第二次大戦中に収容所に抑留されていた日系アメリカ人の市民権回復に寄与したことに対して3人のアメリカ人が表彰されました。
日系アメリカ人の市民団体が前コロラド州知事ラルフ・カー氏の功績を称える賞を作りました。カー氏は、1941年の日本の真珠湾攻撃の後の米政府による日系アメリカ人の抑留に公然と反対しました。
授賞式は、金曜日に、日本大使公邸で行われました。
故ロナルド・レーガン大統領は、1988年に市民的自由の権利法を制定したことで死後賞を受けました。
法制定により、拘留された60,000人の日系アメリカ人が賠償金として1人20,000ドルを受け取りました。
他の2人の受賞者は、ジム・ライト元下院議長とノーマン・ミネタ元下院議員補佐官です。
90才のライト氏は、「正しい事を行なっただけだ。間違いを自ら認めその間違いによって被害を受けた人全てに保障を行なっている米国は偉大な国だ。」と言いました。
日系アメリカ人の市民団体は、今後も日系アメリカ人社会を支援してくれる全ての人にこの賞を贈る予定です。
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どの国にも抑圧された外国人の歴史があります。日米開戦により日系アメリカ人も敵国人として抑圧的に扱われました。でも、勇気ある政治家によって彼らの人権が回復され補償もされました。そういう日系アメリカ人社会に協力や支援をしてくれる人に感謝の賞を与える制度が彼らにより設立されたという嬉しいニュースでした。