>>>「トライアルカンパニー」鹿児島市に初出店 vs 迎え撃つイオン,ニシムタ
「ディスカウントストアトライアル」を展開のトライアルカンパニー(福岡市・楢木野仁司社長 店舗数 約180)は,鹿児島市東開町3-16に24時間営業の「スーパーセンター トライアル 東開店」を出店する。同店は鹿児島市東開町のイオンモール鹿児島の近くで,店舗面積は,3,604平方メートル,駐車場規模176台である。
※イオンモール鹿児島
>>トライアルの現状-
トライアルは昨年北海道にを集中出店した7店が,NB主体の品揃えと圧倒的な安さで,競合を圧倒している。だが,既存店180店の多くは売り上げが低迷している。
★,'*:..,.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:鹿児島 競合店の対抗策 *~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~.
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┃★┃ イオン 鹿児島市立病院近くに24時間スーパー出店
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市立病院の移転による周辺の人通りの増加を見込んで,鹿児島市上荒田町39-12にイオングループのスーパーチェーン「マックスバリュ」があらたにオープンする。 24時間営業でスーパーが来年春,オープンの予定である。県に提出された大規模小売店舗立地法に基づく新設届けによると店舗面積1821平方メートル1821㎡の平屋建てである。市立病院周辺ではすでに複数の薬局やコンビニエンスストアなどが進出している。マックスバリュの新規開店が加わることで,新たな商業地の誕生となろう。
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┃★┃ ニシムタ 24時間営業でトライアルカンパニーを迎え撃つ
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鹿児島県内のディスカウントセンターニシムタは近隣店舗の「ニシムタ スカイマーケット鴨池店」を,今年5月に24時間営業に切り替え,トライアルカンパニーを迎え撃つ準備を整えている。
★ ニシムタ スカイマーケット鴨池店
住所 : 〒890-0067 鹿児島県真砂本町51番1号
営業時間 : 2015年5月21日(木)より24時間営業
★,'*:..,.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.: トライアルカンパニーの概要 *~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~.
◇株式会社トライアルカンパニー http://www.trial-net.co.jp/corporate/profile.html
( Trial Company ,Inc. )
・創業 昭和49年4月
・設立 昭和56年7月
・資本金 21億2335万300円
・事業内容 スーパーセンタートライアル(郊外型総合販売店)の経営 食品・生鮮食品・家庭用品・衣料品・家電製品の販売 「スーパーセンタートライアル」 「メガ センタートライアル」 「トライアルマート」 「ディスカウントコンビニトライアル」「ドラッグアンドフレッシュトライアル」 「バラエティストアトライ アル」 の6業態で展開コンピュータソフトの開発、流通システムの開発
・従業員数(グループ) 社員 3,686名 アソシエート 14,874名(2014年6月現在)
・本社所在地 福岡市東区多の津1-12-2 トライアルビル
・取引先銀行 みずほ銀行、りそな銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、福岡銀行、北九州銀行、日本政策投資銀行
◇九州・沖縄の2013年度小売業売上高ランク
※出典:西日本新聞電子版
東京商工リサーチ福岡支社が発表の「2013年度の九州・沖縄の小売業売上高ランキング」によると,九州中心にドラッグストアを展開するコスモス薬品(福岡市博多区 http://www.cosmospc.co.jp/ ) が,3292億円で2011年~12年度と2年間連続1位トライアルカンパニーの3070億円を抜いて,初の1位となった。
3位はイオン九州で2456億 円。通信販売のジャパネットたかた(長崎県佐世保市)は,掃除機など新商材の販売が功を奏し,2012年度11位から6位に浮上した。
>>>九州・沖縄小売業売上高 2011年~12年度1位,2013年度2位 トライアルの躓き
九州では,トライアルカンパニ,コスモス薬品,ミスターマックス,ダイレックス,ルミエール(三角商事)と九州地盤のディスカウントストア系企業に加え,全国展開のドンキホーテが進出し,過激な価格競争をくり広げている。
そんな中,これまで快進撃を続けて来た「ディスカウントストアトライアル」を展開のトライアルカンパニー(本社:福岡市東区・楢木野仁司社長)が,苦戦し ている。同社の2014年3月期の売上高3070億9300万円(不動産賃貸収入などを含む)であった。九州ではドラッグストアチェーンの「スーパード ラッグコスモス」を展開するコスモス薬品 (本社:福岡市博多区、2014年5月期連結売上高3718億2500万円)に次ぐ,第2位の売上高である。
トライアルカンパニーが当面する課題は,売り上げと利益の確保にある。売り上げが振るわないため,円安による仕入れ価格の上昇を売価に転嫁できず,当然の結果として営業利益の減少を招いた。
2014年3月期は22店舗を新規出店したことによる販管費の増加もあって営業利益は前年対比で半減,経常利益は同約40%減となった。最終利益は特別損失などの計上もあって2億6900万円と,前年対比82.4%の減少である。
トライアルの,純売上高の3045億7000万円から仕入原価を差し引いた粗利益(売上総利益)は,販管費を下回り2億8400万円の赤字である。前期の租利益率は,106.47%と0.53ポイント悪化した。
これを,家賃などの「その他営業利益」が25億2300万円で本業の損失を穴埋めし,営業利益で22億4000万円の黒字を確保している。この収益構造は,スーパーの業績低迷をショッピングセンターのテナント収入やクレジットカード事業で補うイオンの収益構造に似る。
この件に関して,7月実施の取引先とのトライアル会の席上,同社の永田久男・代表取締役会長は、大幅減益の主因はドラッグストア子会社のトライウエルの分 離の影響であり,「連結売上高は3134億1700万円で経常利益が前年度並みだった」と釈明している。だが,トライアルカンパニーは連結決算の内容を公 開していないこともあって,この説明はいささか説得力を欠く。
※本稿の参考資料 「激流 2014年 12月号」 p14~P44
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