幸福の科学オープニングメッセージ集『心の指針』より
『小事と大局観』
人は、明白な外敵に対しては、
命がけで戦うものである。
歯をくいしばり、
渾身の力をふりしぼって、
耐え抜こうとするものである。
しかし、案外と、 身のまわりのささやかな出来事や、
夫婦間の小さな意見のくい違い、
親子間の言葉の切れっ端にムッして、
それが大ゲンカ、大騒動に発展する。
不思議ではあるが、
これも人生の真実の一面である。
疲れている時の一言や、
愚痴や疑いの言葉で、離婚になる夫婦も多い。
あるテレビ・タレントに、
奥さんが熱中して 、「〇〇様」とか唱えるので、
離婚になったケースもあるという。
笑って見逃すだけの度量が欲しいものだ。
象は虎には負けないが、
ネズミや蟻の大軍には弱いらしい。
小事を小事であると割り切り、
常に大局を考える人間でありたいものだ。
『光と影』
情報社会には、
特有の罠がある。
知りすぎた人は、
疑いが多くなる。
長所よりも、
短所の方が目につきはじめる。
そして、彼我の比較なら、苦しみを覚え、
常に自分を責め苛み続ける。
ふと気がつくと、
自分が不幸であることを、
確認している自分がある。
まわりが明るく照らし出されると、
暗い影もくっきりとしてくる。
影だけを取り除こうとしても、
それは無理な相談だ。
光がある限り、
影はでき続けるのだ。
全てが闇に包まれる以外に、
影を消す方法はない。
はたしてあなたは、本当にそれを望むのか。
影を心にとめるな。
光のみを見つめよ。
人の心は、同時に二つのことを思えないのだ。
『一歩を進める』
遠大な未来のことを、
あれこれと取り越し苦労しても、
夜は眠れず、
朝は起きられず、
一日中、悶々として、
身体は重苦しいことだろう。
世間の人々が皆、敵に見え、
自分の無能ぶりや、
性格の悪さを論って、
責め続けているようにも見えるだろう。
確かにあなたが悪いのだ。
あなたは人の好意を無視し、
人の支援を無駄にし、
人の忠告にも、耳を貸さなかった。
自分の不愉快さばかり考えて、
他人の不愉快が理解できなかった。
いつも自分の不調ばかり訴えて、
他の人の迷惑など、考えもしなかったのだ。
あなたは、『奪う愛』に生きていたのだ。
そうと、自覚することもなく。
さあ、あまり考え過ぎるな。
ただ、今日も、一歩を進めよ。
自分が今日、やれることをやるのだ。
政治の意味 ―大川隆法総裁 心の指針146―
信念と忍耐 ―大川隆法総裁 心の指針149―