(写真)最近の世論調査でトップを占め党の支持を取り付けることが期待されている朴さん
韓国の前独裁者朴正煕氏の娘は初めての女性大統領になるために立候補しました。
与党サヌリ党の60歳の朴さんは「国民皆が平等な国を目指す」と約束しています。
彼女の父親は1961年から1979年まで側近の情報長官に暗殺されるまで韓国を統治しました。
李明博大統領は一期限りの任期を来年終えます。
朴さんの父・朴正煕氏の評価は複雑です。
BBCのウイリアム記者によれば、彼は国の経済成長を指導したとして多くの年配の韓国人に称賛される一方、人権侵害の長い記録を持つ軍の独裁者と多くの人に考えられています。
「この国と経済は成長したが生活はよくならず幸せではなかったと人々は言います、」と朴さんはソウルのモールの集会で語りました。
「皆さんが待っている変化を朴槿恵が実現します。」
朴さんは、社会福祉政策を充実させ、核計画を放棄するなら北朝鮮とも交渉すると約束しています。
彼女は現在世論調査でトップを占めていて、8月20日に党の支持をとりつけると予想されます。彼女は2007年に立候補しましたが、党は李氏を推薦しました。
大統領候補でありながら極度に非社交的と言われている未婚の朴さんはソウルの質素な家に住んでいます。
彼女は、母親が1974年に射殺された後の5年間韓国のファースト・レディーを務めました。
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韓国で最初の女性大統領が誕生するでしょうか。
父親が長期の独裁政治を行い母親亡き後の数年はファースト・レディーを務めただけあって、政治家の経験と素質はあるのかもしれません。その割には非社交的で慎ましく暮らしているようで、その点が好感されて世論調査で人気があるのかもしれません。父親の独裁政治を思い出させないように苦労しているのかもしれませんね。
女性大統領が誕生するように日本からも応援したいと思います。実現すれば、この点でも日本は追い抜かれることになりますね。