“都民ファースト”を旗印に掲げる小池百合子東京都知事(64)。都知事に就任してからの2か月で豊洲新市場移転にまつわる問題点を暴き,建設費が高騰した2020年東京五輪・パラリンピックの3施設の見直しを提言と,矢継ぎ早に繰り出す“小池流改革”の行方は,都民のみならず,多くの国民が注視するところである。
「後出しジャンケンが絶対有利」といわれた都知事選で先出しジャンケンをした度胸のいいケンカ師的な彼女の姿勢,都知事就任直後の「ブラックボックス」と形容した都議会と都庁のあり方にへの問題提起,さらには自らの給与を半減する条例案を都議会で成立させる,さらに23日の衆院東京10区補選では,自民党都連との確執が取り沙汰される中,主導的に応援した後継候補が野党統一候補を圧倒的な大差で勝利するなど,その主導ぶりときっぷりのよさは,まさに男勝りの女傑・小池百合子の真骨頂である。
築地市場(中央区)の移転先となる豊洲市場(江東区)で土壌汚染対策の盛り土がされていなかった問題など目の前の課題は依然山積している。特に東京五輪・パラリンピックの競技会場見直しの問題では,対象となるボート・カヌー会場の変更の有無など都としての方針を月内に示すとしている。小池知事は,「従来の施策にただケチをつけているだけ」との批判にどう応えるか。小池知事の決断と独自性が注目される。
政治塾「希望の塾」 ! 応募者4000人
小池氏の政治塾「希望の塾」は,公式サイト https://koikejyuku.tokyo/ によると「国や地方自治体の現状や課題とともに,これらを解決するために必要な知識・考え方を各分野の専門家から学ぶことで,塾生として政策提言が出来る素地を養います」とし,「政治家志望以外の方でもお申込みいただけます」となっている。
報道によると,小池百合子東京都知事が30日に開講する政治塾「希望の塾」の応募者が4000人を超えた。30日に都内で開塾式を開く。小池氏をはじめ,各分野の専門家を講師にして3月まで毎月講義を行う(6回)ほか,懇親会なども企画している。
受講料は一般男性が5万円(女性4万円,学生3万円)。仮に応募者全員の入塾の場合は,2億円近い集金力になる。小池氏は新党立ち上げについて明言していないが,今回の政治塾が来夏の都議選に向けた「小池新党」の布石との見方も出ている。小池塾が政界を揺るがす勢力になり得るのか,注目される。
●設立趣旨
出典:https://koikejyuku.tokyo/
「政治のことを、もっと知りたい」そう感じたときに、通う場所はあるでしょうか。あるいは「政治家になりたい」と思った時に、学べる場はどれだけ存在するでしょうか。
東京はいま、類を見ないほどの重大な局面を迎えています。首都として初めて経験する人口減少、世界一の速度で進む超少子高齢化、そして2020年に迎える東京オリンピック・パラリンピック…。
そんな中で行われた東京都知事選挙は、都民のみならず、多くの人々から注目を集めました。そしてその高まった関心は、「政治を学んでみたい」という期待となり、また「自分も政治家になってみたい」という想いへとなりつつあります。
政治のこと、経済のこと、地方行政のこと。あるいは政治家自身や選挙のこと。これまでは身近になかった知識に触れ、様々な人に出会うことで、これまでにない希望を見つけることになるでしょう。
主義主張や党派を超えて、改革を志す政治に関心を持った人々が幅広く集い、互いに学び合う。そのために創られたのが、ここ「希望の塾」なのです。
挑戦 小池百合子伝 | |
初の女性都知事はどのような半生を歩んできたのか。カイロ留学から日本新党で政治家デビューをへて現在にいたる波瀾万丈の軌跡を綿密な取材でたどる唯一の書、緊急刊行。 | |
河出書房新社刊 1728円 |
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>>>小池政治塾への批判「犬猫じゃあるまいし…」東国原氏も同調
内閣参与の飯島勲氏(71)と東国原英夫前宮崎県知事(59)は,28日出演のフジテレビ系情報番組「バイキング」で小池政治塾に批判的な見解を述べた。
飯島勲氏: 「私が都知事ならそんなの作っている余裕はない」と前置きし,大阪府知事と大阪市長を務めた橋下徹氏を引き合いに出し「(橋下氏が)知事になるときも『これから私は大阪をこうするんだ!』っていう提言して人が集まった。小池知事の場合,、ただケチをつけているだけ。五輪も,じゃなくて東京都をこうやって変えたい。またそれがだめだったら国をこう変えたいと披露していないでしょ。そこに何か分からない4000人が(政治塾に)来たって,犬猫じゃあるまいし,ちゃんと公表しろって言いたくなる」と批判した。
東国原氏:宮崎県知事として首長を務めた東国原氏は「塾というのであれば政治家を目指したいという人を引き受けて欲しい」。そして「カルチャーセンターみたいなもんだとすると,ただ地方自治制度を教えるのに(受講料の一般男性)5万円は高い。自分で勉強すれば十分,地方自治制度なんて。そんなの本を読んだ方が全然いい」と皮肉った。
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◆ 関連記事 新潟県知事選で勝利した米山隆一氏は「男版・小池百合子」だ!
週プレNEWS / 2016年10月29日 6時0分 http://news.infoseek.co.jp/article/shupure_74314/
「野党が結束して『反原発』を訴えたからではなく,民進党が米山氏を当初は支持しなかったからこそ勝てた」と分析する古賀茂明氏。
新潟県知事選で,自公推薦の候補を下して初当選した無所属新人の米山隆一氏。
その勝因として,『週刊プレイボーイ』でコラム「古賀政経塾!!」を連載中の経済産業省元幹部官僚・古賀茂明は,米山氏の戦う姿に新潟県民が「小池百合子」を連想したのではと分析する。 ⇒(本文)⇒ http://news.infoseek.co.jp/article/shupure_74314/
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