式でピアノ伴奏を弾くことを、決めました。
彼女はピアノは習っていますが、卒業式で歌う歌の伴奏を弾ける程、上手くはありません

ですが、担任の先生は彼女の気持ちを汲んで、承諾してくれました。
もし、卒業式までに弾けるようになれなければ、違う方法を考えてくれるそうです。

ですから、ピアノの先生にお願いし、なんとか弾ける程度にアレンジしてもらい、毎日練習しています。
自分から言い出しただけあって、ピアノの発表会よりもたくさん練習していて、学校で休み時間や放課後でも家でも練習しています

自分が出来るようになりたいと思ったことを、いつも努力している彼女を見ていると、彼女の口ぐせ通り、
「心配は無用」なのかもしれません

自尊心や自己肯定感がない彼女でしたが、周囲に自分を認めてもらいたい気持ちが芽生え、そのために努力している姿を、私は、とても誇らしく思います。

卒業式の日、袴を着せようかな~と考えていた私でしたが、りさが急に、
「袴を着たいけど、ピアノが弾きにくい
と、言い出しました。

彼女の意見を尊重し、袴を着せることをやめることにした私は、成長した彼女が嬉しくもあり、寂しくもあり…
あんなに幼かった娘の成長に、なんだか複雑な気持ちです

親って勝手ですね
それとも、こんな気持ちになるのは、私だけでしょうか❓


周囲に認められたい気持ちが、彼女を成長させました

そして、先生方がその気持ちを尊重し、協力して下さったことにとても感謝しています


このブログを通して…

これからもこうやって、周囲の方々に見守られながら、りさが成長していくことを心より願っています。
ありがとうございました