50年来の友人が熱海から東京に出てくると言う。
全くの出不精になってしまった私の重い腰を、あの手この手で動かそうとする彼女。
でも、東京はまた、コロナの数値が上がり始めているそうな…。
渋る私に、電話の傍で聞いていた主人が、とうとう、goサインを!😊( ^)o(^ )
息子たちには、ママは病院へ行ってる…と、ごまかしておくから…と。
何も、そんなにまで気を使って外出はしたくない…と私は思うのだけれど。
何せ、息子夫婦は、二人とも闘病者。
マイナス要因(リスク)は、絶対に避けなければいけないことも事実だ。
現に、先日の診察日にも、循環器の先生は、あまり、いい数値ではないと、ご機嫌が悪かったようだ。
結局、彼女の熱意に押し切られた形で、新宿で会うことになった。
小田原から小田急で来る彼女のために。
新宿駅新南口(サザンタワー口)から降りてすぐの小田急のホテルが私のお気に入りだ。
13年前に亡くなった、金沢の親友とも、最期に過ごしたホテルだ。
子供の様に、眼下に見える電車や緑豊かな新宿御苑を見てると、気持ちが和んでくる。
金沢の親友を失くした直後は、此処に来るのが辛かった。
それでも、目白の友人と、再びここに来た。
荒療治と言おうか、背中を押してくれたのか、あえて、彼女はここを選んだ。
おかげで、吹っ切れたことも事実だ。
いつまでも、うじうじしてても始まらない。
動き出すことも必要なことなのだ。
そして、今週の火曜日に、3年ぶりに熱海の彼女と、そのホテルで会った。
出がけに、ご主人様が言ったそうだ。
「長いよね! 50年は経つのか!」と。
50年の間には、様々なことがあった。
彼女とは、話があちらこちらに飛んでも、ちゃんと、最後には戻ってきて、二人で大笑い。
愉しかった!
有難かった!
大阪の下町から、東京の下町から、それぞれ、杉並に嫁いで、切れることなく半世紀もの間、友人で居られたこと。
感謝しかない。
きっと、縁があったのだろう…。('ω')ノ🌸