
南九州ファミリーマートは,鹿児島の酒卸・本坊商店とファミリー・マートの合弁会社で1993年創業。立ち上げからわずか6年日(99年)に200店舗を達成。08年度、売上高約463億円、283店舗。売上高で77倍に成長している。
出店戦略では、数よりも質を追 いかけるということ。「10年間 は戦える店」を基本に、じっくり 丁寧に店を出していく計画。また加盟店確保が難しくなっている状況の中、既存のオーナーに対しては、複数店経営を奨励していくと言う。
個店の質を上げるという意味では、今年の最重要施策となっているフアミマTカード会員の獲得も最大のテーマ。現在、南九州FMの一店当たりの平均会員数は約300名。中には2060人と全国FMの中で、ベストファイブに入る店もあるほど。今年度中には平均500人達成を目指す。
そのための手段は、レジでの声掛けと、ファミマTカードを活用した販促活動の強化。「南九州地区は、高齢の方も多く、その方達は、クレジットに抵抗がある。それを説得して、安心して会員になってもらうことができたら、その人は、間違いなく自信が付くはず。ファミマTカードは販促の手段だけではなく、店舗の運営力向上にもつながっている」 カード保有者のリピート率は、非会員の六倍、客単価も60円高いという実績を残している。
出典:「激流」2009-9月号 p58~
(本稿,次回に続く)
*.:..:.:..*.:..:.:..*.:..:.:..*.:..:.:..*
▼関連ブログ
○セブン-イレブンに見捨てられた鹿児島-1
○セブン-イレブンのない県・鹿児島のコンビニ事情-1
○セブン-イレブンのない県・鹿児島のコンビニ事情-2
○セブン-イレブンのない県・鹿児島のコンビニ事情-3
○鹿児島県のコンビニ事情-4
*.:..:.:..*.:..:.:..*.:..:.:..*.:..:.:..*
![]() | 激流 2009年 09月号 [雑誌]国際商業出版このアイテムの詳細を見る |
![]() | ビジュアル 流通の基本 (日経文庫)小林 隆一日本経済新聞出版社このアイテムの詳細を見る |