マツモトキヨシHDとの激しいドラッグストア業界売上3位争いを繰り広げているサンドラッグ http://www.sundrug.co.jp/index.html は ,5月1日付で貞方宏司取締役が社長に昇任する人事を発表した。才津達郎会長兼社長は会長に就く。
貞方宏司社長 才津達郎会長
■貞方宏司氏略歴
1970年9月27日生まれ
1989年3月:同社入社
2001年4月:経営企画室課長
2004年4月:営業第二部長
2005年4月:執行役員営業第二部長
2008年6月:取締役営業第二部長
2009年12月:取締役(現任)
2009年12月:ダイレックス副社長
2014年6月:ダイレックス社長
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3月15日、ドラッグストアサンドラッグ http://www.sundrug.co.jp/index.html で、興味深い役員の異動があった。取締役(非業務執行)の多田直樹氏(56歳)の取締役管理本部長への就任。直樹氏 は、サンドラッグの創業者、故・ 多田幸正氏の長男。一度サンドラッグに入社したが、退社後非常勤役員として表舞台には出てこなかった。
もう一つは、取締役商品本部長の鶴田一広氏(53歳)と、取締役店舗開発部長の坂井義光氏(54歳)の二人が揃って執行役員に降格である。会長兼社長の才津達郎氏は、長崎県五島の出身。サンドラッグ草創期は従業員が集まらず、才津氏自らが故郷の五島に出向き、口説き落として連れてきて手塩に掛けて育てたのが、鶴田、坂井の両氏であり、昨年8月5日、52歳の若さで逝去した前社長の赤尾主哉氏である。
鶴田、坂井両氏の執行役員への降格は、貞方氏をサンドラッグ社長へ引き上げる布石であった。末席(五島出身者では最後に入社)の貞方宏司氏(48歳)は,ディスカウントストア、ダイレックスに生鮮食品を持ち込み、業績を押し上げた経営手腕が評価され、才津氏の後継者の呼び声が高かかった。
なお,人口減少や競争激化と変化の激しい時代,サンドラッグも好業績維持は難しくなっている。今期 (2019年3月期)は第3四半期まで増収減益である。主力のドラッグストア事業の既存店売上高前年比は、2018年4月から今年2月までで99.2%と前年を割った。
(source:「激流」2019年5月号 p61~p62)
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長崎県出身のサンドラッグ社長赤尾主哉氏,死去 -2018/08/07-
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◆会社概要
会社名 | 株式会社サンドラッグ |
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本社 |
東京都府中市若松町1丁目38番地の1
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代表者 | 代表取締役会長兼社長 才津 達郎 |
設立 |
1965年4月
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資本金 | 39億3,120万円 |
発行株数 | 134,331,184株 |
事業所 | 直営店舗 659 / フランチャイズ店舗 60 / 物流センター 全国29か所 (2018年3月末) |
従業員数 | 6,772名 (2018年3月末) (パート、アルバイト含む) |
事業内容 |
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主要取引銀行 | みずほ銀行・三井住友銀行 ほか |
主要株主 |
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