妹の住んでいたマンションの管理人さんから、
「郵便受けが満杯なので、取ってほしい」
と、連絡が来た。
ダイヤル式の暗証番号になっている。
案の定、番号は、「わかんな~い!」の一点張り。
差し入れ口のほうから、何とか、郵便物を取り出した。
先日の主人の姉のように、督促状でも入っていたには、目も当てられない。
出てきた出てきた!
妹が、長いこと働いてきたお金は、どうも、投資信託のほうに回していたようだ。
一流企業に長いこと働いていた妹が、いくら、贅沢三昧してたとはいえ、無一文であるわけがない。
次から次へと、通知書が出てきた。
が、肝心の証書は見つからない。
金融関係のことは素人には皆目、見当もつかない。
どうにかして、これが有効に使えるように、役所に相談しに行かねば。
妹が、過ごしやすい環境のもと、穏やかに過ごせますように、両親に、毎日、
祈っている。