(写真)米国では成人の3人に1人が肥満です
米国食品医薬品局(FDA)は製薬会社Vivusの新肥満治療薬を承認しました。
FDAは、太り過ぎや肥満、又、少なくとも体重に関する症状がある患者のためにキューネクサ(Qsymia)を承認しました。
FDAが、先月、肥満治療薬Belviqを許可した後の承認です。両承認は13年ぶりのことです。
FDAは、キューネクサを投薬した患者に食事療法の変更と運動量を増やす二つの研究を行って平均6.7% と 8.9%の減量があったと言いました。
しかし、服用によって心拍数が増えるので心臓病のある患者や最近発作を起こした患者には勧められません。
Vivus社は、心臓に及ぼす薬の影響をもっと研究しなければなりません。
胎児に影響があるので、妊婦は服用してはいけないとFDAは言いました。
キューネクサは、すでにFDAが承認しているフェンテルミンとトピラマートの合剤です。この二つの薬は、それぞれ、抗肥満薬と癲癇発作を防ぐ補助薬として市場に出ています。
米国の医者は、アメリカの成人の肥満率が35%に達しているので新減量治療を許可するように保健当局に促しています。
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アメリカでは、抗肥満薬としてフェンテルミンとトピラマートが使われているそうですが、この薬に含まれる成分は、脳に働きかけて食欲を低下させて食べ物の摂取を減らすことで体重を減らすとうメカニズムだそうです。日本ではまだ使用されていませんが、この薬は病的肥満患者用だからその必要もなさそうですね。
アメリカ人に肥満が多いのは食物の摂取量が多過ぎる、しかも油っぽいものの量がすごく多いのです。私の摂取量の3倍は多いと思いました。米政府は、ミシェル婦人を先頭に学校給食や普段の食事から脂肪食を減らし野菜を多く食べるように奨励していますが、この方が薬より余程健康的でお勧めですね。