佇む猫 (2) Dr.ロミと助手のアオの物語

気位の高いロシアンブルー(Dr.ロミ)と、野良出身で粗野な茶白(助手のアオ)の日常。主に擬人化日記。

これまでの画像25 騙されたくて

2019年08月01日 | 主に画像(ロミ)

どのように生きても時間は不可逆的に進んでいく。

猫生は暇つぶし。 

 

オモチャを動かしているのが、のり丸なのは明らかじゃ。
だからオモチャをくわえて、のり丸の前でポトするのじゃ。
 
ウチはいつも騙されたい。
 

後ろにある青いヒモはどう見てもただのヒモじゃ。

のり丸が日によって「ほらミミズの動きだ」「これはボウフラの動きだ」と言うが、違いが判らん。

 

ミミズ捕まえた!本気でキャッチ!

 

日々、捨て身、全力で「猫」をやっているウチ。

 

 室内の物はとっくの昔にすべて把握した…最近、外部に対する好奇心を抑えきれない。

 

 階段の石の感触、川の水の匂い、草の香り、土に潜んでいる虫…どんなものだろう。

 

土手の風景が絵画のように見える日もある。

ウチも大地から四季を感じたい。

 

近所には自由に暮らしている太った猫もいるそうじゃ。

違う世界に住む猫…きっと隣の芝生は青いかもしれん。

だけど未知の世界、新しいものを知りたいと思う。

 

ハーネスの練習も着々と進んどる。

優雅に歩くウチ…のり丸と一緒に移動できる日も近いかの?

 

 

 「いつでもバッチこい~」準備OKじゃ。

…と言いたいが、いざとなったら心臓バクバクでまだ無理。

 

部屋は落ち着くの…ひょろ長のウチ。

そう、本当は環境をあまり変えたくない。

平和が大好き。

 

 

何気なく通り過ぎた一日が、いつかウチを守ってくれるかもしれない。

今日のように眠たいうつらうつらした日が、優しい記憶として。

 

じゃあ、またの。