りとるぱいんわーるど

ミュージカル人形劇団“リトルパイン”の脚本の数々です。

2013年12月22日 区民ホール人形劇公演日記♪

2014年01月23日 10時46分44秒 | 公演日記



    2013年12月22日(日)

     
     以前、載せて頂いたボランティア冊子を見て、公演依頼

    して下さった某区民ホールのクリスマス公演に行って

    来ました(^^)
     


     






         12月21日(土) 公演前日。

     
            17:00  ・・・  舞台道具搬入。 
 
                        舞台設置。公演準備。


                        


            20:30  ・・・  設置完了。



     


      
     今回、今までは足らずで頑張って組み立てていた舞台
  
    でしたが、どうしても組み立てきれず、新しいパイプを

    2本購入致しました^^;

    (・・・ホントはもっと沢山欲しい・・・というところですが

    どうしても予算の都合上、2本しか買えませんでした・・・)

    でもこの2本のお陰で、今回はいつになく頑丈に組み立て

    できた舞台となったのでした(^^)v

    なんとなく・・・ ↑ 写真からも、その頑丈さが垣間見える

    のではないでしょうか・・・"^_^"




         12月22日(日) 本番当日。



            9:00  ・・・  会場入り。
                      
                       公演準備。


                   ↓



            10:15  ・・・  開場。


            10:30  ・・・  第1部開演。



    

                ♪“ある国の~・・・”


      
                    



    

    ↑ のオープニング場面、私は絵本をめくる係りです(^^)v


   
                    



    

    殆ど出ずっぱり・・・と言っても過言でないエリィちゃん、
    唯一このオープニングの場面だけ ↑ で登場した後
    しばらく出番がないので、少ーしだけゆっくりすることが
    できるのでした"^_^"
    



                    ↓  



    
     
         ♪“何よ~・・・みんな~・・・嫌い・・・”


      
                    ↓ 




    

    初めて公演した時はこのお婆さん、顔がありませんでし
    た^^;
    なので、大きな傘で顔を隠して見えないようにしていた
    のですが、今回、初演以降に作った・・・この・・・(クリフ
    くん作品のお婆さんです(^^)v)お人形があったので、
    お婆さんの可愛いお顔(・・・?)を皆さんに見て頂こうと
    思い、しっかり正面を向いた演出になっております♪

    このお婆さん・・・私が大好きな某映画に登場する、
    魔法使いのお婆さんをモデルに作ってみました^^;

    


                    



    

    カイちゃんの着ているカッパ、100均で購入した本当の
    子ども用のカッパです(^^)v

    ・・・このことから、お人形の大きさをご想像出来るのでは
    ないでしょうか^^;


    エリィちゃん・・・エラク足が外向きですね~・・・(>_<)
    バレエでもしているかのようです^^;

     


                    



    
     
         右側が2体持ちしている私です"^_^"





                    ↓                 


    

    
    

          魔法使いのお婆さんとカイちゃん♪




                    ↓      



    





                    ↓       




    




    

    実はエリィちゃんのお婆様・・・性別がコロコロ代わるお
    人形です^^;

    前回での役所は確か・・・アリアちゃん作品の“ウオレット”
    さんではなかったかと・・・(>_<)
    とても貴重なお人形です^_^;




                     ↓       




    

                 カイちゃん登場。




                     


   
    
 
           ♪“私がこの国を救うのよ~・・・”
  

    
  
                     



    

           王様 「静まれ、静まれ~!!」




                     ↓




    

     見え難いかも知れませんが・・・お婆様と“木の枝”を
    受け渡ししているところです^^;



    

         「いざ、砂漠の魔女の元へ!!」




    

                     
    



          10:55   ・・・   第1部終了。





            10分   ・・・   休憩。




          11:05   ・・・   第2部開演。



    




                     




    

    ちょっとした手違いから、妖精さんにしようと思っていた
    カラフル目のお人形が、水がなくて困っている村人たち
    になってしまい、なんとなく見た目は明るい・・・緊迫した
    場面となってしまいました(>_<)




                     



    



      

                     




    
    
    ・・・で・・・地味目のお人形が本来カラフルであるべき
    妖精さんとして、登場しております・・・^^;




                     ↓



    
    

        (左より)湖の妖精・妖精1・エリィちゃん。



                     



    

     キラキラが舞っているの・・・分かるでしょうか・・・^^;



                    ↓




    



    

    今回、後ろの“水”に使用したのは、アリアちゃん作品の
    ブルーの紗幕で、裏返しに使ってみました(^^)v
    
    因みに、前回はブルーシートを使用していました"^_^"



        
                    ↓


    

     

               傷心のエリィちゃん。



     

            エリィちゃんを慰めるお父さん。





                    ↓



  
     

          「全ての国に水が戻ったぞ~!!」



                     




          11:30   ・・・   第2部終了。



                     ↓




               舞台片付け。撤収。








     今回は、初めてリクエストされた作品での公演となり、

    久しぶりの登場と言うこともあり、準備に多少の時間を

    要しましたが、なんとか滞りなく失敗も最小限に公演が

    無事終了し、ホッと致しました"^_^"

   
    小さい子どもさんも多かったのですが、とても静かに

    観劇してくれていて、舞台の中から客席は見えないので、

    お客さんがいないのでは・・・と思う程でありました。


    毎回のことですが、終了後に出た挨拶での観て頂いてた

    方々の表情に、とても嬉しい気持ちになることが出来ました。



    前日の舞台設営、当日の本番とお世話になった会場の

    担当の方々、観にいらして下さった皆様、

    本当にありがとうございました<(_ _)>




                      
                  ミュージカル人形劇団“リトルパイン”

                                  代表 どら。

































大人になったキャシー ―全5場―

2014年01月22日 23時58分16秒 | 未発表脚本




     〈 主な登場人物 〉


     キャシー  ・・・  本編の主人公。 
                  心に迷いを持つキャリアウーマン。

     ジョシュ  ・・・  キャシーの同僚。
                 キャシーに想いを寄せる。

     青年  ・・・  不思議の森に住む。
               キャシーの森のクルト。

     部長  ・・・  キャシーの森の長老。

     

     男  ・・・  キャシーの森の蜘蛛。

     花の妖精
     
     ウインド  ・・・  会社員。

     アース  ・・・  会社員。    


     その他



― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪



         静かな音楽流れ、歌声段々大きく木霊するよう。


         コーラス“ここは不思議な森
               心に迷いがある者が
               自然と導かれし
               あなたの森”


              (幕が上がる。)


    ――――― 第 1 場 ――――― A

         舞台、フェード・インする。と、森の様子。
         中央、切り株に寄りかかるように、一人の
         女性(キャシー)眠っている。
 
  声(エコー)「キャシー・・・キャシー・・・」

  キャシー「う・・・ん・・・」

  声(エコー)「早く起きなさい・・・」

  キャシー「・・・ママ・・・後5分寝かせて・・・」

  声(エコー)「早くしないと仕事に遅刻するわよ・・・」

  キャシー「・・・目が開かない・・・」

  声(キャシー)「今日は大事な会議があるんでしょ・・・」

  キャシー「う・・・ん・・・会議・・・(驚いて飛び起きる。)会議!!
        そうよ!!今日は大事な会議があるんだったわ!!
        ・・・え・・・?(呆然と回りを見回す。)ここ・・・どこ・・・?
        私・・・一体・・・ううん・・・待ってよ・・・!昨夜は今日の
        会議の準備で遅くまで残業して・・・会社を出たところ
        でメアリから電話が・・・」

  メアリの声「先輩ー!お疲れ様でーす!今から飲みに来ません
         かー!皆いるんですよ!(女性の甲高い笑い声が、
         遠くで聞こえている。メアリ、その笑い声に。)もう煩
         いなぁ!静かにしてよ!今、キャシー先輩と電話し
         てるんだから!(遠くで“キャシー?”と聞き返す男性
         の声。)」

  キャシー「・・・ジョシュ・・・」

  メアリの声「先輩、今どこにいるんですかー?先ぱー・・・(電話
         の切れた音。)」

  キャシー「そうだわ・・・あの後、何だか自棄気味に・・・裏通りに
        あった、見慣れないショットバーに入って・・・(頭を抱
        えるように。)ううん・・・その後のことを思い出さないわ
        ・・・!でも・・・(回りを見回して。)こんな森に・・・来た
        覚えは・・・」

         音楽流れ、キャシー歌う。

        “ここはどこ・・・
         私はなぜここに・・・
         見たこともない場所で
         たった一人・・・”

         そこへ上手より一人の青年、キャシーを
         認め嬉しそうに走り登場。

  青年「キャシー!」
  キャシー「・・・え?(振り返り、青年を認める。)」
  青年「(キャシーに駆け寄る。)キャシー!!久しぶりだね!!
     (キャシーの肩に手をかける。)」
  キャシー「(後退りする。)だ・・・誰よ、あなた・・・」
  青年「え?僕だよ、キャシー!!」
  キャシー「“僕だよキャシー”って言われても・・・」
  青年「僕だよ、僕!!」
  キャシー「(怪訝な面持ちで青年を見る。)」
  青年「僕・・・僕のこと・・・忘れたのかい・・・?」
  キャシー「(首を傾げる。)」
  青年「なんだ・・・僕はてっきり久しぶりに僕に会いに来てくれた
     んだと・・・(溜め息を吐く。)まぁいいや・・・。兎に角、君は
     僕の目の前にいる!それだけで十分さ!それにしてもキ
     ャシー!随分久しぶりだね!(マジマジとキャシーを見る。
     )すっかり・・・レディだ・・・」
  キャシー「ここどこ・・・?」
  青年「なんだよ、折角僕が懐かしんでるって言うのに。」
  キャシー「今日は大切な会議があるのよ!!早く帰って仕事に
        行く仕度をしなきゃ遅刻しちゃうわ!あなた、私のこと
        知ってるんなら、私がどこから来たのか分かるでしょ
        ?帰る道を教えて頂戴!」
  青年「(笑う。)なんだか昔を思い出すなぁ・・・。昔、君がここへ
     やって来た時も、そうやって僕に詰め寄って来たっけ・・・。
     でもその時も言ったけど、僕は帰り道を知ってる訳じゃな
     いんだ。勿論、君がどうやって来たのかも分からない。」
  キャシー「どう言うこと・・・?」
  青年「君は君の考えでここへ来たんだ。だから戻る時も自分の
     頭で考えて、自分の力で帰り道を探さなければならない・・・
     と言うことだよ。」
  キャシー「そんな!私だってここがどこだか全く分からないわ。
        それにこんな森に来たいだなんて、私そんなことを考
        えたこともない・・・」
  青年「少し歩こうよ。そうすれば何か分かるかも知れないよ。」
  キャシー「歩く・・・?そんな暢気に・・・私、仕事が・・・」
  青年「でも焦ったって、君の世界へ戻る方法は分からないだろ
     ?」
  キャシー「私の・・・世界・・・?」
  青年「そうさ、君の世界・・・。僕の世界へようこそ、キャシー!」

         (紗幕閉まる。)

    ――――― 第 1 場 ――――― B

         音楽流れる。

      コーラス“不思議な森
            心の森
            誰もが一度は訪れる
            心に潜む
            不思議な森”

         キャシー、歌う。

        “私の世界 あなたの世界
         どこかでつながる不思議な森
         来たいと思った訳じゃない
         目覚めれば突然現れた
         不思議な森・・・”

         青年、歌う。

        “前を向いて
         後ろを見ないで
         昔のように心のままに
         自分の道を歩こうよ
         僕はいつも
         君の横にいるから”

  キャシー「(呆然と青年を見詰める。)あなた・・・」
  青年「さぁ、キャシー!僕が案内するよ!」
  キャシー「・・・案内・・・?」
  青年「行こう!(キャシーの手を引っ張る。)」
  キャシー「あ・・・え・・・?ちょっと!」

         2人、下手へ去る。
         
    ――――― 第 2 場 ―――――

         紗幕開く。 
         上手より一人の男、ヨロヨロと登場。
         中央座り込む。

  男「あー・・・腹減ったなぁ・・・。昨日からなぁんも食うてへん・・・。
    もうフラフラや・・・。ずーっと昔にしょうもない、花の妖精とくだ
    らん約束してもうて、花の蜜しか食えんようになってもうたん
    や。それがここんとこ、雨が降らへんから、その唯一のわい
    の食料が全部枯れてしもうた・・・。あー・・・なんちゅうこっちゃ
    ・・・腹減ったでホンマ!(ゴロンと大の字に寝転がる。)」
  
         その時、下手より青年登場。続いてキャシー、
         回りを見回しながらゆっくり登場。

  キャシー「ねぇ・・・ここは・・・?」
  青年「思い出さない?」
  キャシー「ええ・・・何も・・・」
  青年「昔に来たことがあるんだよ。」
  キャシー「(蜘蛛の巣に引っ掛かる。)キャアッ!何?」
  男「やった!!(飛び起きる。)何か引っ掛かりよった!!って
    ・・・意味ないわ・・・生きてるもんは食うたらあかんねんやっ
    た・・・。」
  キャシー「もう!(蜘蛛の巣を払いながら。)蜘蛛の巣だらけなの
        ね、この森・・・」
  青年「大丈夫?」
  男「蜘蛛の巣だらけで悪かったな・・・あ・・・れ・・・?おまえ確か
    ・・・自分勝手な餓鬼やないか!」
  キャシー「自分勝手?自分勝手って私の一体どこが・・・!」
  男「なんや、もう自分のしたこと忘れてもうたんかい!エライ薄
    情なやっちゃな。そこの青い鳥のこと見殺しにしようとした・・・
    (キャシーの後ろの青年を覗き見て。)ありゃ?おまえ・・・な
    んや、人間になったんかい?」
  キャシー「え・・・?(青年を見る。)」
  青年「(ニコニコ微笑む。)」
  男「それよりなぁ、おまえ!何か食いもん持ってへんか?」
  キャシー「食べ物・・・?」
  男「ああ。この辺の花が全部枯れてしもて、わい昨日から何も
    食うてへんねん・・・」
  青年「君、ずっと昔にした花の妖精との約束、守ってたんだ。」
  男「アホ!当たり前やないか!わいも男や!男がいっぺん約束
    したことは、何があっても破らへん!!」
  青年「へぇ・・・」
  キャシー「花の・・・(何か考え込むように。)何だろう・・・何か・・・
        私・・・」
  青年「どうかしたの?」
  キャシー「あ・・・いいえ・・・」
  男「なぁ、わいがこんな腹減ってんのは、半分はおまえらのせい
    でもあるんやで!せやから何か食いもん・・・」

         その時、どこからか声が聞こえる。

  声「どうしたの?」

  男「ん?」
  キャシー「え・・・?」

         そこへ上手より、一人の女性(花の妖精)
         登場。         

  男「おお!花の妖精やあらへんか!」
  花の妖精「どうかしたの?蜘蛛さん。」
  キャシー「・・・蜘蛛・・・?」
  男「ちょっと見てえや!この枯れた花畑!!」
  花の妖精「まぁ・・・一体どうしたの?」
  男「ここんとこ、いっこも雨降らへんから、ミルミルこんな状態に
   なってもぉたんや!おまえとしょうもない約束してもぉたさかい
   、わいは花の蜜しか食え言うのにこの有様や!このままやっ
   たら、わい飢え死にしてしまうわ!」
  花の妖精「あら・・・偉かったわね、蜘蛛さん。ここに住む私の可
        愛い生き物たちに、手を出さないでくれてありがとう。」
  男「礼なんかいらんから、早よなんとかしてくれ!」
  花の妖精「そうだったわね。じゃあ、特別にこの先にある、私の
        花園へあなたをご招待するわ。」
  男「え?」
  花の妖精「そこはどんなに日照りが続いて雨が降らなくても、枯
        れない花で溢れ返っているわ。」
  男「ホンマか!?」
  花の妖精「ええ。」
  男「わぁーっ、やったーっ!!ほな早速!!(上手方へ行きかけ
    て、何かに気付いたように。)おっと!!キャシー、またな!」

         男、手を上げ上手へ走り去る。

  花の妖精「賑やかな蜘蛛さんだこと。(笑う。キャシーたちを見
        て。)こんにちは。(キャシーに気付いたように。)あら?
        あなた・・・キャシー!!キャシーじゃない!」
  キャシー「私・・・?」
  花の妖精「まぁ、どうしたの?キャシー!あんなに苦労して石を
        集めて、自分の世界へ帰って行ったのに、また戻って
        来るなんて。(笑う。)」
  キャシー「石を集めて・・・?」
  花の妖精「なぁに?今度は私の何が欲しいのかしら。」
  キャシー「私は別に何も・・・」
  青年「花の妖精、キャシーは昔のことを覚えていないんだよ。」
  花の妖精「覚えてない?」
  青年「(頷く。)」
  花の妖精「あら・・・そう、残念ね。でもあなたのことを聞きたいわ
        !見たところ、随分“大人”に成長したようだけれど・・・
        今の大人になったあなたは、何を大切に思っているの
        かしら?」
  キャシー「大切に・・・?」
  花の妖精「ええ!是非これからの参考に、教えて頂きたいわ。」
  キャシー「大切にしているものなんて・・・」
  花の妖精「あるでしょ?あるわね?あるに決まっているわ!だっ
        て昔、あんなに沢山捲くし立てて、私に教えてくれた
        あなただもの!大人になった今だって屹度ある筈よ!
        それも飛び切り素敵な、大切にしているものが!」
  キャシー「そんな・・・大切に・・・そんなものが・・・ある筈・・・ない
        ・・・」

         舞台上、キャシー以外時間が止まったよう。
         後方段上スポットに、一人の女性浮かび
         上がる。

  女性「先輩ー!そんなに働いてどうするんですかー?仕事なん
     て程ほどに頑張らないと!自分の楽しみの時間うぃ削って
     まで仕事に没頭するなんて、そんなの勿体無いですよ!」
  キャシー「・・・でも・・・」
  女性「先輩はお金が大切なんですよねー。」
  キャシー「違う・・・・違うわ・・・」
  女性「私、今度のバレンタインにジョシュに告白しようと思うんで
     す!あ、知ってますよ、ジョシュがキャシー先輩に好意を寄
     ていることは。でも先輩、ジョシュに返事してないですよね。
     だから先輩は恋より仕事が大切なのかなって!私、ジョシ
     ュに告白してもいいですよねー、先輩!」

         後方段上上手スポット、フェード・アウト。
         入れ代わるように後方段上下手スポットに
         一人の男性、浮かび上がる。












 ――――― “大人になったキャシー”2へつづく ―――――

















― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪



   (どら余談^^;)

   今年は一杯作品を書こうと思います(^^)v
   久しぶりに“書きたい”思いに駆り立てられるような感覚
   です"^_^"

   半分は必要に迫られてですが・・・ハハハ・・・^_^;






   1月13日(月)
  
   明日は新作の初台詞練習です"^_^"

   頑張ります♪








      (おまけ^^;)


      
          「僕だ~れだ?」


 
               


             
      
  
      ♪こたえ♪

      2月の保育園公演作品の主人公、
      チュー吉くんでした(^^)v



  
      ただ今、この作品の人形作りと編集作業に忙殺
      される日々であります・・・(>_<)
      また公演が終われば、お話も公開していく予定です。
         































    
































“自由へ・・・―リーザ旅立ち―” ―全9場― 完結編

2014年01月06日 22時08分00秒 | 新作(人形劇用)



    



  ジニー「アンドレ王子様、さっきまでこの書庫に流れ込んできて
      た水は一体・・・」
  アンドレ「ああ、それならたった今、この辺りを通過したハリケー
       ンのせいさ。」
  ジニー「ハリケーン?」
  アンドレ「ああ。突然海上で発生した低気圧が、大きなハリケー
       ンに変わり、寄宿学校のあるこの島を直撃したんだ。そ
       のせいで、この書庫は海の断崖とつながっていたのだ
       けれど、そこから増水した海の水が流れ込んだと言う訳
       さ。」
  ジニー「それでその水は・・・」
  アンドレ「少しばかり崖岩を崩させてもらってね、水の流れを変
       えたんだよ。」
  ジニー「まぁ・・・そうなんですの・・・!」
  アンドレ「もう少し僕たちが、この書庫とつながる断崖の横穴を
       見つけるのが遅れていたら、君たちはどうなっていたか
       分からないんだ。」
  リーザ「そうだったのね・・・」
  エレン「申し訳ありません・・・」
  ジニー「ありがとうございました・・・」
  エレン「(リーザの側へ。)リーザ・・・姫様・・・ごめんなさい・・・」
  ジニー「(エレンに続く。)私も・・・」
  リーザ「エレン・・・ジニー・・・姫様じゃないわ。皆と同じ・・・この
      学校の生徒よ。」
  エレン「私たち・・・あなたに怖い思いをさせようと、こんな所へ
      誘い込んだの・・・」     
  ジニー「結果的にあなただけでなく、私たちも怖い思いをするこ
      とになって・・・」
  エレン「・・・反省してるわ・・・」
  リーザ「そうだったの・・・いいわ!許してあげる・・・!」
  エレン「リーザ・・・」
  ジニー「リーザ・・・」


    


   
         エレン、ジニー歌う。

        “ごめんなさい
         私たちを
         許してくれる”

  リーザ「私たち・・・同じ学校に通う友達じゃない!」
  エレン「本当に・・・?」
  リーザ「勿論でしょ!」
  
         (アンドレ、アレク、サンド、ロス、嬉しそうに
         3人の様子を見ながら、上手へ去る。)
         リーザ、歌う。

        “手を取り合い
         必ず見つける          コーラス“仲間”
         友達だから
         助け合うことが               “誰も”
         当たり前よ
         ためらわずに
         前だけ見てる
         届く筈と
         あなたの心に
         信じてたわ”

      コーラス“大切な仲間
            知りえた喜び
            誰もが必ず
            感じる思いが
            確かな温もり
            心に届いた”

         3人、嬉しそうに手を取り合う。
         (エレン、ジニー下がり、次景へと続く。)             
 

    



    ――――― 第 9 場 ―――――

         音楽流れ、背景変わる。↑
         上手より王様、お后様、ゆっくり登場。


    



  后「リーザ・・・!!」
  リーザ「(后を認め。)お母様!!(駆け寄る。)」
  王「リーザ「・・・」
  リーザ「お父様・・・来てくれたのね・・・」
  王「当たり前ではないか・・・」
  后「ハリケーンが学校を直撃すると知って、居ても立ってもいら
    れなかったのよ、私たち・・・」
  リーザ「・・・ありがとう・・・」
  王「私はおまえの気持ちも考えずに・・・一方的すぎたな・・・許し
    てくれ・・・」

         王、歌う。

        “これからは心の”

         后、歌う。

        “おもむくまますればいい”

         リーザ、歌う。

        “私が思うまま
         前だけを見て
         自由に              コーラス“自由”
         空へ
         飛び立つ                  “彼方”
         時よ
         今こそ
         目の前に広がるわ
         希望”

  王「さて、どうするリーザ?私たちと城へ戻るか・・・それともこの
    ままここへ残るか・・・」
  リーザ「・・・私・・・この学校が好きよ!お父様がお城の外へよ
      こしてくれなければ私・・・こんな世界があることを知らな
      いままだった・・・」
  后「リーザ・・・」
  王「うむ・・・(頷く。)」

         王、歌う。

        “見えるもの全て
         きっと役に立つぞ
         心に感じた感情を
         大切にするのだ”        コーラス“自由に
                                  飛び立つ
                                  時だ”

         (アンドレ、アレク、サンド、ロス上がる。)


    



         アレク、サンド、ロス歌う。

        “我々の姫様”

         アンドレ歌う。

        “少しは成長したか”

         后、歌う。

        “あなたが望むまま
         進めばいいの”

         リーザ歌う。

        “私が
         望む                コーラス“自由”
         未来が                 
         そこに               コーラス“空へ”
         手をのばして掴んだわ
         ここに”               コーラス“今こそ”

         リーザ残して全員下がる。
         下手より生徒たち、楽しそうに
         登場。
         (リーザに声をかけながら、上手へ去る。)


    



  エレン「リーザ!」
  ジニー「リーザ!もう直ぐお茶の時間ですって!」
  エレン「早く行きましょう!」
  リーザ「ええ!」

         リーザ、生徒たちについて行きかける。

  ハンナ「リーザ・・・」
  リーザ「ハンナ、どうしたの?お茶の時間よ!行きましょう!」
  ハンナ「よかったわね、皆が仲良くなれて・・・。こんなことができ
      るなんて・・・すごいわ、あなた・・・」
  リーザ「ハンナ・・・あなたがきっかけを私にくれたからよ。」
  ハンナ「え・・・?私が・・・?」
  リーザ「そう!あなたが勇気を出して飛び出したお陰よ!」

         ハンナ、歌う。

        “本当?
         ただいつも
         見てたのよ みんなを・・・”

         リーザ、歌う。

        “未来をかえる為
         ほんの少しの勇気が”

         ハンナ、歌う。

        “飛び出してよかった
         あなたに会えた”
  


    



         リーザ、歌う。

        “思いが              コーラス“自由”
         あれば
         必ず               コーラス“夢が”
         叶う
         小さな力合わせ
         届く”

  声「リーザ!」

  リーザ「はーい!さぁ、ハンナ!行きましょう!」
  ハンナ「(大きく頷く。)ええ!」

         2人、嬉しそうに手をつないで
         上手へ走り去る。



    






            ――――― 幕 ―――――
  













    随分書き上げるまで、時間を要してしまいました^^;
    この後のことを考えながら書いていると、中々終われ
    ないな~・・・なんて思いながら書いていたもので・・・
    すみません<(_ _)>

    さて、そこで次回からですが・・・
    ここ4、5日、時間の合間を見つけながら、私が好きな
    タイプのお話で、且つ、最近は殆ど書くことがなくなった
    ちょっと大人なお話で、皆さんにも馴染みのある主人公
    が大人になった・・・と言う物語を書き上げました"^_^"
    (ちょっぴり恋愛物語で、比較的短編なお話です^^;)

    書き上げた・・・なんて言うと、ホントは2月公演の新作
    を、来週の初練習までに先ず書かなければいけなかっ
    たので団員に怒られそうですが・・・

    中途半端になっているお話しの続きを書くには、頭を
    先ずそこまで戻す作業から初めなければいけないし・・・
    そんな思考の使い方をする気になれなかったのと、
    最近の自分の鬱々とした気持ちを一度整理する為に
    新作を・・・と言う形にさせて頂きました^_^;
    (中途半端な作品の続きはいずれまた・・・^^;)

    これで心置きなく公演準備の為の色々を始められます♪

    それでは次回からは
        「大人になったキャシー ―全5場―」
            で、お会いしましょう♪ お楽しみに(^^)v
                    
   
    




 








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   12月31日(火)

   今年も残すところ数時間となりました。
   
   皆様にとって2013年はどんな1年だったでしょうか?
   リトルパインは、今年は色々な人たちとの出会いの年・・・
   それも本当に必要な人やものと巡り会えた1年だったよう
   に思います。

   また新しい年は、そんな出会いの中からつながった
   場所での公演が続きます。
   そんな出会いを大切に・・・1歩1歩、歩んで行きたいと
   思っています。

   いつもリトルパインの活動を応援してくださっている
   皆様、1年間どうもありがとうございました

   また来年も、頑張って活動して参りますので、
   リトルパインをよろしくお願いいたします♪

   よいお年を!


               ミュージカル人形劇団リトルパイン
                              どら。
   









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   (どら余談^^;)

   来週公演のエリィちゃん作品・・・
   ただ今、編集作業の真っ最中ですが、以前の仕上がり
   作品に比べて今回のエリィちゃん・・・随分勝気な面が
   前面に現れた女の子になっているのです・・・^^;

   私の台本、至る所に“優しく”と注意書きがなされている
   ことは以前お話しましたが、↑ 台本のリーザちゃんの
   台詞部分にも“優しく”が頻繁に出没するのです・・・^^;

   う~ん・・・これはどうにも中々と難しい私の台詞録音時
   の、毎回のテーマであることは間違いありません(>_<)
   




   12月23日(月)

   気分的にはまだ“今日”ですが・・・^^;
   
   昨日は公演でした"^_^"
   その前日は遅くまで舞台設置に出向いてて、
   編集作業や何やらと疲れていたのか、
   さっきまでグーグー寝入ってしまってました(>_<)

   今回も呼んで頂いた会場の方々には
   大変お世話になり、楽しい一時を過ごすことが
   できました♪

   またその様子は公演日記にて・・・

   本当にありがとうございました




























































2014年1月1日 元旦

2014年01月01日 16時20分56秒 | 新作(人形劇用)




    2014年1月1日(水)


   
    



    「新年あけまして おめでとうございます。

    本年もリトルパイン&どらを、何卒ヨロシク

    お願いいたします。」





    

    2014年のスタートです(^^)v

    皆様、お正月、如何お過ごしでしょうか?

    毎年、年始をドタバタと過ごしぎみの私は、

    今年こそ“ゆっくり・・・のんびり”過ごしたいと思い、

    その決意通りのお正月を満喫しております♪


    お正月明けからのチョー多忙な日々を思いながら・・・

    今だけはゴロゴロしていたいな~・・・と・・・^^;


    さて、今年リトルパインは8周年・・・

    ボチボチ10周年に向けての準備を始めて行って

    良い頃ではないか・・・と思いつつ、最近の私・・・

    何やら「ヤル気」的なものに欠けつつあるのか・・・

    こんなことではいけないと分かってはいるものの、

    ついゴロ~・・・ッとしてしまい、過ぎ去る日々の早さに

    目が回る思いをしております(>_<)


    今年はそんな怠け気味の自分を払拭するべく、

    一段と頑張る所存ですので、リトルパインの成長を

    温かく見守って頂けると嬉しいです"^_^"


    
    今年もよろしくお願い致します<(_ _)>



                   ミュージカル人形劇団リトルパイン

                                    どら。




           
           今年の我が家の鏡餅です(^^)v













   (どら余談^^;)
    
    昨日、朝にスーパーで“海老天”を購入したのですが、
   なんと・・・お金を払ってからカートに吊るしたまま、
   忘れて帰って来てしまったのです(>_<)

   忘れたことに気付いたのは、晩御飯の支度をしようかと
   思い始めた夕方・・・

   朝に買った“海老天”が見つかる訳もないと思いながら、
   諦めもつかず駄目元でスーパーに電話してみると・・・
   なんと何方かが忘れ物として届けておいて下さった
   らしく、我が家の晩御飯の“海老天”が無事手元の戻って
   きたのです"^_^"

   年末の忙しい最中・・・親切な方に見つけて頂いて、
   戻った“海老天”を見ながら、なんだか心が温かく・・・
   嬉しい気持ちに溢れた、1年の締めくくりとなりました♪

   届けて頂いた方・・・本当にありがとうございました<(_ _)>





   ↑ のリーザちゃんが着ているフードコートもどきは、
   私の私物でありました^^;