19:20 ・・・ 第2部“J―未来の君へ―”開演。
幕開きの背景は公園スタートです(^^)・・・が、この公園、
この物語では何度も登場する、ある意味キーワードとなる
場所であります(^^)v
ですが、皆さんもうご存知のように、この背景、全場を開演
前から順番に貼り付けてあります^^;
・・・と言うことは、必然的に同じ公園背景が何枚もいる・・・
となるのです"^_^"
・・・よって、背景担当の団員が、頑張って同じ絵を何枚も
書いてくれたのでした~^_^;
「ご苦労様~"^_^"」
“J”
この“J”・・・全体にとっても重たいお人形なのですが、
ご覧のように、帽子まで被っております^^;
実は髪の毛も多い為、異様に頭が重いのです・・・(>_<)
で、公演中は気付かなかったのですが、頭が振られて・・・
(お人形の為、言葉をその子が話す訳でないので、喋って
いる演技として、首を振って・・・たとえば「うん!」などと、
見せています。)ビデオでは重そうなのが見るからに分か
るのではないか・・・と・・・^^;
その内、皆様にもご覧頂こうと思っています(^^)v
おまけに、重い為、手首で支えているのですが、その重み
で下を向いていることが多々あり、帽子を被っている為、
お顔があまり見えない・・・と言った悪循環を引き起こして
いるビデオであります・・・と、以上の理由から、写真にし難く、
見難いビデオ写真かも知れませんがお許し下さい
公演中は観たお友達から、お顔はちゃんと見えていたと
教えて頂いたので、ヨカッタ・・・と安心致しました^^;
(左)マイク少年 (右) “J”
「このマイク少年と“J”は将来・・・^^;」
と言ったお話しが、後日談的な物語として存在しています
が、皆様にはご覧頂いていますでしょうか?
団員たちの中では「なんで~!?」と言われ続けた後日談
であります^^;
どの場面でしょうか・・・^^;公演中の舞台裏です♪
(左)ハリー (中)エド (右)男
お人形に初めて“メガネ”を着用させてみました(^_^)
この“メガネ”、うちの子作であります(*^^)v
この作品、現在と過去が混同しています(>_<)
・・・なので、最初練習の時など、どう言った風に見せれば、
見ている方にその辺りが分かりやすく伝わるか・・・と、色々
考えてみましたが、立ち位置を前後にズラす・・・紗幕前と
ナシで分ける・・・など、手法をその都度変え、違いを表す
ことにしました(^^;)
その先ず第1がオープニングの上写真の場面なのですが、
この場面では、写真では分り難いかも知れませんが、“J”
とエドは前後に離れて、立ち位置を取っています(^-^)
同じように現在と過去で、お人形の歳の違いを出す為に、
ちょっと見え難いですが、“J”のママのマリィさん、白髪を
ほんの少しエクステしています(^_^)
(左)マリィ (右)ハリー
この場面の始めだけ、“J”を置いて私がご覧のように、
人形を2体持ちしています(^_^;)
無事取ってもらった後は、大急ぎで“J”に持ち代え、再び
登場です(^^;)
左端にチラッと何かが見えているの、分かりますか~?^^;
実は何度たび目でしょうか、バケツに入れたドライアイスで、
煙に挑戦している画です(^_^;)
ドライアイス担当の団員が頑張ってくれたのですが、結果は
あまり煙は見えず、少し残念ではありましたが、終演後、
舞台監督さんからドライアイスの出し方(?)を伝授して頂き
ました(^^)v
これで次回は完璧ではないかと・・・(^^;)
「技術の伝授を、ありがとうございましたm(_ _)m」
見え難いですが、両端のエンゼルさんと大王様は、頭の上
に、天使の輪っかをつけています^-^;
この場面のハリーさんは私が持っています(>_<)
大慌てで出ているので、“J”は放ったらかし、ハリーさん
の髪は乱れたまま・・・の大変な状態であります^^;
再び大慌てで“J”に持ち代えです(>_<)
見えないですが、下手方に座っているエドは、手にタバコを
持って・・・挟んでいるんですよ(^^;)
何度目の公園でしょう・・・?^^;
今回、数少ない小道具のうちの1つ、携帯電話を持っている
エドさんです(^^;
ここから評判の、1幕の大盛り上がりのラストへと続いて
いきます(^^)v
「父ちゃんの馬鹿野郎―――――っ!!」
19:55 ・・・ 1幕終了
( 休憩 5分 )
余談ですが・・・
1幕の盛り上がりの場面は、腕が「もうダメだ・・・」くらい
パンパンになっていて、幕が閉まると思わず引っ繰り返
ったほど、しんどかったです~(>_<)
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〈 主な登場人物 〉
ドン ・・・ 2人組泥棒の兄貴分。
デン ・・・ 2人組泥棒の弟分。
グン ・・・ 少年。
ポー ・・・ グンの友達。
ルルル ・・・ 洋館の住人。
ラララ ・・・ ルルルの双子の妹。
マーサ ・・・ ルルルとラララ付きの召使。
その他
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――――― 第 1 場 ―――――
静かな音楽流れ、幕が開く。
舞台中央後方に、怪しげな風貌の大きな
屋敷が聳え立つ。
(カラスの鳴き声、時折、冷たい風が吹き抜ける。)
そこへ上手より、黒スーツに身を包んだ
2人組の男(ドン、デン。)登場。
デン「あ・・・兄貴・・・こんな恐ろし気な屋敷止めて・・・とっとと帰
りましょうよ・・・」
ドン「馬鹿!何、ビクビクしてんだよ!町で噂話を聞いただろ!
?山の麓に建つ洋館のこと・・・」
ドン、歌う。
“山の麓に淋し気に
建つは立派で素晴らしい
広大な敷地に目を見張る
大きな大きなお屋敷さ
絢爛豪華な装飾品
見れば誰もが歓待の
声を上げるに違いない・・・
昔々の貴族様
持てる限りの贅を尽くし
建てた自慢のお屋敷さ”
デン「知ってるよ・・・。オイラだって兄貴と一緒に聞いてたんだ
から・・・」
ドン「おお、そうか!」
デン「でもその歌には続きがあるだろ!!」
デン、歌う。
“だけどある時忽然と
姿を消した貴族様・・・”
ドン、歌う。
“後に残るは莫大な
金銀財宝お宝さ!”
2人、歌う。
“盗みに入ったお屋敷は
この世のものとは思えない・・・”
ドン“世にも稀な黄金の屋敷!!”
デン“世にも恐ろしい幽霊屋敷!!”
2人、驚いた面持ちで顔を見合わせる。
ドン「馬鹿!!何が幽霊屋敷だ!!」
デン「兄貴こそ、そこんとこ間違ってるよ!!黄金の屋敷の訳な
いじゃないか!!見てくれよ、この草ボウボウで荒れ果て
た土地に建つ・・・見るからに幽霊屋敷・・・。屹度、中に入
ればウジャウジャいるんだ・・・」
ドン「何がウジャウジャいるんだよ!!」
デン「しっ!!(小声で。)お化けだよ・・・お化けに決まってるだ
ろ・・・!!」
ドン「お化けって・・・おまえ、ホント怖がりだなぁ・・・。ウジャウジ
ャ転がってるのはお宝さ!!」
ドン、歌う。
“なんて怖がりなんだ
呆れた奴だ
この世に幽霊なんているもんか
この世にあるのは目に見える
現実に存在するもののみだ!”
デン「そんなことないよ・・・!!」
ドン、歌う。
“暗い闇に光るのは幽霊の足跡?”
デン「えー・・・」
ドン「(首を振る。)」
ドン、歌う。
“違うねそれは俺様に
富をもたらす輝きさ!”
デン「(安堵の溜め息を吐く。)」
ドン、歌う。
“頬を過ぎる冷たい風は魂の通り道?”
デン「う・・・嘘だ・・・」
ドン「(ニヤリと笑う。)」
ドン、歌う。
“それは宝の在り処へ導く道標
だから
見えないものにビクビクするな!
何かを感じるなんてそんなの嘘だ
怖いと思えば何でも怖い
この世で一番怖いもの
それはおまえの目の前にある!!”
デン「え・・・?」
ドン「この俺だ!!」
デン「えーっ・・・兄貴ー・・・!!」
ドン「お宝の山を、こんな目の前にして尻込みするな!!さぁ、
愚図愚図言ってないで行くぞ!!(下手へ走り去る。)」
デン「あ・・・兄貴ー!!(ドンを追い駆けようとして転ぶ。)あっ!
!いってぇ・・・なんだよ・・・(躓いた方を見ると、そこにボー
ルが落ちている。ボールを拾う。)なんだ・・・?ボール・・・?
誰だよ、こんなところにボールを置いとくなんて・・・。足取ら
れちゃったじゃないか・・・あ・・・!!そうだ!!兄貴ー!!
待ってくれよー!!(ボールを持ったまま、慌ててドンを追
い駆け、下手へ走り去る。)」
そこへ上手より、2人組の少年(グン、ポー。)
何かを探すように回りを見回しながら登場。
グン、歌う。
“どこにあるんだ僕の宝物
確かこの辺りに飛んできた
見つからないよ宝物”
グン「もっとよく探せよ!」
ポー「うん・・・」
グン「おっかしいなぁ・・・確かこっちに・・・」
ポー、後ろに佇む洋館に気付き、
グンの肩を叩く。
グン「なんだよ、ポー!!僕は今探し物を・・・(下を向いて何か
を探し続ける)」
ポー、歌う。
“あるのは古びた洋館の
カビた臭いの立ち込める
村で評判恐ろしい
誰もが恐れるお化け屋敷”
グン「お化け屋敷!?(顔を上げ、屋敷を認める。)ここは・・・」
ポー「村の人たちが噂してるお化け屋敷って・・・このお屋敷の
ことだよ・・・。屹度・・・ボールはこの中だよ・・・!!」
グン「えー・・・!!おい、ポー!!おまえが取りに行って来いよ
・・・!!ボールはこのお屋敷の中って、ポーが言ったんだ
から・・・!!」
ポー「そんな・・・嫌だよ・・・。グンが投げたんだ・・・グンが行けよ
・・・!」
グン「そんなこと言うなら、その投げたボールを受け取らなかっ
たポーが悪いんだ!!ポーが一人で探しに行って来いよ
!!」
ポー「グン!!」
グン「僕、ここで待っててやるから早く行って来いよ!!(ポーの
背中を押す。)」
ポー「えー・・・!!グン、一緒に行ってくれよ!!僕、一人でお
化け屋敷に入るなんて無理だ・・・!!」
グン「あのボールは、誕生日にパパが買ってくれた大切なボー
ルなんだぞ!!」
ポー「分かってるよ!!分かってるから2人で行こうよ!!その
方が屹度早く見つかるから・・・!!お願いだよ!!」
グン「・・・もう!!仕方ないなぁ・・・!!」
音楽流れ、2人歌う。(紗幕閉まる。)
“行こう足を忍ばせて・・・
屹度見つかる探し物
怖くはないさ2人なら
手をつないで一歩ずつ・・・
早く行こう 日のあるうちに
尻込みしないで勇気を出して
だけどやっぱり・・・恐ろしい・・・”
グン「嫌だなぁ・・・」
ポー「怖いよ・・・」
その時、カラスの鳴き声が聞こえる。
グン「わあっ!!(耳を塞ぐ。)」
ポー「グン!!(グンに抱き付く。)」
2人、手を取り合い、回りを見回しながら
恐る恐る下手へ去る。
暗転。
――――― 第 2 場 ――――― A
舞台、薄明るくなると、古びた洋館の中。
(紗幕開く。)
中央、後ろ向きに一つの大きな椅子。
そこへ上手よりドレス姿の一人の女性(ルルル。)
摺り足で慌てた様子で登場。
ルルル「ああ・・・本当にどこにいったのかしら・・・ああ・・・私の
大切な宝物・・・」
ルルル、歌う。
“どこにあるの私の探し物・・・
ずっとずっと探してる・・・
屹度ある筈 私の宝
心から大切にしてたわ
いつも肌身離さず
なのにある日 忽然と・・・
影も形もなくなった・・・”
ルルル「ああ・・・一体どこにあるの・・・?ああ・・・困ったわ・・・」
ラララの声「もう・・・いつもいつも煩いわね・・・」
中央椅子、回転して前方を向くと、ルルルと
瓜二つの双子の妹(ラララ。)座っている。
ラララ「お姉様、少しくらい落ち着いて座られたらどう?」
ルルル「ラララ!!そんなこと言ったって、あの水晶玉がないと、
私、いつまでもこの屋敷から離れられないわ!!」
ラララ「そうだったわね。けれど・・・水晶玉、水晶玉・・・お姉様の
頭の中は、いつだって水晶玉のことで一杯・・・。お陰で、
何故か私まで、いつまでもこの屋敷に縛られたまま・・・双
子だって言ったって、個人個人、別人の筈なのに・・・。私
はそろそろ向こうの国へ行きたいわ・・・」
ルルル「ごめんなさい・・・けど、あの水晶玉は私の宝物なの!!
魔法使いのお婆さんに貰った・・・ずっと大切にするって
約束したのよ!!」
舞台フェード・アウト。(紗幕閉まる。)
――――― 第 2 場 ――――― B
音楽流れ、紗幕前スポットに、子どもの
姿のルルルとラララ、浮かび上がる。
2人、座り込んで鼻歌を歌いながら、花の
冠作りに夢中になっている。
“綺麗ね お花の冠よ
色取り取り沢山の
花を摘みましょ 作りましょう”
ラララ「見て、ルルル!!出来たわ!!綺麗でしょう!?」
ルルル「私も出来た!!」
ラララ「私の方が綺麗だわ!!」
ルルル「お花はどれも同じに綺麗よ!だからどの冠も、同じくら
い綺麗なの!」
ラララ「そんなことないわ、私のが1番・・・(ふと、視線を落とし。)
キャーッ!!カエルよ、カエル!!醜いわね!!あっち
へ行きなさいよ!!」
ルルル「ラララ!そんな風に酷いこと言わないで!なんだか、こ
のカエルさん・・・少し元気がないみたい・・・(カエルを
手に取る。)」
ラララ「キャーッ!!ルルル!!そんなカエルによく平気で触る
ことが出来るわね!!マーサ!!マーサー!!ルルル
お姉様ったら、とっても不潔なことをしているわー!!マ
ーサー!!(下手方へ。)」
マーサの声「お嬢様ー!!どちらにお出でですかー?」
ラララ「マーサー!!」
ラララ、マーサの名を叫びながら
下手へ去る。
ルルル「(呆れたように下手方を見ているが、ハッとしてカエル
を見る。)どうしたのかしら・・・お腹が空いているの・・・
?」
カエル「・・・違う・・・水・・・」
ルルル「・・・お水・・・?分かったわ、喉が渇いているのね!・・・
え・・・?今・・・あなたが喋ったの・・・?」
カエル「・・・ああ・・・そうさ・・・」
ルルル「まぁ!!あなた喋れるのね、カエルさん!!」
カエル「早く・・・水を・・・水のある場所へ・・・」
ルルル「ああ、そうだったわね・・・!!えっと・・・(上手方に置い
てあったバケツを見て。)あ!!あれだわ!!(急いで
カエルを上手バケツの中へ入れる。)」
その時、バケツの中から白煙が立ち昇る。
ルルル「え・・・?」
“ボンッ”と爆発音と共に、大きな煙が
上がり、そこに老婆が現れる。
ルルル「キャーッ!!(耳を塞いでしゃがみ込む。)」
老婆「やれやれ・・・やっとこさ元の姿に戻れたわ・・・。お嬢ちゃ
ん、ありがとうよ・・・。」
ルルル「・・・え・・・?(恐る恐る、老婆を見る。)・・・お婆さん・・・
誰・・・?」
老婆「わしは、さっきのカエルじゃよ。」
ルルル「・・・カエルさん・・・?」
老婆「訳あって、ひき蛙の姿に変身させられてたのじゃ。危うく
人間の姿に戻る前に、干からびてしまうところじゃったわ。
(笑う。)」 ※
ルルル「・・・変身・・・って・・・」
老婆「さぁて、魔法の国の掟じゃからの、助けてもらった礼をせ
ねばならん。なんでもよいぞ、一つだけそなたの願いを叶
えてやろう・・・。」
ルルル「・・・え・・・?」
老婆「早よう言え・・・」
ルルル「・・・本当に・・・?」
老婆「ああ。」
ルルル「・・・それじゃあ・・・(少し考える。)無理かも知れないけ
れど・・・」
老婆「魔法使いに無理なことなど、ありゃせん。」
ルルル「・・・私が小さい頃になくなった・・・お父様とお母様と過
ごした楽しかった様子を・・・たった一度でいい・・・もう一
度覗いてみたい・・・」
老婆「そんなことでいいのか?」
ルルル「ええ!!勿論だわ!!本当に見ることが出来るなら
・・・!!」
老婆「お安い御用さ・・・(マントの懐の中から袋を取り出し、ル
ルルの方へ差し出す。)ほれ・・・」
ルルル「(恐々受け取る。)・・・何・・・?」
老婆「見てご覧・・・」
ルルル「(袋の中を見て、一つの水晶玉を取り出す。)・・・水晶
玉だわ・・・綺麗・・・」
老婆「その水晶玉の中を覗いて見るがいい・・・。」
ルルル「え・・・」
老婆「ほれ・・・」
ルルル「(水晶を覗き込む。)・・・あ・・・!!お父様とお母様だわ
!!それに小さい頃の私たちもいる!!とっても楽しそ
う・・・」
老婆「それは、おまえさんの望む過去の全てを見せてくれる、魔
法の水晶玉じゃ。おまえさんが見たいと思った時を思えば、
その水晶玉は、おまえさんにその懐かしい思い出をいつで
も・・・見せてくれるじゃろう。」
ルルル「本当にいつでも見れるの・・・?」
老婆「ああ、いつでも・・・何度でも・・・」
ルルル「・・・いつでも会える・・・ありがとう、お婆さん!!私、ず
っとこの水晶玉を大切にするわ!!」
老婆「但し・・・その水晶玉は、おまえさん一人で見て楽しむんじ
ゃぞ・・・。決して人に見せびらかせたり、自慢してはならん。
もしそんなことをすれば、その水晶玉は・・・見なくてもよか
ったものまで、見せようとするじゃろう・・・(笑う。)」
ルルル「・・・分かったわ・・・(頷く。)」
老婆「その水晶に映るものは、いいも悪いも過去に起こった真実
のみ・・・」
魔法使いの笑い声で、フェード・アウト。
――― “古びた洋館の隠れた住人・・・”2へつづく ―――
※ “ひき蛙”に変身・・・どこかで聞いたことがありませんか
・・・^^;?もう少しこのお婆さんが誰か、分かりやすく書
けばよかったのですが・・・実は、クリフくんとジークくんに
“人間をひき蛙に変える薬”を飲まされた、森の薬やさん
だったのでした~・・・へへへ・・・(^_^)v
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――――― 第 2 場 ――――― C
舞台、フェード・インする。(紗幕開く。)と、
Aの場面。
ラララ「つまらない話し・・・」
ルルル「ラララ・・・」
ラララ「大体、あんな汚らしいカエルが、どうして魔法使いのお
婆さんだった訳?その水晶玉の話しだって本当かどうか
分からないわ。だって私に一度も見せてくれたことがない
じゃない。そんなの屹度、全部ルルルの作り話よ!」
ルルル「違うわ!!嘘なんかじゃない!!そう・・・マーサなら
・・・マーサに一度だけ、話したことがあるのよ!!マー
サ・・・マーサ!!」
そこへ上手より、摺り足で一人の召使
(マーサ)、ゆっくり登場。
マーサ「お2人共・・・こんなところにいらしたのですか・・・?さっ
きからご夕食の用意が整いましたと申し上げております
のに・・・」
ラララ「マーサ・・・私たちは食事などいらないの。」
マーサ「またそんなことを言って・・・私のことを困らさないで下さ
いな・・・」
ルルル「ねぇ、マーサ!!私の水晶玉をどこかで見なかった!
?」
マーサ「水晶玉・・・?」
ルルル「私、マーサに見せたことがあるでしょう?過去に起こっ
た真実だけを見ることの出来る水晶玉!!」
マーサ「またそのお話しですの・・・?」
ルルル「懐かしいお父様やお母様と、幸せそうに暮らす私たち
が見えたでしょう?」
マーサ「ルルルお嬢様・・・そんな水晶玉のことなど、私は知りま
せん・・・。」
ルルル「マーサ・・・」
マーサ「水晶玉など、お嬢様の病からくる、ただの幻覚なのです
わ・・・。いい加減、水晶玉のことなどお忘れ下さい・・・。
それに丸いものなら、ほら・・・(上手方のタンスを開く。
と、ボールのような丸いものが、沢山転がり出る。)」
ラララ「あははははは・・・。まぁ、お姉様・・・本当に沢山集めたこ
と・・・」
ルルル「これらは全部、私の水晶玉ではないわ!!私の水晶
玉は・・・」
マーサ「お医者様が仰ってましたでしょ?ルルルお嬢様は、水
晶玉でなくても、丸いものを見るとなんでも欲しくなる、
精神の病だと・・・。早く、あんな水晶玉のことは忘れて
・・・3人であちらの国へ参りましょう・・・。」
ルルル「でも・・・!!」
ラララ「水晶玉を通さなくても、あちらの国へ行けば、直接お父
様やお母様に会えるじゃない。(笑う。)」
マーサ「そうですよ・・・。さぁ、お2人共、我が儘ばかり申さない
で、お夕食に致しましょう・・・。(摺り足で上手へ去る。)」
ラララ「はい・・・」
ラララ、摺り足でマーサについて上手へ去る。
ルルル「でも・・・どうしてもあの水晶玉を見つけなければいけな
いような気がするの・・・。何故だか分からないけれど・・・
どうしても探し出して・・・」
フェード・アウト。
紗幕閉まる。
――――― 第 3 場 ――――― A
紗幕前。音楽流れ下手より、抜き足差し足で
ドン、デン登場。歌う。
デン“不気味だやっぱり・・・
怖いぞなんだか・・・”
ドン“2人いるから大丈夫・・・”
デン“2人いても不安だ少し・・・
1歩踏み出し立ち止まる
1歩踏み出し振り返る
誰かが見ているその陰だ・・・”
ドン“思い過ごしだ馬鹿野郎・・・”
デン、ドンにベタベタ引っ付く。
ドン「お・・・おい!!押すなよ・・・!!」
デン「だって・・・」
ドン「そんなに引っ付いたら、上手く歩けないだろ!!」
――――― 第 3 場 ――――― B
紗幕開く。と、洋館の中。
ドン、デン、恐々回りを見回す。
その時、時計の音(“ボーン”)が響く。
ドン、デン「わあーっ!!ごめんなさい!!ごめんなさい!!」
ドン、デン、耳を塞いでしゃがみ込む。
ドン「(恐る恐る目を開け、回りを見回す。)馬鹿・・・!!時計の
音じゃないか!!」
デン「(溜め息を吐いて。)・・・なんだ・・・」
ドン「何驚いてんだよ!!」
デン「あ・・・兄貴だって・・・」
ドン「おまえがビクビクするから、俺まで伝染するんだろ!!」
デン「そんなー・・・」
ドン「もっと落ち着け!!」
デン「う・・・うん・・・それより外で見るより、中はもっと不気味だ
なぁ・・・」
ドン「そんなことより見てみろ!!(壁に掛かる大きな肖像画を
指し示す。)こんな大きな肖像画、今まで見たことあるか!
?このお屋敷に住んでた貴族って、相当金持ちだったんだ
ぜ!!屹度探せば金銀財宝ザックザク・・・!!海賊船も
真っ青ってな!!」
デン「・・・海賊船が何・・・?」
ドン「・・・あ・・・いや・・・兎に角こんな大きな屋敷・・・今まで入っ
たどんな邸宅より一番だ!!早いとこ、そのお宝の山を拝
見したいぜ。」
デン、横のタンスを見ている。
デン「(引き出しを開ける。)わぁーっ・・・!!」
ドン「(デンの声に驚いたように。)どうした!!宝の山を見つけ
たか!!」
デン「いや・・・これみんな・・・丸いけどボール・・・?」
ドン「ボール?そんなもんで遊んでないで、早く金目のもんを見
つけろ!!」
デン「(引き出しの中の物を取り出し見る。)・・・ビー玉・・・風船
・・・スーパーボールに丸い石・・・丸く形作った・・・なんだろ
・・・消しゴム・・・?兎に角この引き出しの中は、全部丸い
ものだ・・・」
ドン「丸いもんなんかいらないぞ!!」
デン「う・・・うん・・・」
デン、膝を付き、下を見たりしている。
ドン、壁をトントン叩いている。と、壁に
穴が開く。
ドン「(驚いて。)やっべぇ・・・!!」
デン「何?(頭を上げる。)」
ドン「あ・・・いや何でもない・・・!!」
デン「そう・・・(再び、下を探す。)」
ドン「(穴を見て。)ありゃりゃ・・・(何かに気付いたように。)あれ
・・・?(穴に手を入れ、中を探るように。何かを取り出し。)
何だこれ・・・(取り出したものを見て、何か思い付いたよう
に。)おい、デン!」
デン「何?(立ち上がる。)」
ドン「ほら!!(手にしていたものを、デンの方へ投げる。)」
デン「え?あっ・・・おっと・・・!!(ドンが投げたものを受け取る。
)なんだよ、兄貴・・・(受け取ったものを見る。)」
ドン「おまえの好きな丸いもんだ!(笑う。)」
デン「えー・・・そんなこと・・・」
ドン「多分、水晶玉だろ。ダイヤモンドとはいかないが、そいつ
を使って占いの館かなんかやったらどうだ?(笑う。)」
デン「えーっ・・・嫌だよ・・・!(暫く水晶玉を見て、ポケットに仕舞
う。)」
ドン「けど、なんだってこんな壁の裏っ側みたいなとこに、水晶玉
が・・・?ひょっとして壁の中にお宝の山が、埋められてん
のかなぁ・・・(穴を覗き、手を入れて探ってみる。)」
その時、冷たい風が吹き抜ける。
デン「寒・・・」
ドン「おい、デン!!おまえ入って来る時、ちゃんと扉閉めたか!
?どっかから隙間風が入ってくるぜ!」
デン「ろ・・・廊下の窓ガラスが割れてたし・・・古いお屋敷だから
仕方が・・・(何かに気付いたように、上手方を注視する。)」
ドン「扉が閉まってるか見てこいよ!!」
デン「あ・・・兄貴・・・」
ドン「何だよ!!早く閉めてこないと、寒いだろ!!」
デン「あ・・・兄貴・・・そこ・・・そこに、だ・・・誰かいる・・・!!」
ドン「誰かいるだって?何、可笑しなこと・・・(顔を上げて、上手
方を注視する。)」
冷風が静かに音を立て吹き抜け、
上手より摺り足でルルル、ゆっくり
登場。
デン「あ・・・あ・・・お・・・おば・・・お化け・・・お化けだ・・・!!本
物の・・・兄貴・・・お化けだ・・・(震える手で、ドンに縋るよう
に。)」
ドン「・・・お・・・おい・・・デン・・・あれは・・・幻覚だ・・・俺たち・・・
同じ幻覚を見ているのさ・・・ハハハ・・・(作り笑いする。)で
・・・でなきゃ・・・あんな青白い顔の・・・病人だ・・・!!屹度
この屋敷に住む・・・病気の娘・・・」
デン「あ・・・兄貴・・・!!この屋敷は空き家なんだろ・・・?」
ルルルの声(エコー)「誰・・・!?私の家に無断で侵入する不逞
の輩は・・・」
デン「あ・・・兄貴・・・お・・・俺・・・幻聴までしてきた・・・」
ドン「ば・・・馬鹿・・・あれは、ほ・・・本物の・・・ゆう・・・幽霊だー
っ!!」
デン「えーっ!!兄貴・・・幽霊なんていないって言ったじゃない
!!」
2人、抱き合って震える。
デン「ごめんなさい・・・!!ごめんなさい・・・!!」
ドン「ゆ・・・許してくれ・・・!!無断で入って壁まで壊しちまって
・・・!!俺たちが悪かった!!だから許してくれー・・・!!
」
デン「えー・・・兄貴、壁を壊したって・・・!?」
ルルル、2人の側へ。
ルルル「私の家の中で、何をしているの?何か探し物・・・?」
ドン「い・・・いえ・・・もう何もいりません!!だから命だけは・・・
!!」
デン「お宝なんてどうでもいいです・・・!!ね!!兄貴!!」
ドン「あ・・・ああ・・・!!」
デン「だから助けて下さい・・・!!」
ルルル「お宝・・・?お宝と言うのは何・・・?」
デン「え・・・?」
ドン「・・・お宝をしらない・・・?こ・・・このお屋敷のどこかに眠る
金銀財宝・・・」
ルルル「・・・そう・・・あなたたちは、そのお宝を探しているのね
・・・?」
ドン「・・・え・・・あ・・・ああ・・・まぁ・・・」
デン「あ・・・兄貴・・・!!何、幽霊と会話してんだよ・・・!!」
ドン「・・・そ・・・そうだった・・・お・・・おまえは幽霊・・・」
ルルル「そうよ・・・。私は何百年も昔にこのお屋敷で亡くなった
・・・今はあなたたちの言うように・・・幽霊として存在する
もの・・・」
ドン、デン「キャーッ!!(抱き合う。)」
ルルル「でも、そんなに驚かなくてもいいわ・・・。あなたたちが、
何もしなければ、私はあなたたちを許してあげる・・・」
ドン「はい!!はい!!」
デン「何も致しません!!俺たちは本当に何も・・・!!ね!!
兄貴!!」
ドン「ああ!!だから見逃して下さい・・・見逃して・・・お化け様
!!」
ルルル「そうねぇ・・・じゃあ・・・私と取り引きしないこと・・・?」
ドン「と・・・取り引き・・・?」
ルルル「・・・ええ・・・私がその・・・金銀財宝の在り処を教えてあ
げるわ・・・」
デン「兄貴・・・ゆ・・・幽霊と取り引きって・・・」
ドン「・・・けど・・・おまえ・・・お宝のことは・・・知らなかったんじゃ
あ・・・」
ルルル「馬鹿ね・・・私はこのお屋敷に、何百年も昔から住んで
いるのよ・・・。金目のものがあるところくらい知ってるわ
・・・」
ドン「ほ・・・本当か・・・?」
ルルル「ええ・・・」
ドン「・・・俺たちに、その在り処を教えてくれるのか・・・?」
ルルル「いいわ・・・教えてあげても・・・その代わり・・・」
ドン「・・・その代わり・・・?」
ルルル「私も探しているものがあるの・・・」
デン「探しているもの・・・」
ルルル「人間の勘とやらを働かせて、その私の探し物を見つけ
て頂戴・・・」
ドン「えっ・・・」
ルルル「どう?そうすれば、このお屋敷に眠るお宝は、全部あな
たたちのもの・・・」
ドン、デン、顔を見合わせる。
音楽流れ、2人歌う。
“どうする?信じる?
こんな話し・・・
幽霊の言うことなんて
信じていいのか本当に・・・
だけど欲しいお宝さ
だから勇気絞ってやってきた
どうする?信じる?
嘘のような話しだけれど・・・
信じてみよう・・・
ちょっとだけ・・・!!”
ドン、デン、顔を見合わせ頷く。
――― “古びた洋館の隠れた住人・・・”3へつづく ―――
10月29日(月)
公演まで後4日・・・いよいよ追い込みです^_^;
また色々と更新において、皆様にもお許し頂くことが
あるかも知れませんがすみません
頑張ります^^;
どら。
― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪
(おまけフォト^^;)
本番待ち中の、ティンクルちゃん♪
今日の公演は、開始時間が遅く・・・やっと家で自分時間
を、ただ今持つことができました~^_^;
今日の会場は、広さの割りに観客数が多く・・・客席になる
部分は勿論・・・私たち演じ手が演じるスペースもとっても
狭く・・・今回の作品はティンクルちゃんで、短めだった為、
なんとかみんな頑張って、無事終了することができましたが
、もう少し長めの作品だったら、身動きが取れなくて、多分
途中で断念していたかも知れません^^;ハハハ・・・^_^;
ま、でもいつも言っていますが、身近に子どもたちの息吹を
感じるライブはとても充実感一杯の楽しい公演だな~・・・
と、感じました(^.^)
今日の子どもたちも、とっても静かに集中して見てくれ、
私たちも気が散ることなく・・・(狭さに、違った意味で集中し
ていなかったかも知れませんが・・・^^;)素敵な時間を
過ごすことができました♪
ありがとうございました
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ドン「付いて行ったところで、お宝さえ見つけ出して、この屋敷か
らとっととおさらばすりゃあ・・・」
デン「幽霊さんの探し物は・・・?」
ドン「一体何探してんのか知らねぇけど、そんなの上手いこと誤
魔化しゃあいいだろ・・・!!」
デン「えーっ・・・!!」
ドン「馬鹿!!声がデカイ!!」
ルルル「コソコソいつまで相談してるの?決まった?私だって忙
しいのよ・・・。」
ドン「あ・・・ああ・・・よし分かった・・・おまえさんの言うように、一
緒に探し物を見つけ出そう・・・!!」
ルルル「(微笑んで。)こんな風に見えて、あなたたちより私はず
っとお姉さんなんですからね・・・。悪知恵働かそうなん
て考えないことね・・・」
その時、冷たい風が吹き抜ける。
ドン、デン「ヒッ・・・!!」
ルルル「もし裏切ったらどうなるか・・・」
ドン、デン「・・・は・・・はい・・・!!」
ルルル、ゆっくり上手方へ。
デン「あ・・・兄貴・・・なんかやばくない・・・?」
ドン「しっ!!もう乗り掛かった船だ・・・!!」
ルルル「(2人の方を向いて。)早く行くわよ・・・」
ドン、デン「は・・・はい!!」
3人、上手へ急ぎ足で去る。
――――― 第 3 場 ――――― C
一時置いて、下手よりグンとポー、身を
寄せ合って、恐る恐る回りを見回し登場。
歌う。
“怖いよ怖い・・・
恐ろしい・・・
こんな屋敷は初めてだ・・・
助けてパパママ
こんな場所・・・
やっぱり来るんじゃなかった
最初から・・・”
グン「おまえが入ろうって言い出したんだからな!!」
ポー「だってボールが・・・屹度、割れた窓ガラスから、お屋敷の
中に飛び込んだんだよ・・・だから僕・・・」
グン「兎に角、早く探し出してとっととこんな薄気味悪いとこ、出
ようぜ・・・!!」
ポー「う・・・うん・・・!!」
2人、其々タンスの下を覗き込んだり
している。
ポー「・・・可笑しいなぁ・・・」
グン「廊下の割れた窓ガラスから飛び込んだボールが、こんな
部屋の中まで転がってくるかなぁ・・・」
声「あなたたちは誰・・・?」
ポー、頭を上げて回りを見回す。
ポー「え・・・?何か言った?グン・・・」
グン「何?」
ポー「うん・・・、今誰かの声が聞こえたような・・・」
グン「俺たちの他に誰がいるんだよ。」
ポー「・・・そうだよね・・・」
グン「(ソファーの下を覗きながら。)・・・そんなことより、早く探
せよ・・・」
ポー「う・・・うん・・・(探し出す。)」
声「何を探しているの・・・?」
ポー「(頭を上げる。)誰!?」
グン「・・・誰?誰も何も、僕しかいないだろ・・・?さっきから可笑
しな奴だなぁ・・・」
ポー「でも・・・」
グン「それより見つかったのか?」
ポー「う・・・ううん・・・」
声「何が見つかったの?」
グン「え・・・?」
ポー「ほ・・・ほら・・・今の声・・・聞こえただろ・・・グン・・・僕たち
の他に・・・このお屋敷に誰かいるんじゃ・・・」
グン「ば・・・馬鹿!そんなこと・・・変なこと言うなよ・・・怖いじゃ
ないか・・・」
ポー「だって・・・」
グン「怖い怖いと思うから、余計怖くなるんだ!」
ポー「そ・・・そうだね・・・」
グン「う・・・歌でも歌おうぜ!!」
明るい音楽流れ、2人声を揃えて歌う。
“明るい森の楽しい場所
いつでも賑やか
温かな歌声
降り注ぐ陽が辺りを包む!
(曲調、恐ろし気な感じに変わる。)
だけど陽が落ち・・・
辺りが闇に包まれる頃・・・
土の下から這い上がる・・・”
グン「・・・え・・・?」
“誰も知らない・・・
ここは世にも恐ろしい・・・
死者の森!!”
2人「わあーっ!!」
グン「何歌ってんだよ!!この歌、ハロウィンソングじゃないか
!!」
ポー「だってーっ!!」
声「あははははは・・・」
グン、ポー「え・・・?」
グン、ポー手を取り合い、恐る恐る回りを
見回す。
声「あははははは・・・人間って面白い生き物ね・・・」
その時、中央回転椅子が向きを変え、
そこに座っていたラララ、立ち上がる。
グン、ポー「わ・・・わあーっ!!お・・・お化けーっ!!」
グン、ポー腰を抜かし、抱き合い震える。
グン「た・・・助けて下さい・・・助けて下さい!!」
ポー「ごめんなさい・・・!!ごめんなさーい・・・!!」
ラララ「あははははは・・・一体あなたたち、何に謝っているの?」
グン「だ・・・だって無断でこのお屋敷に入って・・・」
ポー「だから・・・!!」
ラララ「・・・なんだ・・・いいのよ、ここは空き家なんだし・・・」
グン「で・・・でも・・・ゆ・・・ゆ・・・幽霊さんの・・・」
ラララ「私たちは見える人間もいれば、見えない人間もいる・・・
ええ・・・昔々は確かに私たちの家だったけれど・・・今は
ただの廃墟・・・人間はお化け屋敷・・・とも言うわね。(笑
う。)」
ポー「お・・・おば・・・お化け・・・」
ラララ「それで・・・一体あなたたちは何を探していたのかしら・・・
?」
グン「い・・・いえ・・・別に・・・何も・・・」
ポー「僕たちは・・・何も幽霊さんの家を・・・荒そうだなんて・・・」
グン「僕たちはただ・・・」
ポー「グンの大切な・・・」
グン「丸い・・・」
ラララ「丸い・・・?丸いですって・・・?」
ポー「(両手で丸を作って。)これくらいの丸い形をしたボール・・・
」
ラララ「(ポーの言葉を最後まで聞かずに遮るように。)いいわ!
私がその丸いものを、あなたたちと一緒に探してあげる
わ。」
グン、ポー「えーっ!!」
グン「う・・・嘘だろ・・・」
ラララ「さぁ、早く探しに行きましょう、そのあなたたちが探してい
る大切な丸いものを・・・」
ラララ、上手方へ行き掛ける。
ポー「ど・・・どうする・・・?」
グン「どうするもこうするも、相手は幽霊・・・」
ポー「ぼ・・・僕・・・怖いよ・・・」
グン「僕だって・・・!!」
音楽流れ、グン、ポー、歌う。
“どうする?信じる?
こんな話し・・・
幽霊の言うことなんて
信じていいのか本当に・・・
だけど見つけたい大切な
だから勇気絞ってやって来た
どうする?信じる?
嘘のような話しだけれど
信じてみよう・・・
ちょっとだけ!!”
グン、ポー、お互い顔を見合わせ頷く。
ラララ「いつまで話しているの・・・?早くしないと暗くなるわよ・・・
」
その時、時計の音(“ボーン”)が、鳴り響く。
グン、ポー「わあーっ!!」
グン「はい!!はい!!」
ポー「今、行きまーす!!」
ラララ、上手へ去る。
グン、ポー、恐る恐るラララに続いて上手へ
去る。
紗幕閉まる。
――――― 第 4 場 ―――――
紗幕前。
下手スポットにマーサ浮かび上がる。
マーサ「(受話器を持って、電話しているように。)ええ・・・ええ
・・・えっ!?本当に!?分かったわ!!今度はいくらい
るの?大丈夫!!お金ならまた私がなんとかするから!
弟の手術のことはお願いね・・・。私・・・そっちへは行けな
いけど・・・」
その時、下手スポットへ飛び込むように
ルルル登場。
ルルル「マーサ!!」
マーサ「(慌てて電話を切る。)ルルルお嬢様!!」
ルルル「・・・電話?」
マーサ「い・・・いいえ・・・違いますわ。それよりどうしたんですか
?こんな遅い時間に・・・。ラララお嬢様は、とっくにベッド
にお入りになられてますのに・・・。」
ルルル「マーサだけに、私の秘密を教えたかったの!!」
マーサ「秘密・・・?」
ルルル「そう!!マーサは私の親友だから、私の秘密を知って
て欲しかったの!!」
マーサ「お嬢様・・・」
ルルル「でも誰にも内緒にしててね!!ラララにも言っちゃ駄目
!!」
マーサ「内緒に・・・?(溜め息を吐いて。)仕方ないですわね・・・
」
ルルル「約束よ!!(小指を差し出す。)」
マーサ「(微笑んで。)はい・・・(ルルルと指切りする。)」
ルルル「(嬉しそうに微笑み、ポケットから水晶玉を取り出す。)
・・・見て・・・これ。」
マーサ「・・・水晶玉・・・?」
ルルル「(頷く。)魔法の水晶玉よ!!」
マーサ「魔法の・・・って・・・」
ルルル「ほら、見て!!幸せそうな私たち!!」
マーサ「(水晶玉を覗き込む。)あっ!!これは・・・」
ルルル「ね!!お父様とお母様!!それに小さい頃の私たち
よ!!とても幸せそうでしょ?」
マーサ「あの・・・」
ルルル「カエルに姿を代えられてしまってた、魔法使いのお婆
さんを助けたお礼に、そのお婆さんが私にくれたのよ!
けど、誰にも見せたりしたら駄目だって・・・。でも、マー
サにだけは私の秘密、知ってて欲しかったの!!」
マーサ「ルルルお嬢様・・・」
2人、水晶玉を覗き込んでいる。
マーサの声「・・・大変だわ・・・この水晶玉で、もし私のしている
ことがバレでもしたら・・・弟の病院代が払えなくな
ってしまう・・・。どうしよう・・・どうしたら・・・そうだわ
・・・!!」
暗転。
――――― 第 5 場 ―――――
音楽流れ、紗幕開く。と、屋敷の中の部屋。
上手より摺り足でルルル登場。歌う。
(後ろからルルルについて、恐る恐る回り
を見回し、ドン、デン登場。)
“どこにあるの私の探し物
こんなに探して見つからない
誰が隠した私の宝
許さないわ見つけたら
この手で必ず捻り潰す”
ドン「お・・・おい・・・なんて歌、歌ってんだよ・・・。」
デン「うん・・・」
ルルル「あら・・・変かしら?」
ドン「変も何も・・・捻り潰すだなんて・・・」
ルルル「(笑う。)だって、悪いことをしたら罰を受けるのは当た
り前・・・。そうでしょ?」
ドン「そりゃあ・・・。けど、悪いことったって、まだ本当に盗られた
かどうかなんて分かりゃ・・・」
ルルル「(一際恐ろし気な声で。)盗られたのよ!!」
ドン、デン「ヒーッ!!ごめんなさい!!」
ルルル「私の宝を黙って盗っておいて、ただで済むと思ったら大
間違い・・・」
デン「な・・・何もオイラたちは幽霊さんのお宝を盗もうなんて・・・
ねぇ、兄貴・・・!」
ドン「・・・ちょっと待てよ・・・盗まれたってことは・・・ひょっとして
もうどこか、この屋敷の外に持ち出されてて、この家の中に
はないんじゃないか?(笑う。)」
ルルル「(再び恐ろし気な声。)煩いわね!!」
ドン、デン「わあーっ!!ごめんなさい!!」
デン「兄貴!!何てこと言ってんだよ!!」
ドン「悪い、悪い!!冗談だってば・・・」
ルルル「たちの悪い冗談だこと・・・」
ドン「すんません・・・。それよりおまえの探してるお宝って言うの
は、一体何なんだ?」
デン「うん・・・」
ルルル「私の大切な思い出を見る為のもの・・・魔法使いのお婆
さんに貰った、大切な・・・」
デン「(下手方を見て。)あ・・・兄貴!!向こうから誰か来る・・・
!!」
ドン「デン、またかよ・・・。このお屋敷は空き家だって、この幽霊
さんも仰って・・・た・・・(下手方を注視する。)・・・え・・・?」
ドン、デン、下手方を見つめたまま、
動きが止まる。
ドン、デン「わ・・・わあーっ!!」
ドン「お化けだーっ!!」
デン「お化けがまた増えた!!」
ドン「・・・1人・・・?いや・・・後ろからもう2人・・・!!」
デン「3人!?」
ドン、デン「わあ・・・わあーっ・・・!!(2人、腰を抜かしたように
。)」
そこへ下手より、ラララ摺り足でゆっくり
登場。続いてグン、ポー、恐々回りを見回し
ながら、手を取り合い登場。
(ドン、デン、震えている。)
ラララ「(ルルルを認め。)あら・・・こんなところで奇遇ね・・・」
ルルル「ラララ・・・」
グン、ポー、ルルルを認める。
グン、ポー「わ・・・わあーっ!!」
グン「またお化けだーっ!!」
ポー「怖いよーっ!!」
グン「ごめんなさーい・・・!!」
(グン、ポー、身を寄せ合い震える。)
――――― “古びた洋館の隠れた住人・・・”
4へつづく ―――――
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音楽流れる。
アリア「あなたいい人ね。やっぱり人間って、私の思った通りの
人たちだった・・・。」
ルディ「え・・・?」
アリア「私・・・人間は私たち海の国の者を苦しめる、悪い人たち
だって教えられてきたの・・・。」
ルディ「アリア・・・君・・・海の国の人なの・・・?」
アリア「(頷く。)」
アリア、歌う。
“私たちと
あなたたち
お互い認めず
敵対して
今までただ
脅えて暮らしてきた”
ルディ、歌う。
“僕らだって
海の国の
人は恐ろしい
そんな風に
聞かされて
今まで生きてきた”
アリア、歌う。
“私 今まで
思い違いをしてきたのね
胸の中に
湧き上がる疑問が
あったの”
2人、歌う。
“私たちとあなたたち
こんな近くにいた
なのにお互い横
向いていたんだわ(ね)”
アリア「あなた・・・ちっとも怖くない・・・」
ルディ「君だって・・・」
2人、笑い合う。(音楽フェード・アウト。)
アリア「それで、さっき話してた貢ぎ物って一体・・・」
ルディ「うん。この島には昔から恐ろしい主がいるんだ。その主
に毎月、貢ぎ物を持って行かないと、この島を海の底へ
沈めてしまうと脅されて・・・。」
アリア「酷い・・・」
ルディ「その主が・・・村長さんの話しだと、海から来た奴だ・・・
って・・・。」
アリア「え・・・海の・・・?」
ルディ「うん・・・。貢ぎ物を持って行った人たちは、二度と戻って
来ないから・・・まだ誰も姿を見た者はいないんだけれど、
とても恐ろしい海獣だって・・・。」
アリア「その主はどこに住んでいるの・・・?」
ルディ「それが・・・主の住み家は誰も知らないんだ。昔から島の
中心にある、森の中に海とつながる洞穴があって、その
奥に住んでるんだって言われてるけど・・・。」
アリア「海とつながる洞穴・・・。分かったわ!!私がその洞穴を
探しに行ってみるわ!!」
ルディ「え・・・?」
キューイ「アリア!!」
アリア「そして貝の笛を見つけて、私がその悪い主をやっつけて
くるわ!!」
ルディ「そんなこと・・・!!危ないよ、アリア!!いくら君が海の
国の人だからって・・・」
アリア「貝の笛は魔法の笛なの!あの笛さえあれば大丈夫よ!
!」
ルディ「でも・・・」
キューイ「駄目だよ、アリア!!海の国の君が水のない森に入
るのは危険だキューイ!!もし途中で体に貯えている
水がなくなったら・・・!!」
アリア「大丈夫!!少しの間くらい平気よ!!行ってくるわ!!
」
アリア、下手方へ走り行きかける。
キューイ「アリア、キューイ!!」
ルディ「待って、アリア!!」
アリア「ルディ・・・」
ルディ「僕も一緒に行くよ!!」
アリア「え・・・?」
ルディ「僕はこの国の住人だ!君より森のことは詳しいんだ!!
だから・・・」
キューイ「キューイ・・・」
ルディ「もし途中でアリアが喉の渇きを訴えたなら、この島に住
む僕なら、直ぐに水のある場所が分かる!」
アリア「ルディ・・・」
ルディ「だから僕も君と一緒に島の主の洞穴を探しに行く!!そ
れに・・・僕の姉さんが昨日、島の主の下へ貢ぎ物を届け
に行ったんだ・・・。だからもしかしたら助けられるかも知れ
ない・・・。」
アリア「そうだったの・・・。」
ルディ「(頷く。)」
アリア「分かったわ!!一緒に行きましょう、ルディ!!」
ルディ「アリア・・・うん!!」
アリア「キューイ!あなたはそこで待っててね!!」
キューイ「アリア、気をつけて!!ルディ!!アリアのことを頼ん
だよ、キューイ!!」
ルディ「任せて!!」
(アリア、ルディ残してキューイ下がる。)
――――― 第 4 場 ―――――
音楽流れ、紗幕開く。と、森。
アリア「森だわ・・・」
アリア、歌う。
“この森のどこかに
必ずある筈
隠れた洞穴の
小さな入口が”
ルディ、歌う。
“この森のどこかに
秘密の場所ある
海につながる洞穴”
アリア、歌う。
“だけどあるの
こんな森に隠れ
そっと佇む ルディ“どこに”
秘密の場所なんて
どこに行けば
あるのこんな森に
きっと誰も知らない ルディ“あるだろ”
場所がある
少し不安だけど
私行くわ今”
コーラス“必ず
見つける
秘密の
洞穴”
コーラス“さぁ 今 行く
この 場所 直ぐ
見つける 洞穴 アリア“どこかに
隠れた” ある筈”
ルディ、歌う。
“この森のどこかに
必ずある筈
ひっそり隠れた場所が”
アリア、歌う。
“だけどあるの
こんな森に隠れ コーラス“必ず”
そっと佇む
秘密の場所なんて
どこに行けば
あるのこんな森に
きっと誰も知らない コーラス“見つかる”
場所がある
少し不安だけど
私行くわ今” コーラス“直ぐに
今ここに”
アリア「あったわ・・・」
木が開く。と、大きな洞穴の入口が
姿を現す。(アリアとルディ下がる。)
――――― 第 5 場 ―――――
音楽流れ、下から島の主(海の海獣ゴーザ)
上がり歌う。
“退屈な場所で
いつまでも我慢
してろと言うのは
どこのどいつだ
この俺様が
いつまでこんな
離れ小島に
閉じ込められた
退屈な場所で
いつまでも我慢
してろと言うのは
どこのどいつだ
海の支配者たる
この俺様のこと
無下に扱う奴
許してはおけないぞ”
ゴーザ「ああ、なんて忌々しい海の王め!!このゴーザ様をこ
んな場所へ閉じ込めるなんて!!」
コーラス“ここは森の奥深く
水なんてない陸の上
悪いことをした罰で
閉じ込められた”
ゴーザ、歌う。
“退屈な場所で
いつまでも我慢
してろと言うのは
どこのどいつだ”
コーラス“どこのどいつだ
どこのどいつだ
どこのどいつだ
どこのどいつだ”
ゴーザ「全く、海の王ときたら、自分のことを何様だと思っている
んだ!!神か何かのつもりか!!少しばかり早く生まれ
たと言うだけで、実の兄弟の俺様を、ちょっと海の国の掟
を破いて人間に悪戯をしたくらいで、こんなところに閉じ
込めるなんて!!ふん!!だが王は、閉じ込めたつもり
かも知れないが、このゴーザ様がこんな岩場で、大人しく
しているとでも思ったか!!(笑う。)ここからでも十分、人
間たちを苦しめ楽しむことができるのさ!!(笑う。)」
そこへ下手よりラナ、貢ぎ物が山のように
乗った台車を重そうに押して、登場。
(上手方へ。)
ラナ「ゴーザ様・・・」
ゴーザ「ん・・・?」
ラナ「お持ちしました・・・」
ゴーザ「おお!やっと到着したか。さて今月は、どんなお宝を島
の者たちは用意してきたんだろうな。(笑う。)」
その時、下手よりルディ、走り登場。
ルディ「姉さん!!」
ラナ「(ルディを認め。)ルディ!!どうしてここに!?」
ゴーザ「なんだ、おまえは!!」
ルディ「・・・この島の海獣野郎!!姉さんを返せ!!」
ゴーザ「なんだと!?小僧!!おまえもその娘と一緒に、俺様
の食事にしてやる!!」
音楽流れる。
(ゴーザ、手を取り合い逃げるルディと
ラナを、夢中で追い掛けるように。)
ルディ「姉さん!!早くこっちに!!」
ラナ「ルディ!!」
ゴーザ「行かせないぞ!!」
ゴーザ、歌う。
“行かせるもんか食事になれ
俺様の手から逃げられない
助かるつもり甘くはない
そんな上手くいくと思うか”
ルディ、歌う。
“捕まるもんか 捕まるもんか
おまえのようなあくどい奴に”
ラナ、歌う。
“捕まらないわ 捕まらないわ
あなたのような人間の敵”
ゴーザ「待てーっ!!」
ルディ「わあーっ!!」
ラナ「キャーッ!!」
(途中、アリア下手よりこっそり登場。
台車の方へ。貢ぎ物の山の中を探すように。)
ゴーザ、歌う。
“行かせるもんか食事になれ
俺様の手から逃げられない”
アリア「さぁ、今のうちに早く見つけなくちゃ!!」
アリア、歌う。
“早く見つけなくちゃ
魔法の貝の笛を!”
――――― “アリアの海”3へつづく ―――――
(ドラ余談^^;)
今回、色々とありまして、今までグーグル版“ワールド”で
ご覧頂いていた公演動画を、ヤフー版“リトルパイン”の
ページでご覧頂くこととなりました(^_^;)
何分、パソコン操作云々にとても弱く・・・やっとの思いで
少しでもご覧頂けるようにと頑張りましたので、映像などは
さて置き、音声だけでも楽しんで頂けたら・・・と考えて
おります(>_<)
早速、“アリアの海”の第2部を投稿致しましたので、また
よければ脚本と並行してご覧下さいm(_ _)m
― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪
(おまけフォト^^;)
“J”
第2部の“J”のオープニングの1場面のフォトです♪
ビデオから写真にしたてをご覧下さい(^^)v
重量感をお伝えできないのが残念です・・・(>_<)
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