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雑誌『兜太 TOTA』第1号 〔特集・存在者 金子兜太〕 |
現役大往生した、俳人金子兜太。その思想を探る“生きる勇気
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藤原書店 ¥ 1,296 |
昨年2月に98歳で亡くなった俳人の金子兜太(かねこ・とうた)さんの足跡をたどり,その仕事にさまざまな角度から光を当てる雑誌「兜太 Tota 」(藤原書店)の創刊号が販売されている。2017年に行われた本人へのインタビューを中心に,論考やエッセ「を掲載。瀬戸内寂聴さんやドナルド・キーンさんも編集顧問に名を連ね,メッセージを寄せている。
編集集主幹を務める俳人の黒田杏子(ももこ)さんは,「現役で最後まで生きて仕事をした。こういう人はおられない。先生からいただいたご恩に対して私ができるご恩返しは,金子兜太という人を皆さんと深く考えていくことだ」と述べた。編集長を務める俳人筑紫磐井(ばんせい)さんは「兜太も放っておいたらカビが生える。若い世代の批評も盛り込んでいきたい」,藤原書店の藤原良雄社長は「兜太さんの人柄から生活,生きざま,そう心うものに似合つ雑誌になればいい」と語った。 兜太さんも,雑誌の「名誉顧問」として名を連ねる。創刊号は1296円。年2回刊行し,第2号は今年3月に出版する予定。 (以上の出典:信濃毎日新聞 2018-10-27 11面)
金子兜太さんの長男,金子真土(まつち)さんは,戦争体験と江戸時代の俳人,小林一茶の存在が兜太さんの人間観をつくったと指摘。異なる主張に耳を傾けず,勇ましい発言が流布される風潮を「父は非常に危供していた」と明かし,「人間は性悪なものとみていた父が頼ったのは知性。知性をいかに豊かに持つかで,人間はなんとか皆と生をていけると考えていた」と語っておられる。
金子兜太 私が俳句だ (のこす言葉 KOKORO BOOKLET) | |
反骨の俳人が最後に残した言葉。一つのことを極めた先輩が生きた |
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平凡社 ¥ 1,296 |
金子兜太自選自解99句 | |
「海程」主宰、朝日俳壇選者である金子兜太氏の自選代表句99句を 肉筆色紙からの印刷で収める自選自解集。兜太氏の自選による自解 集は初めて。作句開始75年、俳誌「海程」の創刊50周年記念出版。 |
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角川学芸出版 ¥ 2,365 |
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