◇九州・沖縄の13年度小売業売上高ランク
※出典:西日本新聞電子版
東京商工リサーチ福岡支社が,10月21日発表の「2013年度の九州・沖縄の小売業売上高ランキング」によると,九州中心にドラッグストアを展開するコスモス薬品(福岡市博多区 http://www.cosmospc.co.jp/ ) が,3292億円で2011年~12年度と2年間連続1位トライアルカンパニーの3070億円を抜いて,初の1位となった。3位はイオン九州で2456億 円。通信販売のジャパネットたかた(長崎県佐世保市)は,掃除機など新商材の販売が功を奏し,2012年度11位から6位に浮上した。
なお,九州・沖縄の売上高合計は4兆9104億円で,過去最高だった前年度から1.7%減であった。
>>>2011年~12年度1位,2013年度2位 トライアルカンパニー
●成長戦略 単一業態に集中
九州地盤のディスカウントストアチェーンのトライアルカンパニー(福岡市/楢木野仁司社長)http://www.trial-net.co.jp/ は,競争に勝てる強い1つの業態に絞って多店舗化を進め,2013年3月期売上高目標を6225億円としている。
同社は粗利益率約18%,販管費率約16%と,ローコスト経営を推し進める。経常利益率は2%弱であるが,これまで居抜き物件中心に出店を重ね,早い投資回収で資産を効率的に回しながら売上を拡大してきた。
その業態はGMS(総合スーパー)跡地などの大型店と、売場面積1200坪程度の中型店、小型のバラエティストア、コンビニエンスストアサイズの4つのフォーマットを展開してきた。
これを最も競争力が発揮が見込める1200坪程度の中型店に絞り込み,建物を新設するという出店戦略を転換した。その理由は,
①店舗の標準化により多店舗化を進める
②化粧品など清潔感が要求されるカテゴリーを売るのに適した売場環境をつくる
③少子高齢化と人口減少化社会の到来と競争激化へ対応の小商圏高占拠型の店舗構築
にある。基本的には,コア事業に経営資源を集中し,ドラッグストアに対抗できる,競争力ある業態をつくり上げて,勝ち残るりを目論む。
なお,トライアルカンパニーのローコスト経営のを支えるのが,IT活用のマーチャンダイジングにある。同社は情報システム子会社を中国に持ち,約500人の中国人エンジニアを雇用し、システム開発を行っている。
◇株式会社トライアルカンパニー http://www.trial-net.co.jp/corporate/profile.html
( Trial Company ,Inc. )
創業 昭和49年4月
設立 昭和56年7月
資本金 21億2335万300円
事業内容 スーパーセンタートライアル(郊外型総合販売店)の経営 食品・生鮮食品・家庭用品・衣料品・家電製品の販売 「スーパーセンタートライアル」 「メガセンタートライアル」 「トライアルマート」 「ディスカウントコンビニトライアル」「ドラッグアンドフレッシュトライアル」 「バラエティストアトライアル」 の6業態で展開コンピュータソフトの開発、流通システムの開発
・従業員数(グループ) 社員 3,686名 アソシエート 14,874名(2014年6月現在)
・本社所在地 福岡市東区多の津1-12-2 トライアルビル
・取引先銀行 みずほ銀行、りそな銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、福岡銀行、北九州銀行、日本政策投資銀行
決算月 売上高 店舗数
2002年9月期 216 15
2003年9月期 459 25
2004年9月期 651 31
2005年3月期 421 38
2006年3月期 1,053 48
2007年3月期 1,300 58
2008年3月期 1,504 75
2009年3月期 1,711 90
2010年3月期 2,096 107
2011年3月期 2,384 131
*売上高の単位は億円 * 2005年3月期は半期決算
出典:http://www.trial-net.co.jp/corporate/profile.html
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┗■ これからのエリアマーケティング -読売IS 「Perigee」掲載
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http://www.yomiuri-is.co.jp/perigee/feature16.html
こ れまでのエリア・マーケティングの成功事例が成り立たなくなっている。エリアという概念が希薄なネット通販の普及や人口減少による市場の縮小が、必要と される店舗の条件を変えてしまったことが原因だ。産業能率大学マネジメントスクールで長年エリア・マーケティングセミナーを担当する小林隆一氏に、これか らの小売業に求められるエリア・マーケティングの視点を聞いた。
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産能マネジメントスクール
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開講日程 | 第60回 2014年12月09日~10日 |
ねらい |
1.支店・営業所のエリア単位での市場分析と、それに基づく具体的な営業計画の立て方を学ぶ |
概 要 |
地 域別に販売組織を組んでいる企業の方々が参加対象です。自社の特定エリアの活性化策を実際に策定する演習を通して、「地域対応のマーケティング」の実践的 進め方を学んでいただきます。お客様の現状、ニーズ、具体的に欲している事柄をひとつひとつ明確にしていくことによってマーケットセグメンテーションを見 直し、営業活動や販売促進のあり方を再構築します。 |
特 徴 | ・ SWOT、PPMなど基本的なマーケティング戦略手法を織り交ぜながら、ワークシートに戦略を整理していきます ・ 他社事例や作られたケースではなく、自社・自身の担当エリアを題材にしてワークを進めます ・ 生産財と消費財、メーカーと小売業でワークシートを分け、それぞれの業種業態の特徴に合った形で戦略策定の検討ができます ・ アメリカや東南アジアなど一部の海外市場についても、地域データなどを提供し対応していきます |
プログラム | 1.地域(エリア)対応の営業戦略とは何か 2.地域対応の営業活動成功のための条件 3.営業活動の現状を把握する 4.エリア(地域)分析 5.業績向上に向けての課題抽出 6.営業活動の方向性を決める 7.エリア(地域)対応の営業計画立案 8.実績・目標管理 |
参加費:75,600円 講師:小林 隆一 お問い合わせ先:産能マネジメントスクールへ 0120-113644 会場(東京・代官山) |
産能マネジメントスクール
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開講日程 | 第69回 2015年02月05日~06日 |
ねらい |
1.対象業務の分析から作成といったマニュアル作成の一連の手順を学習する |
概要 |
各 業務には必ず何らかの関連があり、担当者の間で共有化されなくてはならない部分が存在しています。また、担当者がいつ変わっても、その業務が滞りなく遂行 されるよう常にマニュアルの整理が必要です。このセミナーでは、各業務の内容や流れなどを分析、整理して文書化し、職場全体の仕事を見える状態にする方法 を学びます。 |
プログラム | 1.時代が求めるマニュアルの役割 2.業務マニュアルのつくり方 3.業務分析で仕事を洗い出す ・業務分析で仕事を細分化し、階層構造で示す ・業務分析2つの視点(大から小へ,小から大で) ・業務体系図で仕事の全体像を体系的に把握 ・機能情報関連図で仕事同士の関連性を把握 4.わかりやすく読みやすいマニュアルの作り方 |
特徴 | ■ 「マニュアルの企画 - 対象業務の分析 - 作成」の一連の手順を習得し、「業務マニュアル」を作成しお持ち帰りいただけるよう講義4割、演習6割の実務重視のプログラム編成で実施しています ■ 国際化時代に対応し、国際的な分析手法WBSを取り入れての業務分析の実務を解説します ■ WBS(Work Breakdown Structure)とは、プロジェクトで実施する作業を細分化し階層構造で示した表のことです |
参加費:75,600円 講師:小林 隆一 お問い合わせ先:産能マネジメントスクールへ 0120-113644 会場(東京・代官山) |
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