「身の丈」経営,「身の程」人生

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鹿児島の元気企業  「南九州ファミリーマート」-3

2009-12-17 14:24:34 | 「身の丈」経営


 南九州ファミリーマートは,鹿児島の酒卸・本坊商店とファミリー・マートの合弁会社で1993年創業。立ち上げからわずか6年日(99年)に200店舗を達成。08年度、売上高約463億円、283店舗。売上高で77倍に成長している。

 出店戦略では、数よりも質を追 いかけるということ。「10年間 は戦える店」を基本に、じっくり 丁寧に店を出していく計画。また加盟店確保が難しくなっている状況の中、既存のオーナーに対しては、複数店経営を奨励していくと言う。

 個店の質を上げるという意味では、今年の最重要施策となっているフアミマTカード会員の獲得も最大のテーマ。現在、南九州FMの一店当たりの平均会員数は約300名。中には2060人と全国FMの中で、ベストファイブに入る店もあるほど。今年度中には平均500人達成を目指す。

 そのための手段は、レジでの声掛けと、ファミマTカードを活用した販促活動の強化。「南九州地区は、高齢の方も多く、その方達は、クレジットに抵抗がある。それを説得して、安心して会員になってもらうことができたら、その人は、間違いなく自信が付くはず。ファミマTカードは販促の手段だけではなく、店舗の運営力向上にもつながっている」 カード保有者のリピート率は、非会員の六倍、客単価も60円高いという実績を残している。

 出典:「激流」2009-9月号 p58~
                    (本稿,次回に続く)
    
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