(写真)ドイツで訓練を受けるスペイン人
ドイツは、スペインの若者にドイツ式の職業訓練制度を立ち上げてスペインを支援すると言っています。債務危機のためにスペインの若者の半分が失業しています。
スペインのワート教育相は、木曜日に、シュトットガルトで、ドイツの教育相と、より多くのスペイン人にドイツの会社で実地訓練をするとする合意書に署名しました。
スペインの若者の失業率はEUで最も高い52%です。
ワート氏は、スペインはドイツ人から技術向上の最良の方法を学ぶべきだと言いました。
「ドイツにこの仕事の訓練探検隊のシェパードになってもらいたい、」と彼はドイツのフランクフルター・アルチマイネ紙に語りました。
「スペインには150万人の大学生がいますが、職業訓練性はわずか270,000人しかいません。学生は実体験より理論を多く学んでいます。多くの学生が外国語を話せません。」と言いました。
教育相は、ドイツのシャヴァン教育相と一緒にシュトットガルトの近くのエスリンゲンの研修生のためのダイムラー作業場を見学しました。
教室の学習に多くの実地訓練を取り入れているドイツの二元的な教育制度はヨーロッパで広く称賛されていて、ドイツの輸出の成功の主要な要因と考えられています。
シャヴァン氏は、ドイツはスペインと教育交流を広めスペインが独自の二元的な制度を発展させる手伝いをしたいと言いました。スペインで営業しているドイツの会社はもっと多くのスペインの若者を雇って訓練するよう奨励されるでしょう。
ドイツの若者の失業率はEUの他国よりはるかに低い7.9%です。
シャヴァン氏は、「ここには仕事も訓練制度もあります。スペインの若者はすでにドイツで仕事を見つけることができます。」とロイター・テレビに語りました。
しかし、彼女は、「他のアプローチもあります。スペインやまだ職業訓練をしていない国では、それを導入する必要があり、会社はそれを導入する確信が必要です。」と言いました。
しかし、ドイツの地方労働関係筋はそれを疑う声を上げました。
野党社会党(SPD)の議員は、ドイツにも失業者を訓練する施設が極度に少ない地域があると言いました。
ドイツのARDニュースによれば、彼は、多くの実習生が訓練されていない仕事に就かなければならないし、EU内での技術事業は若者の失業の解決にはならないと言いました。
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EUの優等生と言われているドイツは、スペインの若者に技術指導をする制度を考えているようですが、ドイツ国内にも就職の問題はまだ多いという反発もあるようです。スペインよりもはるかに低いドイツの7.9%の失業率は,それでも決して低くはないと思います。まず、自国の失業率をもっと少なくしなければ、ドイツ人のスペイン人に対する感情が悪化するかもしれません。
でも、スペインでは緊縮財政に反発する大規模ストが頻発しているのでドイツの支援はありがたいでしょうね。