県人口はすでに1955年の200万人超をピークに減少に転じ,2005年には175.3万人と落ち込み,過疎県の様相です。とはいえ,県域の人口減少を止められなければ,市場縮小→労働力の確保が困難→税収減少→財政悪化,といった負の連鎖に陥り,持続的発展を難しくします。また,都市の「安全・安心」は,人口密度とも相関しています。
▼県の全45市町村の人口は,2035年は05年に比べ全市町で減少
県人口は,1955年の200万人超をピークに減少傾向にある。05年国勢調査の総人口は1,753,179人と,00年に比べ33,015人,1.8%の減少である。この間,県庁所在地・鹿児島市の人口は,周辺都市との合併もあって,55年の31万4千人から05年国勢調査確報値によると604,367人と増加し,県全体の34.5%を占める。
その一方で,鹿児島市の人口は,周辺都市との合併もあって人口は増加したが,県全体の人口減少を食い止め得るまでには至っていない。
厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所(社人研)の推計によると,鹿児島県の全45市町村の人口は,2035年は05年に比べ全市町で減少する見通しである。最も減少が著しいのは南大隅町で,05年の約半数52.2%に落ち込むと予測している。
▼発展型」から「集中型」に変わった鹿児島,宮崎都市圏
鹿児島県では,県都・鹿児島市への一極集中が高度成長期から進み,鹿児島都市圏を形成してきた。その鹿児島都市圏は2001~05年間で中心都市と周辺部の双方ともに人口が増える「発展型」の都市圏から,周辺都市の人口が減り中心部鹿児島市の人口が増加するという「集中型」都市圏へと移行した。ちなみに,宮崎市は鹿児島市同様な集中型都市圏,福岡市,熊本市は,発展型都市圏である。
事実,鹿児島市は日置市など周辺市町からの人口流人でマンションの建設が続いている。「集中型」都市圏に弾みを付けたのが04年部分開業した九州新幹線鹿児島ルートである。これに伴い,ターミナルの鹿児島中央駅の再開発が進めば,「観光面のみならず,市内一の繁華街である天文館との回遊性も高まり,商業の底上げにもつながる」との期待もある。
ただし,こうした「集中型」都市圏がある半面,大口(鹿児島県),曽於(同),枕崎(同)のように総人口の減少率が5%を超える都市圏もある。
▼関連サイト
鹿児島再生戦略
http://kobayashi.clever.mepage.jp/cha/kagosima/kagosima_1.html
▼県の全45市町村の人口は,2035年は05年に比べ全市町で減少
県人口は,1955年の200万人超をピークに減少傾向にある。05年国勢調査の総人口は1,753,179人と,00年に比べ33,015人,1.8%の減少である。この間,県庁所在地・鹿児島市の人口は,周辺都市との合併もあって,55年の31万4千人から05年国勢調査確報値によると604,367人と増加し,県全体の34.5%を占める。
その一方で,鹿児島市の人口は,周辺都市との合併もあって人口は増加したが,県全体の人口減少を食い止め得るまでには至っていない。
厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所(社人研)の推計によると,鹿児島県の全45市町村の人口は,2035年は05年に比べ全市町で減少する見通しである。最も減少が著しいのは南大隅町で,05年の約半数52.2%に落ち込むと予測している。
▼発展型」から「集中型」に変わった鹿児島,宮崎都市圏
鹿児島県では,県都・鹿児島市への一極集中が高度成長期から進み,鹿児島都市圏を形成してきた。その鹿児島都市圏は2001~05年間で中心都市と周辺部の双方ともに人口が増える「発展型」の都市圏から,周辺都市の人口が減り中心部鹿児島市の人口が増加するという「集中型」都市圏へと移行した。ちなみに,宮崎市は鹿児島市同様な集中型都市圏,福岡市,熊本市は,発展型都市圏である。
事実,鹿児島市は日置市など周辺市町からの人口流人でマンションの建設が続いている。「集中型」都市圏に弾みを付けたのが04年部分開業した九州新幹線鹿児島ルートである。これに伴い,ターミナルの鹿児島中央駅の再開発が進めば,「観光面のみならず,市内一の繁華街である天文館との回遊性も高まり,商業の底上げにもつながる」との期待もある。
ただし,こうした「集中型」都市圏がある半面,大口(鹿児島県),曽於(同),枕崎(同)のように総人口の減少率が5%を超える都市圏もある。
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