創業以来2011年3月期まで64期連続の増収の家電量販のケーズホールディングス(東証一部・水戸市)は,会社はゆっくり伸ばすしていくものとし,“がんばらない経営”をモットーに業界3位の地位を確保している。
安売り激戦地の家庭量販業界にあって,毎年増収増益を続ける秘訣は「がんばらない=無理をしない」ことだという。定時退社に週休2日。数値目標で縛らない。従業員が安心して長く勤められる環境づくり,会社が従業員を守り,従業員が会社を支える…理想論としか思えないその経営手法で,実際に「創業以来64年連続の増収,2回をのぞいてすべて増益」という実績を生んでいる。同社は,効率的な店舗運営や,友好的なM&A(合併・買収)などを通じて,着実な成長を遂げてきた。
いけいけドンドンで家庭量販業界1位を突っ走る「ヤマダ電機」とはまさに正反対の,“がんばらない経営”のケーズが,業界第3位のポジションを得てえている秘訣は,何であろうか。 -次回に続く
▼社長人事
ケーズホールディングスは16日,加藤修一社長(65)が代表権のある会長に就き,遠藤裕之(えんどう・ひろゆき)専務(59)が社長に昇格する人事を固めた。水戸第一高卒,73年日本マクドナルド入社。85年カトーデンキ販売(現ケーズホールディングス)入社,95年取締役,06年専務。茨城県出身。社長交代は29年ぶりで,創業家以外の社長就任は初めて。6月29日の株主総会後に就任する。
⇒ 関連HP ⇒ エリアマーケティング
⇒ 関連HP ⇒ 県民性-風土記
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▼>「がんばらない」経営 不況下でも増収増益を続けるケーズデンキの秘密」 立石泰則著
このデフレ不況の時代に,安売り激戦地の家庭量販業界で,なんと毎年増収増益を続ける会社がある。しかもその秘訣は「がんばらない=無理をしない」ことだという。定時退社に週休2日。数値目標で縛らない。従業員が安心して長く勤められる環境づくり,会社が従業員を守り,従業員が会社を支える…理想論としか思えないその経営手法で,実際に「創業以来62年連続の増収,2回をのぞいてすべて増益」という実績を生んでいるのだ。従来の経営の「常識」をひっくりかえす,しかし実はきわめて真っ当なその経営哲学のすべてを紹介する。
「がんばらない」経営 不況下でも増収増益を続けるケーズデンキの秘密 | |
立石泰則 | |
草思社 |
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『 「身の丈」を強みとする経営』(日 本経済新聞出版社刊)。本書は,性急な業容拡大は弊害が多いとして,堅実な発展を目指して,自らの分を知り,ライバルの動きに惑わされることなく,マイ ペースを貫きながら存在感を発揮するという経営姿勢を貫く経営姿勢を「身の丈経営」とし,縮小の時代の小売業経営のあり方を考察しています。
セブン-イレブンに関しては,第2章「独自性を元に絶えざるイノベーションで客層を拡大」,第3章「業種・業態の垣根が融け融合の時代へ」などで取り上げています。
「身の丈」を強みとする経営―縮小の時代に勝つ「新リージョナルマーケティング」 |
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小林 隆一 | |
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ビジュアル 流通の基本 (日経文庫) |
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小林 隆一 | |
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小林 隆一 | |
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