まるこの「時事和訳ブログ」

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スペインの山火事:カタロニアで4人死亡

2012-07-23 | Weblog

(写真)消防士が消火しているポルトボウからの映像

スペイン北東部カタロニア地方の燃え盛る森林火災で死者が4人になりました。

フィゲレスからピレネー山脈の南ラ・ジョンクエラまでの主要道路の片側の大部分が影響を受けています。

大やけどを負った64才のフランス人男性は月曜日に死亡しました。

その前はフランス人が炎から逃げようとしてフランスとの国境近くの海で溺死しました。別のフランス人の75才の男性はフィゲレスの近くのリェラスで心臓発作が起きて死亡しました。

火災の煙はバルセロナ地域にも及んでいるとスペインのメディアが報じています。

およそ20人が火災から逃げていて怪我をしました。多くの消防士が派遣され、毎時90キロの強風で煽られている炎と闘っています。

およそ1,300人が、エンポルダ地方の自宅から避難してスポーツ・ホールや社交クラブで夜を過ごしました。

しかし、フィゲレスからラ・ジョンクエラまでの高速道路AP-7の交通は再開されフランスまでの北方主要鉄道も再開しました。

風向きが変わって炎が西方の森林地域のAlta Garrotxa地区に向かう心配があります。入り込めない部分がある地域です。炎の西側は消火がより困難です。

政府は、17地域の人々に室内に居るように促しました。

およそ 9,000ヘクタール全域が焼けました。

日曜日に60才のフランス人男性と15才の娘がポルトボウの近くの主要海岸道路の炎から逃げていて崖から落ちて死亡したとスペインのメディアが伝えました。

火事に見舞われた他の数人も逃げていて重傷を負いました。今はポルトボウ付近鎮火しています。

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 映像ではものすごい火事のようです。 空気が乾燥しているのでしょうか。少し前はアメリカの広い地域で山火事が起こってかなり長い間続いていましたが今は干ばつで農業が大被害を受けています。間もなく始まるオリンピックの英国は雨が多く気温が低いようです。我が国でも九州の大雨。中国でも大雨と干ばつ。今年は異常気象が激しいようです。 日本もこの次は?     

    ↓燃え盛る映像

    http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-18950061


ロシア:物議を醸しているNGO法案が成立

2012-07-21 | Weblog

(写真)批評家はファシスト国家への一歩だと不安視しています

 プーチン大統領は、政治活動に関与する外資系非政府グループ(NGO)を〝外国のスパイ″として登録するとする物議を醸している法案に署名しました。

政府は、外国からの国政への干渉の試みを防ぎロシアを守るために法律が必要だと言っています。

しかし、評論家達は政府が異論を封じるために法案を利用するつもりだと思っています。

彼らは、法案はNGOが不正投票や他の乱用を非難させないようにすることが目的だと言います。

法律は、全ての影響を受けるNGOによって生み出される人物の中に負のソビエト時代の含蓄のある 「外国のスパイ」という言葉が含まれるとしています。

そのようなNGOは、財務監査を受けて活動に関する年に2回の報告書を提出しなければならなくなるでしょう。

法律が遵守されない場合は重い罰金刑又は2年の実刑を受けることになります。

法案を提案したプーチン氏の統一ロシア党は、外国の政府が政治的な変化をもたらすためにロシアのNGOを利用していると主張しています。

法律は、独立選挙監視団ゴロスや人権団体アムネスティー・インターナショナルや腐敗防止グループのトランスペアレンシー・ インターナショナルの仕事に深刻な脅威になるだろうと批判家は言っています。

米国国務省は新法律に〝深い懸念″を表明しましたが、ロシア政府は〝完全な干渉″だと即座に非難しました。

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プーチン氏は次々と反政府勢力を紛糾する方法を考えているようです。今度は外国系のNGOをスパイ扱いにするという法律を作りました。まさしくソ連時代に舞い戻っていますね。でも、彼は「ロシアを民主国家にする」と演説していましたよ。?????


肥満治療薬「キューネクサ」(Qsymia)が米国で承認される

2012-07-18 | Weblog

(写真)米国では成人の3人に1人が肥満です

米国食品医薬品局(FDA)は製薬会社Vivusの新肥満治療薬を承認しました。

FDAは、太り過ぎや肥満、又、少なくとも体重に関する症状がある患者のためにキューネクサ(Qsymia)を承認しました。

FDAが、先月、肥満治療薬Belviqを許可した後の承認です。両承認は13年ぶりのことです。

FDAは、キューネクサを投薬した患者に食事療法の変更と運動量を増やす二つの研究を行って平均6.7% と 8.9%の減量があったと言いました。

しかし、服用によって心拍数が増えるので心臓病のある患者や最近発作を起こした患者には勧められません。

Vivus社は、心臓に及ぼす薬の影響をもっと研究しなければなりません。

胎児に影響があるので、妊婦は服用してはいけないとFDAは言いました。

キューネクサは、すでにFDAが承認しているフェンテルミンとトピラマートの合剤です。この二つの薬は、それぞれ、抗肥満薬と癲癇発作を防ぐ補助薬として市場に出ています。

米国の医者は、アメリカの成人の肥満率が35%に達しているので新減量治療を許可するように保健当局に促しています。

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アメリカでは、抗肥満薬としてフェンテルミンとトピラマートが使われているそうですが、この薬に含まれる成分は、脳に働きかけて食欲を低下させて食べ物の摂取を減らすことで体重を減らすとうメカニズムだそうです。日本ではまだ使用されていませんが、この薬は病的肥満患者用だからその必要もなさそうですね。

 アメリカ人に肥満が多いのは食物の摂取量が多過ぎる、しかも油っぽいものの量がすごく多いのです。私の摂取量の3倍は多いと思いました。米政府は、ミシェル婦人を先頭に学校給食や普段の食事から脂肪食を減らし野菜を多く食べるように奨励していますが、この方が薬より余程健康的でお勧めですね。


イスタンブールの42階建てのビルが大火事

2012-07-17 | Weblog

(写真)燃えるポラット・タワー

トルコのイスタンブール中央にある42階建てのビルが大火事になりました。

テレビの影像では、ポラット・タワー・ビルが黒い厚い煙の柱に飲み込まれ瓦礫の破片が地上に落ちています。

消防士がヘリコプターから消火に当たり炎を鎮静化しました。原因は調査中です。

店やアパートやオフィスが入っているビルの中に怪我人はいない、多くの人が無事に避難したと役人が言いました。

それより早く、トルコのアナトリア・ニュース局は、ビルの中にいる多くの人が緊張していたと報じました。

イスタンブールのムツル知事が欠陥エアコンディショナーが火災を引き起こしたかもしれないと語った言葉が引用されました。

AP通信によると、市長のサリガル氏はポラット・タワーの中は被害を受けていないと言いました。

「ビルの消火システムが自動的に作動しました。そうでなければ大災害になっていたでしょう。」と市長はつけ加えました。

ビル周辺の道路は安全を理由に閉鎖されています。

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今日はイスタンブールの高層ビルの火災のニュースです。福岡市の人工島にも42階建てのビルが3棟くっついている所があるので他人事ではありません。日々高層ビルが増えていく昨今火事対策は取られているのかと疑問を持ちながら眺めています。

  ↓記事の映像

  http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-18867266


アレクサンドリア:エジプトのビルが崩壊して死者が出る

2012-07-16 | Weblog

 

(写真)崩壊したビル

エジプトで2番目の都市アレクサンドリアで新築の11階建ての集合アパートが崩壊して少なくとも10人が死亡したことを役人が確認しました。

瓦礫の下の生存者を探している救助隊は10人の死者を見つけ、5人を無事に救助したと保健相が言いました。

崩壊は近くの3棟のビルも崩壊させました。

エジプトではビルの崩壊は珍しいことではありません。建築基準がしばしば無視されるからです。

建物の施工品質が悪かったのだと居住者は言いました。

「このビルの建設基準は11階向けのものではない」と隣人のアフマドさんがAP通信に語りました。

「最近、ビルでひび割れの音が聞こえていて、突然崩壊しました。」

アレクサンドリアでは2008年にアパートのビルが崩壊して少なくとも12人が死亡しました。2007には同じ市で似たような崩壊で33人が死亡しました。

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エジプトに行った時、レンガ造りの家が多くなかには屋根がないものも多い事に気づきました。さすが太陽の国だな、屋根は不要なのかな…と。それにしても、11階のビルが突然崩壊して近くのビルも巻き添えするなんて怖いですね。