スーパー大栄の社長交代 イズミ出身・北山氏就任
北部九州エリアを地盤とする,スーパー大栄(北九州市,福岡証券取引所上場 http://www.superdaiei.com/ )は,4月1日付で社長に親会社イズミ(広島市)出身で常務務取締役営業本部長の北山茂樹氏(59)が昇格し,現社長の中山勝彦氏(74)は代表権のない会長に就くトップ人事を決めた。社長就任後も営業本部長は兼務する。
スーパー大栄は,昨年,イズミと資本・業務提携した。イズミは2014年2月,スーパー大栄の経営立て直しを進めるため,株式公開買い付け(TOB)を実施。持ち株比率を51%にまで高めている。
スーパー大栄は北九州地区ではサンリブ,丸和(旧ユアーズ)と並ぶ先発スーパーだったが,域外からの進出の増加や地場ではハローデイの台頭で業績が低迷,店舗閉鎖を余儀なくされていた。5期連続減収で,単独での生き残りは困難になっていた。
⇒⇒ スーパー大栄 ⇒ 代表取締役および役員の異動に関するお知らせ
http://www.superdaiei.com/pdf/h270323.pdf
⇒⇒ イ ズ ミ ⇒ 8273 東証第一部) ⇒ 資本業務提携に関するお知らせ
http://www.izumi.co.jp/corp/ir/pdf/2014/daiei_gyoumuteikei.pdf
⇒⇒ イ ズ ミ ⇒ 株式会社スーパー大栄普通株式に対する公開買付けの結果及び子会社の異動に関するお知らせ
http://www.izumi.co.jp/corp/ir/pdf/2015/150206ir.pdf
真鶴店(北九州市小倉北区真鶴2丁目)
◆ 株式会社スーパー大栄の企業概要
・ 代表者 代表取締役社長 北山茂樹
・ 本社所在地 北九州市八幡西区中須一丁目 1 番 7 号
・ 設立:1987 年 2 月
・ 主な事業内容:生鮮食品を主体に一般食品、日用雑貨、酒類等を販売する小売業
・ 決算期:3 月
・ 従業員数: 正社員 330 名、臨時従業員(年間平均数、1 日 8 時間換算)600 名
(2013 年 3 月 31 日現在)
・ 店舗数: 34 店(2013 年 9 月 30 日現在)
・ 資本金: 1,667 百万円
・売上高: 23,853 百万円(2013年 3 月期)
┏━┓
┃★┃ イズミ 着々と九州進出
┗━╋…──────────────────────────────
※イズミ HP
イズミ(東証一部上場)は,中国,四国や九州で商業施設「ゆめタウン」(60店)や食品スーパー「ゆめマート」(24店)など合計102店を展開する。同社は昨年2月,JR広島駅北口の再開発地区「二葉の里」に新本社ビルを完成した。地上6階地下1階。延べ床面積は約2万6000平方メートルで投資額は72億円。駅南口の本社を移転している。
同社は現在の大型ショッピングセンター(SC)と食品スーパーに加え,自社の食品スーパーを核に外部の複数専門店を集めた新たな形態での出店にも乗り出している。イズミは,イオン,ヨーカ堂といった全国スーパーとの対抗策として,立地条件や商圏に応じて3業態ですみ分けながら店舗網の拡大を図る。また,店舗網の拡大に対応し,2014年以降をめどに,広島市内に新たな物流センターを設置する。広島県や岡山県など4カ所に点在する物流拠点を集約し効率化を進める。
2014年2月期の下期には,新業態の1号店として「ゆめモール下関(山口県下関市)など8店舗を出店。2014年以降は熊本県,福岡県,広島県を中心に9店舗を出店することが決定している。
イズミは地方食品スーパー(SM)との提携にも力を入れており,熊本県の中堅・(株)西紅を,子会社・ゆめマートを通じ買収している。ニコニコ堂の小型店を継承したゆめマートは,熊本県内では最大手SMの1社に成長した。同社は,イズミの支援で店舗のスクラップ&ビルドを実施,仕入もイズミ経由に切り替え収益力を強化している。
◆イズミ 企業概要
本 社 所 在 地: 広島市東区二葉の里3丁目3番1号
資 本 金:196億1,385万円
設 立:1961年10月27日
従 業 員 数:正社員2,475名
パートタイマー:4,568名(1日8時間換算) 〔2013.2.28現在〕
店 舗 数: 102店舗(エクセル単独店舗14店舗含む)
店 舗 地 域 広島県,岡山県,山口県,島根県,福岡県,佐賀県,大分県,長崎県,熊本県,兵庫県,香川県,徳島県,他
:*☆*:…:*★*:…:*☆*:…:*★*:…:*☆*:…:*★*:…:*☆*:…:*★*:
:::::::::::::::::::::::::::::
![]() |
|
|
◆特集PB戦争 波乱の幕開け-製造者表示が引き起こすメーカー、小売りの地殻変動 ○セブン&アイHD(セブンプレミアム) ・単品に磨きをかけ、ブランド認知が一段と進む ○イオン(トップバリュ) ・多極化ニーズ対応に向け、全ブランドの価値を刷新 ○CGCグループ(CGC商品) ・加盟店のためのビッグ対策に徹し、作って売る体制を確立日本生活協同組合連合会(コープ商... ○ローソン(ローソンセレクト) ・継続的な売り上げ拡大へ300品目の進化に挑む ○ファミリーマート(ファミリーマートコレクション) ・後発のハンデを克服し、独自性追求に軸足を移す ○地場スーパーの商品政策(えひめストアパートナー会) ・地域を守り、育てる製配販連帯の商品開発 ○EC市場(アマゾンVSアスクル) ・商品開発か育成か差別化戦略を競う ◆流通トピックス ・「才津マジック弾切れか」サンドラ連続増益記録がストップ ・小売業界の収益を圧迫する物流費高騰の深刻 ・決算で改めてわかったマック、ワタミ、ゼンショーの惨状 ・コーヒー競争に割って入る第三の波と場所 ・ユニーに夢とロマンを植えつけたネアカ経営者(西川氏)の死去 ◆情報ファイル ・ニトリホールディングス:もっとお客に近づくデコホーム、池袋サンシャインシティ店がオープン ・ハウス食品:在宅介護で伸びる「スマイルケア食」おいしさにこだわった新製品を投入 ・国分:国内最大級3温度帯物流センターを都内で稼働開始 ・日本気象協会:独自の気象情報解析でロス削減への第一歩を踏み出す |
||
国際商業出版 定価 :780円 |
----------
チェーンストアエイジ3月1日号の特集は,「デジタライゼーションの波 小売業IT白書2015」。
少子高齢化・人口減少に伴う市場縮小,ネット通販(EC)の攻勢など,小売業の経営環境は急速に変化してきています。今年から国内小売業大手のオムニチャ ネル戦略も本格化します。一方で,インターネットから得られるデータや会員カードによる顧客データの分析・活用ニーズも高まってきています。
特集では,カメラ専門店のキタムラ,玩具専門店の日本トイザらスのオムニチャネル化,食品スーパーのマルエツ,作業服専門店のワークマンのデータ分析・活 用,百貨店の三越伊勢丹ホールディングスの接客行動データの活用,野菜宅配のらでぃっしゅぼーやのECシフトの取り組みを取材し,小売業のEC戦略,IT 活用の方向を探りました。
また,米国大手小売業のオムニチャネル化の事例として,ウォルマートとウォルグリーンのスマホアプリ戦略を取り上げています。
:*☆*:…:*★*:…:*☆*:…:*★*:…:*☆*:…:*★*:…:*☆*:…:*★*:
:::::::::::::::::::::::::::::
amazon
|
|||||
|
・