「ミニ・リハビリ」でご一緒してたHさん。
このところ、3週も続けて、お顔を見せてない。
ショート・ステイに行かれてる…とか、噂は聞こえてきたのだけれど。
あと少しで、92歳になられる、ダンディな老紳士だ。
少し、認知もある…とかで、仲間の皆との交流は薄い。
が、そこは明るく前向きなおばあさま方(もちろん、私も)だ。
最近は、大きな声で、ご挨拶をすると、まぶしいくらいの笑顔で答えてくださる
ようになった。
良い方向に進んでいたのに…。
会のスタッフは、口を濁して言わないけれど…。
情報通のKさんが、聞いてきた。
92歳の誕生日を目前に、お亡くなりになられたとか…。
もう、あのはにかんだような笑顔を見ることはできないのだ。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/70/a923944cb963408df7e1baab33ecae40.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/70/a923944cb963408df7e1baab33ecae40.jpg)
寂しい!
お仲間のおひとりが他界なさることは、私にとっては初めての経験だ。
フェードアウトするがごとくの消え方。
理想に思っていたけれど、やはり、寂しいものだ!
まだ、それこそ自分の中に死、と言うものが具体化してないのでしょうね。ふと、会場に行った時にその人の姿を探している自分がいることにショックを受けたりします。
でも、段々にそう言うのが受け入れられるようになるのでしょうか。近所の方のお葬式に行って、ずーん、と落ち込んだりしてるのに、一緒に行ったおばあちゃんたち、お数珠をじゃらじゃら擦りながら、ため息を3つついて、あの爺さんもちょっと前まで元気やったなあ!ま、人間寿命ゆーのがあるからねえ、さ!お昼何食べて帰る?
なんて言ってました。最近は近所の家のお葬式なんて出ませんが我々子供の頃は座敷に白い布をかけた仏さんに、ほれ!あんたも挨拶しなはれ!と言われて、いやーん、怖い😱なんて思ったもんでしたね。
人間の行き着く先はそこなんですよね。人間のみならず生き物、形あるもの、全てそうなんですね。だから毎日を納得行くように生きようとする事が尊いんですよね?
最年少の母が忽然とホームから搬出された時、スタッフさんからくれぐれも他の方には状況離さないでくださいねと念を押されました。皆さんが動揺したりするといけないからと。社交的な母でしたから、意識不明なままICUで生死を彷徨っている間にもホームのお友達から私のスマホに連絡がたくさんありました。精一杯嘘をつきましたが、とても苦しかった思い出です。